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音楽を仕事にするということ。

あなたが音楽家なら、その大変さは身にしみて感じているでしょう。
あなたが音大生なら、その大変さを周りの大人から擦り込まれていることでしょう。
あなたが受験生なら、その夢に向かって受験をパスできるように頑張っているでしょう。

音楽を仕事にするということについてはすでに様々な場所で様々な議論がされています。どこでも耳にするのは、音楽を楽しみたいなら趣味でやりなさい、という意見。本当にそうでしょうか。音楽家で音楽が楽しい人って本当にいないんでしょうか。

なんのために音楽をしているのか考えよう。
もしあなたが有名になりたいのなら、音楽じゃなくてよくない?
もしあなたから音楽を取ったら何も残らないのなら、残るものをつくろう。
もしあなたがお金持ちになりたいのなら、再現性の高いビジネスを始めよう。

音楽でなければいけない理由がないのであれば、趣味の枠を超えない音楽との接し方を心がけよう。

私ごとですが、小学6年生の時に作文を書きました。「音楽は世界共通語です」と書きました。ありきたりなフレーズですが、今でも身にしみて感じます。
音楽は多くの人に感情を伝える手段としてはもしかしたら最適なのかもしれない。
もしくはスポーツでしょうか。

あなたが音楽で成し遂げたいことは、仕事として成り立つでしょうか?
単に自分のエゴで物事を伝えたいとかでは、なかなか消費者はお金を分けてはくれません。
学問としての音楽を研究することは、はたしてどのくらいの人々が求めているのでしょうか。

ここら辺であなたの音楽が仕事になる確率はかなり低くなってきました(笑)

ここで音楽を仕事にしている人は二手に分かれると思います。
一方は成し遂げたいことの手段が音楽で消費者がその手段にお金を払ってくれている人。他方は消費者の求める音楽の中で生きる人。

音大卒業生には後者の音楽家がたくさんいます。つまり消費者主体の音楽家。顧客が求めているサービスを超えることはないので、音楽家としての価値が上がって行きません。上がるどころか毎年5000人の音大卒業生がいて業界は飽和しています。

もうお気づきかと思いますが、音楽を楽しみたいなら趣味でやりなさい、という意見を出している人たちの大半はここに属する音楽家たち。全くその通りですし、言われた仕事をこなせばいいだけの現場作業員なので、特にリスクもなく趣味にもならない音楽で生活をしています。音楽家にはここに属する人がほとんどです。

では前者にあげた、成し遂げたいことの手段が音楽で消費者がその手段にお金を払ってくれている人はどうでしょう。
成し遂げたいことのためにやっている音楽に価値が生まれ、それによって生活をしながら成し遂げたいことにむかって人生を歩んでいくスタイルです。
僕が思うに、これができたら音楽が楽しくないわけがありません。一時的な苦労はあってもそれは成し遂げたいことのためにやっている。
「それができないから大変なんだよ」という声が今にも聞こえて来そうですが、それもその通りだと思います。でもそう思う人がこの競争から勝手に降りていく、そんな状況があることも事実です。

ある人が言っていました。
「やりたいことがあるならそれで食っていける方法を考えろ。成功する作戦を考え続けろ。作戦が確信に変わったなら、成功するまでやり続けろ。」
その通りだと思いました。
僕は夢を追いかけている途中ですが、その中でクリアできた目標もいくつかあったりもします。目標に見合った知識と戦略があれば必ず成功するんだなあと薄々感じています。

JAMCAの夢は、音大生が夢を持って音楽をすること。
そのためにJAMCAがしなければいけないことは、仕事にしても楽しいと思えるような音楽が生まれる環境を作ること。

文章はまとまっていないのですが、僕も夢を追いかけているところで先の見えない人生を歩んでいるのです。その夢をJAMCAのメンバーと追いかけられていることを幸せに感じますし、さらに頑張ろうと毎日身が引き締まる思いです。
そんな僕たちを応援してくれたら嬉しいですし、ちょっと興味あったらイベントに来て欲しいですし、JAMCAの各SNSをフォローするのはもうワンクリックでできますので是非してくれたらなって思います。
また、音楽の道を志している人はぜひその夢に向かって一緒に頑張りたいなと思います。

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