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これから流行るのはオフショア開発ではなく、グローバル開発

今回の記事は、オフシュア開発ではなく、これから流行るグローバル開発について話していきたいと思います。

2つの開発形態

まず、グローバル開発は何かと言いますと、国境の壁を超え、世界中の優秀な人材を集め、チームを作って開発をしていくことになります。

それ以外にどのような開発があるのか、どのようなチーム作りがあるのか整理しておきます。まず、基礎的なやり方としては日本人を 1 つのオフィスに集めて自社で開発を行うというやり方があります。次に、ニアショア開発というものがあります。これは主に日本の地方に開発を依頼して、一緒に仕事をしていくというやり方です。つまり、日本国内の別拠点で一緒に仕事をしていくというのがニアショア開発です。最後に、オフショア開発は海外に仕事を依頼して、海外人材と一緒に仕事をするというものになります。
オフショアとは、そもそも海外全ての国を指しているが、現状のオフショア開発は、1 つの国のみでチームを作って開発しているということが現状となっています。弊社ではそのような実態と差別化するためにグローバル開発を行っています。グローバル開発は、 1 つの国によらず、様々な国の人材を集め、グローバル規模で開発をしていくということになります。例えば、ベトナム人が 1人、フィリピン人が 1人、インド人が 2人、タイ人が 1人というように、国籍が多様なチームを組んで開発をしていくというやり方になります。

なぜグローバル開発か?

オフショア開発の目的は優秀な人材の獲得です。しかし、現状一国のみでの開発が進められているのは歴史が関係しています。オフショア開発には長い歴史があり、元来は海外で法人を作って採用しなければならないという理由がありました。ですので、当時はコスト的に様々な国に展開するということが実質不可能だったため、 1 つの国でオフショア開発を行っていました。しかし、現代では法人を作らなくても人材の採用ができる環境が整っているので、優秀な人材を獲得するという大目的があれば、1 つの国にこだわる必要は全くありません。逆に、1 つの国でのオフショア開発は人材の採用範囲を限定させています。自社でオフショア開発をやる場合や海外人材を雇う場合は英語が必須になってきますので、その際に 1 つの国に固執する必要は全くありません。理由もなく採用範囲を狭めるのは、単純な機会損失です。
以上から、グローバルチームを作っておくと、各々の国のリスクを抑えることができ、さらには人材採用の幅が同等のコストで大きく広がります。例えば、ベトナムでは現在日本企業や他の国の企業が多く参入していて、賃金が一層上昇しています。アジア全体として賃金は上昇傾向にありますが、全てのアジアの国に当てはまるわけではありません。ですのでベトナムの賃金が上がっているとしたら、次の人材採用はベトナム以外の国で行うなど、柔軟に変更できることがグローバル開発のメリットです。

状況は変わっているので、これからは 1 つの国にこだわらず、グローバルな開発チームを作っていくということに多くの企業や人が気づき始め、変化していきます。そして、弊社はそのグローバルチームを作って開発をすることを推進しています。

まとめ

オフショア開発に比べて、グローバル開発はその国で発生しうる様々なリスクを受けにくいという利点を持った開発依頼方法だと言えます。海外人材を確保する際に一つの国から採用する必要がなくなった今、多くの企業がグローバル開発に切り替えることと予想されます。


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