アイナルホウエ

道端で幸せそうなカップルを見かける事はたくさんある。

幸せそうに笑い合ってる二人や、ひと時も離れたくないといわんばかりの二人、終始無言でカフェにいる二人、色んなカップルがいるけど、そんな二人を見ると、この二人はどんな出会い方をして、なぜ二人で過ごしていきたいと思ったんだろう？と良く考える。

今までわたしは一人の男性と五年間お付き合いをしたことはあるけど、その彼以外にはあまり深くお付き合いをした人はいない。

だからかは分からないけど、自然とお互いが惹かれ合って同じ時間を共に過ごすという事は結構奇跡なんじゃないかなぁと思う。

広い広い地球上で、一人と一人が出会って向き合って共に生きるようになる。そこから一人では経験できなかった新しい日々が始まり、視野が広がって、尊敬し合えて、穏やかな暮らしがあり、ささやかなお祝いをしたり、ケンカをしながらも想い合えて、そして幸せが完結するなんてのが素敵だなぁ、と思っている。

でも世のご夫婦やカップルに言わせたら、そんなものは綺麗事だしみんなそうだったら世界は平和だわ。理想論でしかない。と言われるだろうな、とも思っている。

今はずいぶん長い間独り身なのだけれど、またもし一緒に居たいと思える人が現れた時、わたしが相手に求めるモノってなんだろう？

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癒し、安心感、ココロの拠り所、家族とは違った気楽さ、

自分にはない思考や価値観の共有、新しい視野

こんなところが浮かんだ。割と同じような所を求める人はいると思うんだけど、出会うのが難しいのかしら。それともそんなにいないのかしら。

とにかく、自然な空気感や波長、出会い方、惹かれ方じゃなければ違和感から入ってしまい、ココロが動かずなにも発展しないのは自分の性格上よーく理解している。

この先、とても素敵な人に出会えたならそれは結構な事だけど、なぜか最近は期待も焦りも感じなくなった。だからこのまま独身街道貫くのも別にそれはそれでわたしだと思っているのできっと後悔はしないと思う。

ただおじぃおばぁにひ孫を見せてあげたかった。という後悔だけは確実に残るだろうな。それだけが胸の痛いところだ。

なんだったら、もっと早くテクノロジーが発展していつかに見た近未来映画のような、その人の一通りのプロフィール、同じ感覚の人や価値観の人の情報が顔の横にブンッとデータとして出せて、相性のパーセンテージが分かるような世界だったらよかったなぁ。と思う。笑

周りの友達の浮気騒動や離婚、親の再婚や離婚、家族達の揉め事などを見ていると、何の為に結婚式を挙げてみんなに祝福してもらったんだろう。と少し馬鹿馬鹿しく思ってしまう。

気の合う人を探すのは簡単なように見えてとても難しい。