Jah,my name | 絵本 / 原作

絵本原作書いています。 twitter @jah_my_name 第4回絵本出版賞スト…

Jah,my name | 絵本 / 原作

絵本原作書いています。 twitter @jah_my_name 第4回絵本出版賞ストーリー部門にて奨励賞受賞「龍と二つの湖」 http://ehonpub.com/kekka04/ #西野亮廣エンタメ研究所

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龍と二つの湖

むかーしむかし、あるところに二つの大きな湖がありました。ひとつは龍悲湖(りゅうひこ)、もうひとつは龍嬉湖(りゅうきこ)と呼ばれていました。   その二つの湖には、  「悲しい事があれば龍悲湖の水で涙を洗い、嬉しいことがあれば龍嬉湖の水を飲めば幸せが一生続く」   という言い伝えがありました。そこに住む村人たちは、言い伝えを信じ、守ることによって、とてもとても幸せに暮らしていました。   その二つの湖ができる前、その場所には一匹の龍がいました。その龍は村人たちの願いを叶え

    • 物語の魅力的なセリフ

      物語に必要不可欠なのがセリフです。 言わずもがな、これはジャンルを問わず必要なものです。これがないと始まらない。当たり前のことですが。 このセリフの良し悪しが作品の質を左右すると言っても過言ではないと思っています。 でも、なかなか魅力的なセリフを書くのはむずかしい。 では、どうすれば魅力的なセリフになるのか?それは、 言いたいことの周りの言葉を書く ということです。 なにそれ?ってなると思うのですが、自分の経験から話します。 物語を書くことを始めた当初、自分の

      • 物語はキャラ?

        物語には当然のことながらキャラクターが必要です。主人公がいて、サブがいて、ライバルがいて。 最初のうちは色んなキャラが書けると思います。しかし、ある程度書くと途端に書けなくなります。あれだけ書けてたのにって。 単純に自分の中にあったストックがなくなってしまったためだと思います。 キャラ作りのためにインプットをたくさんしても追い付かずってなります。 教則本を読むと、キャラを立てるだとか、キャラの履歴書を作るだとかいろいろ書いているのですが、どうもしっくりこないんです。

        • 物語は天・地・人

          物語は天地人で書く。 天は時間 地は環境や状況 人は単純に人 天と人は普通に書けば普通に生まれるものなので誰でも書けるのですが、重要なのは地(環境や状況)です。書いた物語が面白くならないのはこの地の描きかたが足りないからなのです。 私がそうだったのですが、初心者は地をほとんど書いていません。主人公がいてその主人公が能動的に行動を起こしている。これでは読み手に感動を与えることはできません。 簡単に例をあげてみます。 主人公がいて転校生が入ってきます。主人公は転校生が好

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          物語を書くうえで

          前回前々回に、物語のテーマは 「本当の自分に戻る旅」である。 その下の階層に、 「虐げられる者の叫び」 が必要であることをお話しました。 今回は、じゃあ、どのようにしてこれらを自身の書く物語に落としこむのか?を書いていきます。 まず、必要なのは設定です。異世界、SF、時代劇、アクション、ホラー書きたいジャンルは人それぞれ持っているかと思います。しかし、そのジャンルに挑む前にやることがあります。 まず、今現在ご自身の身の回りに虐げるものと虐げられる者の構図を探すことで

          物語を書くために

          前回のnoteでお話した、 物語のテーマはひとつだけ 本当の自分を探す旅 ということをお話しました。 加えて、これだけでは書けませんともお話して、じゃあ書くためにはどうすればいいか?ということを今回から書いていきたいと思います。 物語を書くために、一番の大前提は、主人公にこの旅をさせることですが、その下の階層があって、そこに置くべきものがあります。それは何かというと、 物語とは、 虐げられる者の叫び です。 これは、テーマがあって、設定があっての設定の部分に関

          物語を書くために

          物語を書く

          物語を書いていくと、ある日突然書けなくなるものです。最初のうちは頭にあったものを吐き出せば簡単に書けますが、吐き出しきると、それは突然です。書けなくなります。 書けなくなる理由は以下のおおむね3つです。 1.あきた 2.才能がないとあきらめた 3.書くべきテーマがなくなった 1.はしょうがないですね、あきちゃったんなら続ける必要はないですし、テーマを考えて、設定を考えて、キャラを作り込んで、ってめんどくさいですもんね。 2.は別途あらためて書きたいのですが、自分は才能があ

          セルフコンパッションのすすめ

          セルフコンパッション 知ってる人は知ってるだろうけどまだあまり一般的でない言葉だと思う。 youtubeのDaiGoさんはよくこの言葉を発信されているから知ってる人も多いかと思う。あとnoteにも記事を書かれてる方もいてこれから先の未来では必要な考え方だと思う。 ものすごく簡単にいうと自己肯定感を高めましょう、ということ。 self(自己)compassion(思いやり、慈悲) 具体的に何をするのかというと、たとえば仕事で失敗したときなんかには自分を責めるじゃない?

          セルフコンパッションのすすめ

          忍びの教え⑤-2 オススメ漫画、ってかオススメ原作者

          ⑤-1では、忍びの説明で興にのってしまい本題のオススメ原作者に入れずじまいにしたため続きを書くね。 まず、僕がオススメする漫画は、 「春がきた」原作小池一夫 絵小島剛夕 この漫画、ほとんどの人は知らないと思うんだけど、メチャクチャおもしろいの 春が来た 1 石割桜の巻【一】 https://www.amazon.co.jp/dp/B00HFL1N7Q/ref=cm_sw_r_u_apa_JCWCTSADDFJ3XD3APP1H ざっくり説明すると、定年後の同心と仕え

          忍びの教え⑤-2 オススメ漫画、ってかオススメ原作者

          忍びの教え⑤-1 オススメ漫画!ってかオススメ原作者

          忍び好きの方は絶対に読んでほしい漫画があるの、今回はその紹介。たぶん誰も知らない漫画、でも、メチャクチャ面白い漫画。 はじめに、忍びについてちょっと説明させてもらうね。 誰もが想像する忍びって、おそらく、いわゆる忍者って呼ばれるものだと思う。えっ?一緒でしょ?って思ったかもだけど違うの。 忍者って単語は、実は最近の言葉で、最近といっても古いけど戦後、映画や小説などで使われ始めた言葉なの。 なので、忍びのほうが歴史が古い。一番古くは聖徳太子がはじめて「しのび(漢字ムズい

          忍びの教え⑤-1 オススメ漫画!ってかオススメ原作者

          ポンコツのバケちゃん

          ポンコツおばけの バケちゃんは いつも しっぱいばかりする にんげん おどかすつもりでも じぶんが びっくりするばかり なかまのおばけは こういうの ポンコツおばけのバケちゃんだ!にっげろー! バケちゃん いつもひとりきり バケちゃんじょうずに おどかしたい みんなとおなじに おどかしたい でもなぜか うまくいかないの きっと こころがやさしいの おばけとにんげん なかわるい おばけが にんげんおどかすと なかまのおばけに ほめられる にんげん おどかせられないと

          ポンコツのバケちゃん

          マニマニマーニー

          ちきゅうのまんなか あついくに そのなか ちいさなまちのなか みんな あつくてしにそうで はたらくとこなど ありゃしない マーニー マニーがひつようで しごとがなくて こまってた かあさん くすりがひつようで かあさんおもいの マーニーは しこたましこたま かんがえた マニーをかせぐ ほうほうを かんがえたけど でてこない やけをおこした マーニーは おうちをとびだし いっちょくせん むかったさきは ぎんこうで ごうとうするき まんまんで ドカンとドアを けやぶった

          マニマニマーニー

          忍びの教え④ 老いてこそますますその真価を発揮する

          老いるということにどのようなイメージかな?きっとあまり良いイメージを持つ人は少ないんじゃないかな? 老いる、というと力を失っていくイメージよね。体力が衰えたり、体に不調や持病を持ったり、精神的にも追い込まれたりと現代の社会においては負のイメージがつきまとうじゃないかな? 逆に、若いということが何事にも優位性があって老いた人たちから見れば、憧れのような想いを持っているのではないかな?あー俺も昔はよかったなーとか思ってるんじゃないだろうか? 忍びの教えは違うのね、忍びの教え

          忍びの教え④ 老いてこそますますその真価を発揮する

          コンフォートゾーンを抜けろ!

          人って自分の体だけが自分自身だと思いがちなんだけど、ほんとは違うのね、周りの環境、関わる人や行く場所や、それらを含めた全部で自分というものが成り立っているの。それらすべてが自分なの。 なので、周りの環境、関わる人、行く場所、などが良い環境でなければ自分の方向性は絶対に良くはならない。 コンフォートゾーン っていうのは、普段自分がいる場所のことね、ここにいて同じことを定量的に行っていれば、最低限生命維持には問題がないと判断される範囲のこと。メンタル維持のために行う行動もし

          コンフォートゾーンを抜けろ!

          見えないものを信じなさい

          「見えないものを信じなさい」 ゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる氏が言った言葉。数々の妖怪を産み出してきた氏らしい言葉。この言葉にはマジックがある。 2015年、氏は亡くなられていて、この言葉の真意は分からない。それを語っている記事などもおそらくないと思われる。 僕はこう考える。 日常を送っていると、目にみえるものだけ追いかけ追われてることに気づく。それはそれでやむ無しではある。ただ、それだけの世界でほんとに満たされるのだろうか? 氏の解は、この世界は目に見えるものだけ

          見えないものを信じなさい

          それもきっとしあわせ

          「それもきっとしあわせ」 何年前だろう、数年前鈴木あみさんが発表された歌。 僕はへこんだとき、よくこの歌を聞いている。 ひさびさに聞いてみたらやっぱり良い歌ね。知らない人は是非聞いてみて。癒される。 僕がへこむとき、それは、こんなことやってて何かになるんだろうか?何も進んでないじゃんか!と思う時期が続くとき。だんだんとへこんでくる。 note、物語、創作、何も目にみえる成果が生まれないときもある。だんだんとそういったものからも遠ざかり、あーあ、ってなる。 そんなとき

          それもきっとしあわせ