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忍びの教え⑤-2 オススメ漫画、ってかオススメ原作者

⑤-1では、忍びの説明で興にのってしまい本題のオススメ原作者に入れずじまいにしたため続きを書くね。

まず、僕がオススメする漫画は、

「春がきた」原作小池一夫 絵小島剛夕

この漫画、ほとんどの人は知らないと思うんだけど、メチャクチャおもしろいの

春が来た 1 石割桜の巻【一】 https://www.amazon.co.jp/dp/B00HFL1N7Q/ref=cm_sw_r_u_apa_JCWCTSADDFJ3XD3APP1H

ざっくり説明すると、定年後の同心と仕える主人を亡くし職を失った忍びが出会いラブホテルを始める、と言う話。時代劇だよ!発想がブッ飛んでる。

もちろん、話はラブホテルに留まらず、人の世の地獄に身をおかざるを得ないような人々を、地の底から救いあげるような話の数々が全10巻で繰り広げられる。特に、中盤からあることがきっかけで二人で旅に出るようになるんだけど、そっからのブースト感がハンパない。

旅に出るときに、道の脇に並ぶ地蔵にしょんべんをひっかけてまわって旅にでる。もうね、パンクだよね。

西田敏行、仲代達矢でテレビドラマにもなってんのね。

なぜ、オススメかっていうとね、本物であろう忍びの姿が描かれているからなの。確かに現代で皆が期待する忍者のような姿ではないけれども、ほんとに生きていたであろう忍びの姿がここにあるのね。

機会があればぜひ手にとってみて!

ってか、オススメ原作者はこの、小池一夫氏!
氏はとてつもなくスゴい方で、惜しくも一昨年に亡くなられましたが数々の偉業を残されているのね。

ひとことでは語り尽くせないけど、あのクエンティンタランティーノの「キルビル」は、氏が書かれた「修羅雪姫」という漫画が原作なの。

他にも、ゴルゴ13のデューク東郷のひな型を作られたのも氏。いくつかのストーリーも書かれたらしい。

漫画に対する業績が評価され、アメリカの漫画の殿堂に銅像があるらしく、そこにある銅像は、ウォルト ディズニー、手塚治虫、そして小池一夫の三人とのこと。

晩年のツイッターのフォロワーが約80万人。

マーベルの創始者、スタン リーとは親友。

週刊少年ジャンプ創立。

今をときめく漫画家の数々が氏を師とあおぐ。などなど。

で、話は戻って「春がきた」についてもう一つ、忍びの秘伝書で「萬千集海」というものがあって、いまは現代語訳があるけれども、氏は原文で読まれて解説本(絶版)も出されていた。この「萬千集海」には忍びの極意が示されていて、当時に生き残る術が書かれている。

「春がきた」には当然この「萬千集海」のエッセンスが盛り込まれている。真の忍びってヤツね。

僕はね、前にブログでも書いたけど、ほんとにこの「萬千集海」に書かれてる忍びの教えを学校教育に取り入れれば、生きにくさを抱える人たちの救いになるんじゃないかなってほんとに思ってる。

だから、そのエッセンスが含まれるこの「春がきた」も当然、現代の生き方を学べる漫画になっている。と、僕は思っている。

忍び好きの方がいれば是非読んでほしい、いままでの忍者の概念がぶっ壊されるから。




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