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【北海道旅行記】鉄道で北海道一周旅Part3

Part2はこちら

2021/9/28
北の都・札幌からスタート。本日は最北端の街・稚内を目指す。

札幌駅で駅弁を購入し稚内行きの特急『宗谷』に乗り込む。

朝食として駅弁を車内で頂く。
稚内到着後に車の運転を控えているので朝からビールは飲めず。

『宗谷』の車両は昨日乗った『北斗』のそれよりも車内が広々としている感じ。座席もゆったり。

札幌出発から1時間半ほどで北海道第二の都市・旭川へ。都会の象徴、高架駅である。

旭川へは稚内から帰ってから宿泊で下車予定。だが今回の旅では、あくまで宿泊地に過ぎず旭川での観光予定はない。個人的には旭山動物園も特に興味ないので。。。というか、調べてみると緊急事態宣言の影響で臨時休業だった。
そんな旭川で車掌交代。札幌-旭川に乗車する車掌と旭川-稚内の車掌の格差を感じてしまう。(途中名寄でも車掌交代があった)
旭川を出てから車窓は一気に田舎道な様相。とはいえ山口市の秋穂みたいで既視感はある。

暫くして塩狩通過。なんか撮り鉄がたくさん居た。

名寄出た辺りで、停車駅周辺以外では民家を殆ど見かけなくなる。最果て感が増してきた。

音威子府には3分ほど延着。
音威子府からは思いっきり天塩川に沿って走る。
すなわち線形悪いエリアな為、速度もなかなか遅い。50km/h少々で走る。
その代わり景色はなかなか良い。風光明媚なエリアでもある。

幌延通過、北緯45度を超える。
宗谷本線もラストスパートだ。
そして、抜海通過。長らく山の中を走っていた宗谷本線だか、抜海通過後に視界が開け日本海が望める。時間にしてほんの僅かなのだが、ここでは運が良ければ対岸の利尻富士が望める絶景車窓スポットだ。
が、残念ながら利尻富士は拝めず。いや、もしかしたら薄っすら見えていたのかもしれないが、見ていた角度が若干違っていたのかもしれない。

そんなこんなで札幌出発から5時間少々で終点の稚内到着。下車すると「日本最北端の駅」の案内放送が聞こえる。

桃鉄でしか知らなかった稚内という最果ての街に降り立ち、感慨に耽る。

折角稚内に来たのでやはり本土最北端の宗谷岬には行きたいところである。稚内駅から宗谷岬までは30kmほど離れておりバスでアクセスできるのだが、本数が非常に少ない。加えて、そこそこの距離だから運賃もそこそこ。ということで、宗谷岬へは自由の効くレンタカーで向かうことにした。予約しておいた駅前のレンタカー屋に行き、車をレンタルする。初めてのレンタカー利用で不安だったが、車種はトヨタのパッソ。なんと実家にあるものと同じだった。おかげで正月以来久しぶりの運転だったが、すぐに慣れた。

ちょうどお昼時だったので稚内名物のたこしゃぶを頂こうと思い、予め目を付けていた『車屋・源氏』へ。が、お店の入口に近付いたところで店員が出てきて「本日はもう終了です」とのお知らせ。稚内のたこしゃぶは予約必須という教訓を得たのだった。

たこしゃぶへの未練を抱きながらレンタカーでノシャップ岬へ向かう。宗谷岬じゃない方の岬である。昼食はノシャップ岬近くの食堂で頂く。ノシャップ岬丼。やはりちゃんとしたウニは美味しい。

そしてノシャップ岬。風が強い。

行きの車窓からは望めなかった利尻富士っぽいものを遠くに薄っすら望む。

そしていよいよ本土最北端の宗谷岬へ向かう。
で、ふと車内から外を見るとそこらへんの原っぱに普通にシカが居る。これぞ北海道という光景に感動する。
稚内市街地を再び戻り、わっかない海の駅に寄ってみる。
シカのツノが普通に売っているが、何用で買うのだろうか。

その横に居たシカの剥製に思わずビックリする。

で、『白い恋人ソフトクリーム』をおやつとして頂く。

寄り道を済ませいざ宗谷岬へ。稚内市街地を抜けると宗谷岬まで20kmもの間なんと信号なしのノンストップであった。折角のゴールド免許を旅先でのレンタカーで失いたくはないのでポリスにビビりながらも自ずとスピードは増していく。

また、途中稚内空港を通り過ぎたが、周りに何もないだだっ広いところであった。
そしてついに、本土最北端・宗谷岬に到着。

宗谷岬と言えば!なよく見るアレを生で目の当たりにして感激。曇天がよく似合う。

最北端にそびえ立つ間宮林蔵は勇ましい。

日本海とオホーツク海が入り混じる。

最北端に浮かれ、慣れない手つきで何枚も自撮りをする。

で、宗谷岬近くの土産屋(最北端の土産屋!)で100円を支払い最北端到達証明書を購入。

ついでに北海道の形をした木製の葉書があったので120円分の切手と合わせて購入し、実家の母親宛に送り付ける。

その後、稚内駅への帰りは宗谷岬の後方に広がる宗谷丘陵を経由する。

宗谷岬から宗谷丘陵へ登った直後の駐車場に着くと普通にシカが居て怖かったのでささくさと出発。シカの扱いを学びに奈良公園に行かないといけない。

宗谷丘陵は事前に調べた際に目にしたので、宗谷岬のついでみたいなノリで行ったがめちゃくちゃ良かった。雄大な自然と何頭もの放牧牛というこれぞ北海道な景色が一面に広がる。一人でもテンションが上がってしまう。最高のドライブだった

そんな最高のドライブを楽しんだ後、稚内駅に戻りレンタカーをレギュラー満タンにして返す。セルフのガソリンスタンドしか使ったことなかった為、初めて「レギュラー満タン」という言葉を使った。

帰りは稚内で駅弁を買おうと思っていたが残念ながら売り切れ。

ということで、駅のセイコーマートでおにぎりと酒を買って特急『宗谷』に乗り込む。最北端の街・稚内ともお別れだ。

稚内出発時点で日没から20分程度経っていて辺りが暗くなりかけていたが、辛うじて利尻富士っぽいものが見れた。行きのリベンジ達成ということで取り敢えず良しとする。

『駅弁ひとり旅』の当該シーンが印象的でこの車窓を一目見たかったが、にしても海側に出て利尻富士望めるのは本当一瞬である。刹那的。
その後、辺りは完全に真っ暗になり車窓は皆無。よって、ビール片手にメルマガを読んだりハロプロの動画を見たりして過ごす。以降ウトウトしながらビール飲みまたウトウトしての繰り返し。

そして稚内出発から4時間弱、21時半前に旭川駅到着。

コンビニで酒とやきそば弁当を買ってホテルへ。
今回、旭川で泊まったのホテルは木目調で統一された内装でなかなか良かった。
そして部屋飲みで本日終了。
札幌→稚内→旭川と宗谷本線てんこ盛りなトータル650km程の長旅だった。

【行程】
7:30札幌→12:40稚内 (宗谷)
稚内駅→ノシャップ岬→宗谷岬→宗谷丘陵→稚内駅 (レンタカー)
17:44稚内→21:26旭川 (宗谷)

【出費】
駅弁:1,150円
ノシャップ岬丼:2,200円
白い恋人ソフトクリーム:400円
宗谷岬土産屋:495円
レンタカー:4,400円
ガソリン代:1,122円
宿泊費(ホテル):6,570円
その他つまみ、酒、飲み物:1,508円
ーーー
計:17,845円

【北海道旅行記(鉄道で北海道一周)】
Part1(静岡→函館、函館山) 
Part2(函館→札幌) 
Part3(札幌→稚内→宗谷岬→旭川) ←イマココ
Part4(旭川→網走→網走監獄→釧路→根室)
Part5(根室→納沙布岬→根室→釧路→帯広→札幌)
Part6(札幌→小樽→札幌→羊ヶ丘展望台→すすきの→丘珠空港→静岡空港→静岡)

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