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【北海道旅行記】鉄道で北海道一周旅Part6(最終回)

Part5はこちら

2021/10/1
6時前に起床。札幌駅から電車に乗り1駅先の桑園で下車。高橋愛ちゃんも訪れたらしい『丼兵衛』で朝食を頂く。

目当てだった うにいくら丼は残念ながら品切れでオーダーできず。

そして食後、微妙に空き時間ができたので、ふとした思いつきで小樽に行ってみることにする。ということで鉄道旅の延長線である。だったら小樽で海鮮丼食べれば良かった気もするが。まあ、何はともあれ函館本線の普通列車に乗車。

桃鉄で御馴染みの銭函を過ぎると日本海もとい石狩湾を望む。この景色を見るだけでも札幌-小樽を往復する価値があるように感じた。

行きの電車で小樽の観光地をググる。小一時間ほどの小樽滞在を有意義なものにする為にプランを立てる。
そして小樽到着。

駅舎がなかなか良い感じだ。

早速、目星をつけた小樽の観光地へ散歩する。
まずは定番の小樽運河。よく見るアレだ。

SNS映えスポットらしい手宮線跡。

かつて「北のウォール街」と呼ばれたらしい旧日本銀行小樽支店周辺。

以上、ちょこっと小樽観光終了。そして、帰りに『かま栄』のパンロールを購入。

すり身かまぼこをパンで巻いて揚げた変わった食べ物であるがなかなか美味しい!今まで知らなかったがこれはなかなか良い小樽名物なのでは。小樽名物は、ぱんじゅうとかも他にあるが、これも桃鉄の物件に載せて良いと思う。

そんな感じで小一時間にしては割と良い感じに小樽観光できたと自画自賛。帰りは快速『エアポート』で素早く札幌に戻る。

各駅停車と快速で所要時間こんなに違うのも面白い。再び石狩湾を望みながら北海道限定の缶コーヒーで一服。

ギリギリまで北海道を楽しむ。札幌駅到着後はバスで羊ヶ丘展望台に向かう。札幌に来たからにはクラークのアレを見たい。

札幌駅から40分ほどで羊ヶ丘展望台に到着。

名前の通り羊さんがいる。

今回は行く用事のなかった札幌ドームも眼下に望む。
そして、クラークのアレを生で見る。大志抱き続ける人生でありたいところだ。

その後バスですすきのへ。お昼どきだ。
札幌という土地、そして今回の旅で最後となる北海道での食事ということで「〆ラーメン」とする。『けやき』にて味噌ラーメンを頂く。

もちろん、札幌札幌したバターコーン味噌ラーメンをオーダー。大盛りではないもののかなりのボリュームだ。

まずはバターのないエリアの素の状態のスープを啜る。日本人に馴染んだ味噌スープは言うまでもなく最高。具だくさんの野菜の旨みもとけだして良い感じ。
ラーメンに加えて餃子もオーダー。やってきたのはまさかのがっつり羽根付きスタイルである。嬉しい。

食べると溢れる肉汁。美味しい。

そして、ラーメンの方は溶け始めたバターを溶かしスープ全体に行き渡らせる。バターと味噌スープの組み合わせは最高である。これを真冬に食べれば最高だろう。そんな〆ラーメンを途中から汗だくになりつつスープの飲み干しながら下にたまったコーンなどの具をつつく。こういう底に埋まっているものは最高のスープが染み込み美味しい。黙々と残った具を取り出して口に運ぶ。至福の時間だ。そして完食。最高の〆となった。
その後、豊水すすきの駅へ。

台風の不安が頭の片隅から離れない中、ホームページを確認。搭乗予定の飛行機は取り敢えずフライトするようだ。一安心である。ということで、札幌丘珠空港を目指す。
東豊線に乗車。どうやら新型車両みたいだ。そして、これがこの旅で正真正銘最後となる北海道での鉄道乗車だ。

15分ほどで東豊線の北側の終点、栄町到着。

時間に余裕があるので歩いて札幌丘珠空港まで向かう。20分程のウオーキングを経て静岡への出発口、札幌丘珠空港に到着。

空港内は地元の山口宇部空港よりもコンパクトだから迷わなくて助かる。飛行機の利用は実に5年ぶりぐらいな為、緊張しながら保安検査に向かう。無事に通過して一安心。こういうのが面倒だから鉄道を使いがちになるんだよな。。。
そして、搭乗。

飛行機の元まで歩いて搭乗するスタイル。

飛行機の出発前に整備員とかが飛行機に向かって手を振るのはお決まりのことだろうが、なぜをそれを見てウルウルしてしまう。

旅の終わりを実感。さらば北海道。

窓側の席だったので景色を楽しもうと思ったが、台風の影響か離着陸前後以外は雲の中。

ということで適当にスマホでマンガを読む。その後落ち着いてからは機内サービス。フジドリームエアラインズは飲み物に加えてクロワッサンかチョコが頂ける優しさ。

そうこうしているうちに静岡到着。

懸念されていた台風の影響もなく定刻通りどころかちょっと早めにアライブ。

道中で北海道の特急列車程度揺れたぐらいで大きなトラブルは2時間弱のフライトを終える。こんなすぐに札幌から静岡に着くとは、日曜日に新幹線使って函館まで何時間もかかったのが嘘のようだ。フライトが無事に行ったのは何よりだが、私は飛行機乗った時になりがちな耳キーンに悩まされる。予め100均で買っておいた気圧変動対策の耳栓を着用したおかげか離陸→道中は良かったものの、着陸準備の為に高度下がった辺りで猛烈に耳が痛くなる。まあ、いつか自然に治るだろう。
静岡空港の売店で「北海道限定」の白いブラックサンダーがあったのでお土産として購入。札幌とかで度々見かけて気になってはいたが荷物になるから買うのを諦めていたので、なぜか静岡に売っていて良かった。

一方で、酒コーナーにサッポロクラシックはない。北海道から旅立ったことを実感。
静岡空港に着いたとはいえ、ここは静岡県の牧之原市。住まいのある静岡市へはバスで向かう。1 時間ほどの乗車。本当に最後の最後の旅路である。

静岡空港の真下を新幹線が走っているので静岡空港駅があればラストに東海道新幹線を利用して鉄道旅としては最高だったが。まあそこの中途半端感もまた一興だとしよう。
東名高速を駆け抜け日没間近の静岡駅に到着。

5日前の旅のスタート地点に帰還。

最後の飛行機での耳キーンぐらいで大きなトラブルもなくこの旅を終えられて一安心。因みに傘は最初の静岡でしか使わなかった。昨日の根室と釧路でも雨は降っていたが傘なくても問題ない程度のものだった。初日の静岡での雨のせいで余計な荷物を背負って北海道を一周することに…。
また、最終日は札幌からニセコ、倶知安経由の函館本線を通って新幹線で帰れば北海道一周の質も上がり鉄道旅としても良かったなと今更感じた。ただ、そのルートにすると静岡に着くの23時前とかになるし、翌日から仕事だしまあ。。。
何はともあれ帰宅。帰宅後に感じる達成感が思っていた以上のもので自分で自分に驚く。正直、この長い休みで転職関連のこととかやりたいことも色々あった。その為、今回の旅の飛行機とかホテルの予約をしてからも何度もキャンセルしようか直前まで迷った。でも行って良かった。道中での新鮮な体験はもちろん、帰宅時のこの達成感を味わっている今この時間は本当に幸せなものだろう。結果的にトラブルもなく帰れた訳だし、もしこの旅をキャンセルしててもこの休みを有意義に使えてたかは正直怪しい。そう思うとこの旅をやって良かったと心の底から思う。今回の旅のおかげで私の行動力というかフットワークは間違いなく上がった。私自身の成長を感じられる素晴らしい旅となった。因みに、耳の詰まった感は帰って寝て起きたら治ってた。

JR北海道は経営が非常に厳しい為、駅や路線の廃止が年々行われている。鉄道好きとしては残念な話であるが、人口が減っていく今後の日本では今回のようなコースで鉄道で北海道一周ができなくなる日も訪れるかもしれない。そうなる前に北海道一周できたことは本当に良かったし、素晴らしい思い出になった。
次回は鉄道で四国一周orみちのくひとり旅かな。もしくはシカと仲良くなる為に奈良に行くのもアリだ。既に四国一周旅なんかの行程を乗換案内アプリ使って妄想してる自分がいる。
そういえば、今回の旅を同じようなことを真冬の過酷な時期にやっている猛者がいた。

  真冬だと列車の遅延等の確率が高くなり、旅人の柔軟性が非常に問われる。それもなかなか楽しそうだが、よっぽどのことがない限り、我が人生において鉄道で北海道一周することはもうないかな笑。
因みに、今回の旅、なぜか毎日便が通る。
美味しい北海道グルメのおかげなのか、毎日の晩酌のおかげなのか、ストレスから開放されたおかげなのか。
そして、乗換案内アプリやGoogleマップ、路線図アプリ、新幹線スピードチェッカー、バス停アプリ使用など便利なものが色々あって、スマホ1つでサクッと旅行できる時代は良い。突然小樽行きとかを決めても良さげな観光地をその場ですぐに調べられるし。紙の時刻表も良いのだが、荷物になるので今回は用意しなかった。

【行程】
7:12札幌→7:15桑園 (学園都市線 普通)
7:48桑園→8:35小樽 (函館本線 普通)
小樽散策
9:35小樽→10:07札幌 (快速エアポート102)
10:20札幌駅→11:00羊ヶ丘展望台 (北海道中央バス)
羊ヶ丘展望台11:30→12:00南4条 (北海道中央バス)
12:44豊水すすきの→13:00栄町 (札幌市営地下鉄 東豊線)
栄町駅→札幌丘珠空港 (徒歩)
14:10札幌丘珠空港→16:05富士山静岡空港 (FDA174)
16:30静岡空港→17:26静岡駅 (静鉄バス)

【出費】
海鮮丼:1,750円
かま栄 パンロール:216円
札幌駅→羊ヶ丘展望台の運賃(北海道中央バス):240円
羊ヶ丘展望台入場料:530円
羊ヶ丘展望台→南4条の運賃(北海道中央バス):240円
〆ラーメン:1,500円
豊水すすきの→栄町の運賃(札幌市営地下鉄):290円
札幌丘珠→富士山静岡の運賃(FDA飛行機):15,800円
白いブラックサンダー:394円
富士山静岡空港→静岡駅の運賃(静鉄バス)1,100円
その他つまみ、酒、飲み物:490円
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計:22,550円
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6日間トータル:135,500円

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ということで北海道旅行記は以上だ。
こうして改めて振り返ると、北海道一周の旅をして本当に良かったと思う。そして、今回の旅の副作用で色々と鉄道旅にハマりそうな予感。本文中にも書いたが四国一周旅なんかを考えている。
…というか、これを書いてる今現在、「鉄道で四国一周旅」を敢行している最中だ。ということで旅行記次回作は四国編。内容まとめて1月中にはnoteに出したいと思う。今回投稿の北海道旅みたいに3ヶ月も寝かせることにならないよう精進致す。
2021年の暮れ、夜明け前の予土線車内より

【北海道旅行記(鉄道で北海道一周)】
Part1(静岡→函館、函館山) 
Part2(函館→札幌) 
Part3(札幌→稚内→宗谷岬→旭川) 
Part4(旭川→網走→網走監獄→釧路→根室)
Part5(根室→納沙布岬→根室→釧路→帯広→札幌)
Part6(札幌→小樽→札幌→羊ヶ丘展望台→すすきの→丘珠空港→静岡空港→静岡) ←イマココ

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