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#フィナンシャルトピックまとめ

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日々、マーケットで起きている、M&AやIPO、コーポレートガバナンスなど、ファイナンスに関係するトピックについて、自分なりの考えを書いています。
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記事一覧

【投資銀行サロン 9月のイベント予定】

今週の週間レビューです。 今月はいろいろと忙しいですね。 5年ぶりくらいにリアル懇親会も…

株式会社ツインエンジン様によるシリーズBラウンド資金調達に関し、株式会社ツインエ…

8月29日、株式会社ツインエンジン様によるシリーズB資金調達が公表されました。 弊社は、株式…

Mipox株式会社様(5381)によるミスミ化学株式会社様の株式取得(子会社化)に関し、M…

去る6月15日、Mipox株式会社様(5381)によるミスミ化学株式会社様の株式取得(子会社化)が…

弊社がファイナンシャル・アドバイザー(セルサイド)を務める株式会社新日本科学様に…

本日、リーガル・アドバイザーの西村あさひ法律事務所様と共に、弊社がファイナンシャル・アド…

「先行投資した結果、市場で勝てるのか」の判断は、経営戦略の「本質的な問い」である…

たとえ赤字であっても本田のような経営者が市場にエクイティストーリーを訴え、グレアムのよう…

パナソニックは半導体事業売却で、投下資本を回収し、事業ポートフォリオ改善へ

パナソニックが半導体事業を売却する様です。 パナソニックは半導体事業から撤退する。台湾の…

今年はIPOの転換点

今朝の日経で上記の記事がありました。 IPOの多い東証マザーズの場合、連結経常利益ベースで直近2期が赤字だと、ビジネスモデルに高い成長性があることの説明が求められる。契約数が伸びているSaaS関連はこの審査を通りやすい面があるようだ。ただし、10~18年に赤字上場した企業38社のうち、直近の決算期で黒字を計上したのは12社にとどまる。上場時の計画ほど収益力が高まっていない企業が少なくない。 今年はIPOマーケットにおいて、一つの転換点だったと思っています。従来は黒字である

なぜValuationはIPOは予想PERで、M&Aは予想EBITDAマルチプルなのか?

これ、何故だか、考えたことがあるでしょうか? これはファイナンスロジックです。 PERとはPr…

IPO時の売り出しが増加したのは、本質的な資金調達のタイミングが未上場に変わったか…

本日の日経で以下の様な記事が掲載されています。 新規株式公開(IPO)で資金調達よりベンチ…

市場の伸長、そして伸長しないとすればその制約要因は何か?

2019年10月9日、ノーベル化学賞が発表され「リチウムイオン電池」を発明した旭化成の吉野彰名…

後継者が見つからない、買い手が見つからないのは、それがその企業の寿命だから。

昨日、NHKでこの様な番組がありました。 経営共創基盤の冨山和彦氏がご出演されており、 放…

【ユニコーン分析】一番大事なのは、事業特性を考えること

#COMEMO #NIKKEI デジタル化が進む競争では先に大きなシェアを握った企業が最も優位で、勝者…

日本のアルコール市場が縮小していく中で、ノンアル市場活性化は一つの選択肢

レオス・キャピタルワークスの藤野英人さんの、「ゲコノミスト」のエントリーを、興味深く読ま…

米国と日本の資本主義は本当に近寄りつつあるのか?

#COMEMO #NIKKEI 公表した声明文は、株主利益を最も重視することが経済全体を前に動かすと考えてきた米国型経営を改める内容だ。顧客や従業員、取引先、地域社会といった利害関係者に広く配慮し、長期に企業価値を高めるという。 但し、具体的な施策が盛り込まれていない以上、過度な期待はしない方が無難だと考えています。 何故なら、グーグルやフェイスブックなど、時価総額のトップグループであるGAFAは、従来からの経営権の取得は株式保有比率において平等という考えから、クラスB