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「子どもが将来に希望を持てる国にしたい」と入社して1年半が経った。


人はどうして転職をするのか。

キャディ株式会社 マーケティングチームの渋谷です。

給与アップ、成長できる環境、就労環境、人間関係・・・・
転職理由なんて、それはそれは千差万別だと思うけれど、私の場合は、子どもが産まれて「この子が将来に希望を持てる国であってほしい、そのために自分の時間を使いたい」というものだった。2022年2月のこと。

今回は、そんな転職経緯から見るキャディのマーケティングの意義や面白さをお伝えしたいと思います。

前職のNEWPEACEはとにかく自由で、刺激的。20人ほどの仲間と、楽しく仕事をしていた。
ただ、新卒採用プロジェクトを立ち上げて、就活生30人と話をした際に衝撃を受けた。「働くことに希望がない、とりあえず仕事を失わないようスキルをつけたい」といった声がとにかく多い。優秀な子ばかりなのに、社会は変わらない、少しずつ沈みゆく国で、なんとか生きていこう。そんな諦念に近いものを感じ、焦った。息子にはもっと希望を持って生きてほしい。
そこで、硬直している社会構造を変える事業に携わりたいと、強く思うようになった。そのなかで、世の中への影響度という意味でも、日本の最大産業である「製造業」の変革に向き合うキャディに飛び込むことに。

(最終面接15分後に「合格です!くるよね?」と言われたり「7月入社にしたい」とお願いしたら「おっけ!6月ね!」と返されたり、横野姐さんの底抜けな明るさに惹かれたところも大きい ※7月に入社しました)

内定応諾に一瞬ひるんでいたら翌日に贈られてきたキャディマグ。加藤さんや面談担当いただいた方からの手紙は今も大事にとってある。

キャディの思想を世の中に伝播していく仕事

わたしは、ブランドマーケティングとして「キャディの思想・事業を誰に、どのように伝えて、共感いただくか?」を企画・発信する仕事をしている。

具体的には、カンファレンスや経営層向けイベントの企画運営、ブランドにまつわるコンテンツ制作(ブランドムービーや社内の周年WEBサイト・・・)と多岐にわたる。すべて渦中にいると、しんどかったりヒリヒリするけれど、なんだかんだ、とても面白い。

2023年1月に開催したManufacturing DX SUMMIT。25,000人に登録いただいた3日間のイベント。東京エレクトロン元会長の東さんと代表加藤の講演の一幕。開催前1週間の記憶がほぼない。
2023年8月に開催した「モノづくり未来会議in東京」はじめての100人超のオフラインイベント。ほぼ1人でロジ周りを担当した。長いコロナ禍明けで「こんな場は久しぶり」とうれしい言葉も。

背景には、キャディのビジョンを社内の全員が驚くほどの強度で共感し、まっすぐ向き合える、稀有な環境がある。前々職であるリクルートの「おまえは何がしたい?」カルチャーも(今なお)骨の髄まで染みついているけど、その強度でみんなが「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションに向き合い、途方もなく大きな山を登ろうとしている。

みんなが強く信じてるミッションの共感の輪を、お客様や世の中に広げていくことで、事業成長に貢献する。ブランドマーケティングの仕事は、社内が強ければ強いほど、楽しいと思う。

イベントは思想や熱量に直接触れてもらう機会

2023年1月の25,000人規模のオンラインカンファレンス、
8月/11月の100人規模の経営層向けオフラインイベント、
今月末は1,000人規模のオフラインカンファレンス。
気づいたらイベントマーケティングの仕事にがっつり浸かっている。ありがたいことに、カンファレンスやイベント企画をきっかけにお声がけいただくことも増えた。

キャディのイベントは、商談や展示会といった接点とは異なり、サービスであるCADDi DRAWERが主語になるものではない。その手前の入口として、キャディのミッションに触れる場になるように、意識をしている。

モノづくり産業のポテンシャルを解放するために、どんな変革が必要なのか。代表加藤の講演の8割はキャディから見る製造業の課題や叶えたい世界、必要なマインド・カルチャー変革に終始しているし、ゲスト講演も製造業の変革に向けた多角的な視座を得ていただけるようにプログラムを組んでいる。

なぜ、少し遠回りのようなことをするのか?
それは決してブランドチームの自己満ではなく。CADDi DRAWERを「便利なSaaS」ではなく「キャディのミッションに共感し、変革のために一歩を踏み出すツール」として導入いただいたほうが圧倒的に効果的だから。

CADDi DRAWERは「便利なプロダクト」ではない

CADDi DRAWERは、図面をクラウド化することで検索性を格段に向上させ、眠っていた図面を”活用できる”資産と変貌させるプロダクト。シンプルな機能であるゆえに「便利そう」という所感は、ほとんどの方にもっていただくことができる。ただ、製造業の最重要データである図面を扱うシステムであり、そう簡単に導入いただけるわけではない。

わたしはCADDi DRAWERを「便利なプロダクト」とはとらえていない。

CADDi DRAWERは、ただシステムを売っているのではなく、導入後、カスタマーサクセスが活用浸透、さらには組織変革をリードし続ける、その過程にこそ価値の神髄がある。

ベテラン頼りを解消することで若手の仕事の幅が広がったり、資産の可視化により「知らない」と言えない環境をつくることでフラットな意見交換ができるようになったり、圧倒的に削減された工数で新しい仕事を生み出したり・・・・CADDi DRAWERは「便利さ」を超えて、働く人のポテンシャルを解放し、会社の文化を変えるプロダクトだと考えている。

まさに、キャディのミッション「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」を体現するプロダクト。だから、弊社のミッショに共感いただける方に出会うことで、サービスの導入、そして活用が進み、結果的には事業としてもLTVを高めることができる。

真摯に未来・自分自身と向き合う、とても胸が熱くなる動画をつくっています。2月末公開。ぜひ見てほしい。

イベントのROIは合わない?

いわゆるCMのように何百万人にアプローチといったマーケティングも、企画者としてはワクワクする。イベントは広告に比べて地道で、波及先が限定的で、ROIが合わないものとみなされることもある。

ただ、キャディはバーティカル領域で事業を展開しているので、広くあまねく人に愛されるより、製造業の方々に愛されることが何よりも重要。その方々と、キャディのミッションを体現していくことで、その熱量を、広く、世界中に発信していければいい。そう考えると、ピンポイントでご一緒したい方々に対して「何ができるのか(機能)」だけでなく「何を目指しているのか」を体感・記憶いただける場というのは、短期的なビジネスメリットはもちろん、中長期的なブランドロイヤリティという意味でも、大きな価値がある。
(キャディはゴリゴリの数字文化かつ常にギリギリで戦う会社なので、ビジネスメリットがないと判断するものにそもそも投資しない)

ポテンシャル解放の兆しが見えつつある今。

CADDi DRAWERを信じて活用いただいている方から、最近とくに嬉しい言葉をいただく機会が増えた。

「生き方が変わった」「失われた30年を取り返していく」「世界で生き残るための必須ツール」「会社の未来の価値を高めるために使う時間を創出できる」「スピード感をもって仕事をすることが楽しいと思うようになった」・・・・

長年、真摯にモノづくりに向き合ってこられた方々が変化と、希望を感じてくださっている。この熱量を直接聞くことができ、そして広く伝える企画を実行できるのが、キャディのブランドマーケティングの醍醐味だと感じている。

少し主語を大きくしてしまうと、まだまだこの国は変われると、希望を持っている。そして、3歳になった息子がそんな実感を持てるよう、もっとこの変革の輪を広げていかないといけないなとも思う。

11月に開催した「モノづくり未来会議in大阪」。初の大阪かつ初の加工会社の経営者様のみのイベント。満足度91.6%と「もっとこういう機会が欲しい」と熱い言葉を多数いただいた。

CADDi DRAWERは発展途上でこれからも爆速で進化をしていく(今時点で隔週頻度で機能アップデートがある)ので、提供できる価値はまだまだ大きくなるし、導入いただいている企業数もうなぎ登りで増えているので、たくさんの変革事例が生まれていくだろう。この変革の兆しを、発信し、広げるブランドマーケティングができることを増やしていきたい。

成長できるとか伸びている企業とか、色々あるかもしれないけれど、ピュアにミッションを信じられる環境で動かすブランドマーケティングは、とても刺激的で、楽しいです。ご興味ある方はぜひお話しましょう!

2/28にキャディ初の1,000人規模のオフラインカンファレンスがあります!製造業第一線で活躍されるかたの講演から得る刺激はもちろん、キャディを知る意味でも、絶好の場です。浜松町に、ぜひ遊びにきてください。
https://content.caddi.com/conference2024

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