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こじらせ。

これからここではわたしのなんだか曇って淀んだ今の状況を少しずつ話していこうと思う。たらたらと続く31才幸薄女の話に滅入ってしまわない人はお付き合い頂けたら幸いです。

さて。

わたしは特にイケメン好きでも面食いでもない。でも異性を見た瞬間にそもそも見た目、外見が何かの感覚で好きだな、いいな。と思わない事には性格や話し方、声や匂い。見て呉れ以上の事を知りたいという気持ちが生まれないと思う。

でも学生の頃に友達として毎日ふざけあっていただけの男子の事がいつの間にか好きになっていた経験が結構ある。もちろんイケメンでも顔が好きなわけでもなかった。

今思い返してみると、本来のわたしは友達のように気を使わない付き合い方が好きで理想だと豪語していた。なのに約5年ほど前に5年間付き合った彼とお別れをしてからというもの、自慢じゃないがまともな恋愛を1つもしていない。その間に恋愛観が変わってしまったのか。はたまた恋愛の仕方を忘れてしまったのか昔のように、好きになった人が好きな人なのだ。という考え方は無くなってしまった。


と言うより、そんな素直な感情で異性と付き合うのがもう怖くなってしまっていたのかもしれない。


5年前にお別れをした彼とは約4年くらい同棲もしていて本当に友達のように気を遣わず、何ならお互い家族より気を使わないよな。と話していたほど居心地が良かった。常に平等で、お互いの長所と短所をしっかり理解していて、しっかり指摘し合えて、褒め合えて補い合えていたなと今でも思う。

なんで別れたの?

と誰しもが聞きたくなるだろう。笑

はっきり言ってしまうと、結婚を考えていたわたし達だったけどお互いの家族間に問題が発生してしまい、結局それを乗り越えられなかった。という結果だ。ケンカ別れでもないし嫌いになったわけでもない。だから結果はとても悲しく切ない別れではあったのだけれど、わたしの中では人生で1番輝いていて貴重な幸せを体験させてくれた思い出として刻まれている。

と同時にそんな彼との別れは、わたしの体の一部になり痣となってじんわり今も残っている。

それからというもの、恋愛はしばらくいいや。と療養期間に入る。

しかしその「しばらく」を言い続けて女友達とばかり過ごしていたら、あっという間に3年以上彼氏なんてものがいない事に気づく。そしてその時共に過ごしていた友達たちはみんな彼氏がいた。

少し離れたところに住んでいた親友だけがわたしと同じく、長かった彼氏と別れしばらく1人療養状態で時の流れに身を任せていた。そして突然お互いに良い加減にやばくないか?何か行動しないとこのまま腐って世間から女としてお役御免粗大ごみ扱いをされてしまうんではないか?と。

確かに今の時代の流れを見てもそうだ。草食系男子たるものが流行し蔓延してきていた。若く恋愛向上心高めの女の子が街中に溢れていても少し引いて、「恋愛は自分の時間とお金を失うことが多いから億劫」「シンプルに面倒くさい」と堂々とカメラの前で話す綺麗な顔立ちの男子。

衝撃的だった。笑

こうなったら、アラサーの恋愛こじらせオバァは本当にお役御免とドロンするしかないかもしれない。と当時本気でそう思った。

それからは親友と共にはじめの一歩として、流行りのマッチングアプリ登録から始めてみよう。とゆー事になる。初めましての空気と定型文のような会話が苦手なわたしは最初とても苦戦した。なんなら逆にストレスになりそうな危険信号が出てきた。

わたしは側から見たら髪の毛はハイトーンやハイライトを入れてみたり、毎回変わった髪型をしてみたり、メイクもネイルもファッションも好き。童顔なのか風体のせいなのか申し訳ないくらいだが20代前半に見られる。おまけに祖父譲りで彫りが深めのいわゆるソース顔でありスッピンでもまだ濃いーなと自分でも思う。

一言でいうと見て呉れの「クセが強いぃ」のだ。

そのせいかこれまで耳にタコができるくらい言われてきた言葉は、ハーフなの?じゃあ沖縄出身?ダンスしてそう。DJやったことある?タバコ吸ってそう。お酒強そう。これらは初対面だと高確率で言われてきた。

しかし全部真逆なのである。笑

この見た目のせいか第一印象でギャップを与えてしまう事が多く、どう振舞えば正解なのか分からない期に入った事もあり異性との接し方も、会ったはいいがそれで?ってな具合にいまいちピンときていなかった。

相手からまた会いたいと言われる事は割とあった。クセ者そうな見た目からの案外普通に接しやすいじゃん。良く笑うんだね!と安心感が生まれ相手のわたしへの印象はプラスに転じるようだった。わたしはそれでもやっぱりピンときていなかった。

そんな時に今まで苦手としていた初めましてからの定型文トークをすっ飛ばして絶妙なステップで華麗かつガサツに、わたしの綺麗に刈り揃え他を寄せ付けない防犯ベル付きの庭に颯爽と入り込んでくる1人の男が現れた。

その不思議な男と出会ったことでわたしは冒頭に話した学生の頃のあの感じ、あの懐かしい感覚を何十年かぶりに感じていた。まだこの感覚を味わえるんだというその嬉しさと恋なのか?という錯覚で少しばかり舞い上がってしまっていた。もうその時点でわたしの目の前には壮大な茨の道しか広がってなかったのだと今なら明白に分かる。

その不思議の国の男のお話はまた次回できたらと思う。


話し出すと長くなってしまうわたしの癖を先に謝っておきます。こんな長々と話しておいて引っ張るんかい。っていうツッコミも真摯に受け止めます。しかし長すぎて申し訳なさから次回に引っ張りましたすいません。。

また興味本位でフラっと見にきて頂けたら幸いです。

おやすみなさい。



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恋愛や仕事あらゆることに感情的にのめり込んでしまう性格。 しかし感情を表現するのが苦手で人生苦戦続き。笑 30代になりこんな自分を打破したいと思いnote始めてみました。 よろしくお願いします◎