草野球してたら人だかり!?中国のスポーツ文化について
中国の国技と言えば卓球とバドミントンが有名ですね。他にも国際代表チームで強いのは体操や陸上競技、水泳などがありますが、庶民レベルで人気のスポーツはバスケとサッカーではないでしょうか。
こちらのコラムがとても分かりやすくまとまっていましたので参考まで。
テレビ視聴率では、バスケが圧倒的で次いでサッカーが人気。
実際、観るだけではなくてバスケやサッカーは庶民のスポーツ娯楽としても浸透していて、公園や学校にはバスケットボールコートがある場所が多く、最近では貴州省のNBAならぬ村B Aが大人気というニュースもあり、アマチュアリーグも大人気となっているようです。
サッカーも同様でバスケほどでないにしろ、運動場でやってる光景はよく見ます。
中国は卓球やバドミントンは鬼神の如く強いのになぜバスケやサッカーのプロはイマイチなのか?というのはよく言われる事ですが、中国人の気質的に個人競技の方が団体競技より向いてるという説や、卓球や武術などは国家育成プロジェクトとしてエリート教育が重点的になされているが、バスケやサッカーはまだそういうフェーズにはないという説など色々聞きますが、私も専門家ではないので実際のところはわかりません。
ただ一つ言えるのは、日本の場合、子供や親の自由意志でクラブチームに入ったり、スポーツ系の部活動に熱中したりもしますが、中国の学校生活は基本学業優先。(妻曰くバドミントンやバスケは学校でもやっていた記憶はあるようですが)部活も日本のように当たり前にみんな入るとかではもちろんなく、そもそも存在しない学校がほとんどかと思うので、育成環境としては限られたエリート以外中々難しいというのはあるかもしれませんね…
妻の小中高の記憶もほとんど勉強づくめだったそうです。超過酷な大学受験(高考)に向けて、親も学校も必死なのでしょう。
ちなみに中国ではマイナースポーツの部類に入るのが野球。野球は中国語で棒球と言いますが、存在は知っていても試合すら見た事ないみたいな人も結構多いかと思います。私は中学校まで野球部だったので、一度日本人の野球好きで集まって、北京大学のキャンパス内にある広場で野球の試合をしたことがありました。
するとどうでしょう。北京大学の学生がみるみる人だかりを作り、俺にもやらせてくれ!という志願者も殺到。北京大学の中でもユニフォームを着て運動場で野球をしている人たちを見かけたので野球自体知らないわけではないと思いますが、いわゆる村B A的な素人がバットやグローブを持って草野球をしてる光景が新鮮だったのかもしれませんね。
ちなみに前回のワールドカップを妻と一緒に家で観戦していたのですが、妻はサッカーのルールをほぼ知らず、最後までオフサイドを理解できずじまいでしたが、決勝でメッシがゴールを決めた際には感動で涙し絶叫しておりました。
スポーツの力ってやっぱり偉大ですね。
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