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忍びの教え⑤-1 オススメ漫画!ってかオススメ原作者

忍び好きの方は絶対に読んでほしい漫画があるの、今回はその紹介。たぶん誰も知らない漫画、でも、メチャクチャ面白い漫画。

はじめに、忍びについてちょっと説明させてもらうね。

誰もが想像する忍びって、おそらく、いわゆる忍者って呼ばれるものだと思う。えっ?一緒でしょ?って思ったかもだけど違うの。

忍者って単語は、実は最近の言葉で、最近といっても古いけど戦後、映画や小説などで使われ始めた言葉なの。

なので、忍びのほうが歴史が古い。一番古くは聖徳太子がはじめて「しのび(漢字ムズい)」という言葉を使ったと言われてる。

現代で想像される忍びは、黒装束に手裏剣で煙幕でドロンみたいな感じだと思うけど、ほんとは違うのね、だって昼間に黒装束着て戦ってたら、すぐにあいつだ!ってバレるじゃない?だからほとんど着なかったし、手裏剣スパスパなんてもってのほかで、手裏剣って鉄製で当時は高価だったのね、だから投げてポイっなんてできなかった、命中率もさほど高くなかったし。このように今のイメージとは違ったもの、実際はね、ものすごく悲しくせつない姿がそこにはあるの。

忍びが重宝されたのは、もちろん戦国時代。おもな任務は敵陣に忍び込み、敵の情報を盗んでくること。いわゆるスパイね。だから、目立ってはいけない。
(この辺は僕のnoteに書いているので過去noteを見てもらえるとありがたい)

で、ここからなんだけども、関ヶ原の戦い以降天下泰平の世の中になるよね、その後ほんとに大きないくさが終わるのは、徳川家vs豊臣家の大坂夏の陣。これ以降は大きないくさはなかったの。

いくさがなくなったら、それを生業にしていた忍びたちはどうなるのか?大量リストラされたの。当たり前よね仕事がないんだもん。リストラされた忍びたちは、一部は大道芸をしたり、一部は盗賊になったりして生きながらえた。

僕は想像するんだよね。今までいくさで生計を立てるすべしか知らない忍びは世間に馴染もうとしてもなかなか馴染めなかったんじゃないかなって、馴染める人もいれば馴染めなかった人も当然いただろうし、馴染めない人は世の中を恨み、自ら命をたった人もいるんだろうなって。また戦乱の世を待ちわびた忍びも多くいただろうなって。

江戸時代に入るとスパッと今の時代劇みたいになるんじゃなくって、江戸時代の初期の初期は戦後の混乱が続いていたはずなんだよね。その姿が真の忍びの姿だと思う。

僕は、この発想で江戸初期の忍びの姿を物語にして、シナリオコンクールで佳作を頂いたことがあるの。

でね、前置きが長くなっちゃったけど、これと同じ発想をした漫画があるの、これを紹介したいのね。

「春がきた」原作小池一夫 絵小島鋼夕

これねー、メチャクチャおもしろい!ちょっとエロがドギツイので女性には向かないと思うけどサイっコーにおもしろい。

いろいろ原作の小池一夫氏について語りたいのだけれども、すっごい眠くなってきちゃった。⑤-2で!また会いましょう。

忍びの話になるとついつい熱が入ってしまって、本題に入れず、、、




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