Jリーグ30周年回顧ブログ

Jリーグマニアが30周年を様々な視点で振り返るブログ。 筆者自身は現在40歳で、小学…

Jリーグ30周年回顧ブログ

Jリーグマニアが30周年を様々な視点で振り返るブログ。 筆者自身は現在40歳で、小学生(7歳)から中高大社会人クラブチームで約30年間プレーヤーとして経験。 小中学生の時にジュニアと交流のあったマリノスファン。 Jリーグ全般が好きなのでチーム問わず試合は見ます。

最近の記事

オレンジ色の境界線(2023.11.4 清水vs大宮)

前回、大宮の劇的な大逆転勝利を記事にしてからSNSを通じ複数の大宮サポーターさんとSNS上で交流が産まれ、 それなら大宮応援しに来てよ!と誘われてJ2残り2試合になった清水のホームIAI日本平スタジアムに足を運びました。 両チームこの試合に勝つと、 清水(2位)→J1昇格に大手 大宮(19位)→J2残留への望みを繋ぐ と言った天国と地獄のような対極的な状況で、 試合前から注目度も高く約2万枚のチケットは試合前に完売となっていました。 大勢の清水サポーターの後押しに負けない

    • 奇跡の大逆転勝利という劇薬(2023.10.22 藤枝MYFC vs 大宮アルディージャ)

      2013年、J1リーグで中盤戦まで優勝戦線をリードしていた大宮アルディージャ。 その大宮が10年後の今J3降格の危機に瀕し苦しんでいる。 J2リーグが残り7試合になった段階で残留圏内の20位には大きく勝ち点を離され、 一時はJ3降格が確実だと思われるほどチーム状態も悪かった。 しかし、シーズン途中から指揮を任された原崎監督のもと少しずつチーム状態は上向き、残り7試合になったところから3連勝。 依然として21位と降格圏内にいるが残留圏内のチームとの勝ち点を少しずつ縮めて来た

      • 満身創痍から見出した活路

        2023年10月21日14:00 横浜Fマリノスvsコンサドーレ札幌 Jリーグシーズンが始まる前に行われるチーム編成。 各チームの思惑やフォーメーション、思想、監督の哲学に基づき、 限られた登録枠の中で各ポジションの人数をある程度割り振りその年のチームを編成する。 今年のマリノスも例年通り、ほぼ全てのポジションに2〜3人ずつ選手を置きポジションを競わせる。 今年も昨年に続きハイレベルなポジション争いを制したメンバーがレギュラーを掴み、 それはシーズン中も継続して高いレベル

        • サッカー場は夢"舞台"

          先週、仕事帰りに日産スタジアムで開催のリーグ戦超天王山、 横浜Fマリノス(2位) vs ヴィッセル神戸(1位)の試合を観に行ってきました。 この日は、マリノスがACL(アジアチャンピオンズリーグ)に出場する関係で平日の夜にも関わらず、 残り少なくなったリーグ戦のタイトルを大きく占う一戦ということで、 3万人を超える観客が日産スタジアムに訪れました。 恒例のトリコロールギャラクシー🇫🇷 試合前に流れるLes Misérables「民衆の歌」の時は暗転したスタジアムで、 ゴ

        オレンジ色の境界線(2023.11.4 清水vs大宮)

          0-1の至高の90分(2023.7.15 横浜FMvs川崎)

          J1リーグは三週間の中断期間中。 この中断期間、 マンチェスターシティ バイエルンミュンヘン インテルミラノ パリサンジェルマン セルティックFC とオフシーズンの欧州強豪チームを招聘しお祭り試合を行ったチームもありました。 私が贔屓するマリノスもセルティックFC、マンチェスターシティの2チームと対戦し、 セルティックには6-4で勝利、マンチェスターシティには3-5で敗れたものの、 2試合で合計18得点が飛び出す大盤振る舞いの試合を見せ、 マリノスファンだけでなく多くの欧

          0-1の至高の90分(2023.7.15 横浜FMvs川崎)

          リーグタイトル初帝冠を後押しした「鬼門克服」(2004.10.23 Jリーグ2ndステージ第10節 鹿島アントラーズvs浦和レッズ)

          「鬼門突破」 Jリーグの長い歴史の中で特定のチームが思わぬ大躍進を遂げたり、 タイトルを奪取した際にセットで語られることの多い言葉。 スポーツの世界ではその時の順位や好不調の状況に左右されず、 相性のようなもので勝敗が決着することが多々ある。 それは得意(苦手)な相手と一言で済まされることもあれば、 何か別の力が作用しているのではと疑ってしまうレベルのものまであり、 Jリーグの30年の歴史の中でもそういったことは度々あった。 古くは2年目にJリーグに参入した磐田が同じ静岡

          リーグタイトル初帝冠を後押しした「鬼門克服」(2004.10.23 Jリーグ2ndステージ第10節 鹿島アントラーズvs浦和レッズ)

          2019.6.15 清水vs横浜FM

          2023年のJリーグが開幕しました。 勝ったチーム、負けたチーム、引き分けに終わったチーム明暗は分かれましたが、 長いシーズンずーっと勝ち続けることもなければ調子の良さが続くこともありません。 (それこそ年間通して勝ち続けたのは2020年の川崎ぐらい) それでもタイトルにたどり着いたチームはシーズン中にも進化し続け、 時に敗戦を糧にし教訓にすることで未来の試合の勝ち点に繋げることも多々あります。 今日紹介するのは2019年終盤の怒涛の7連勝でFC東京を逆転して優勝した横

          2019.6.15 清水vs横浜FM

          1997.8.9 横浜マリノス vsヴェルディ川崎

          今日振り返るのはJリーグ創成期の黄金カードと言われた日産(マリノス)vs読売(ヴェルディ)が、 「黄金カード」というのが過去のものになってしまったと思えた一戦です。 横浜マリノス7-2ヴェルディ川崎 得点 2分 サリナス(横浜) 13分 三浦知良(川崎) 23分 バルディビエソ(横浜) 27分 城(横浜) 38分 城(横浜) 58分 サリナス(横浜) 61分 サリナス(横浜) 68分 ジアス(川崎) 69分 サリナス(横浜) マリノスのホーム扱いで行われた山形での一戦は

          1997.8.9 横浜マリノス vsヴェルディ川崎

          キャスパーユンカー選手の思い出のゴール①

          今日振り返るのは昨日の横浜FC vs名古屋の試合で決勝点を挙げたユンカー選手の浦和時代の思い出のゴール。 ループシュートもさることながらトップスピードで浮き球のボールを受けた時の絶妙なコントロール。 スピードを落とさずに絶妙なポジションにボールを置いているので追いかけるDFもなす術なしです。 昨日の横浜FCとの試合でもオフサイドになりましたが、 後ろからのボールを絶妙なワンタッチコントロールしてゴールに流し込みました。 名古屋もユンカー選手を中心にした攻撃を組み立ててい

          キャスパーユンカー選手の思い出のゴール①

          【番外編】2023年初観戦 チャントの戻って来たスタジアム

          今日は思い出の試合を振り返るというより思い出の試合になりそうな試合を書き記すということで【番外編】。 私の勤める会社がスポンサーをやっていることもあり横浜FCの試合を観にニッパツ三ツ沢球技場に行って来ました。 試合もさることながら今年からコロナ禍以降初の観客制限なし&声出し本格解禁ということでこのことを本当に楽しみにしていました。 ウォーミングアップのために選手が出て来たのに合わせてチャント発動。 特にアウェイ名古屋のゴール裏は一体感があり声がまとまっていて鳥肌立つぐらい

          【番外編】2023年初観戦 チャントの戻って来たスタジアム

          2014.3.1 セレッソ大阪 vsサンフレッチェ広島

          いよいよ2023年Jリーグが開幕しました。 マリノスが川崎を厳しい試合ながらも退けて開幕戦勝利。 気持ちの入った試合でシーズンに対するワクワク感が膨らんできました。 今日はワクワクした開幕戦の思い出を振り返ります。 対象の試合は若く攻撃的な選手を揃えさらに直近のW杯で得点王となったフォルランを獲得したセレッソ大阪(以後、C大阪)と、 日本代表クラスの選手がピークを迎えてチームとしても円熟期を迎えた広島との試合。 久しぶりのワールドクラスのスターを迎えいつも以上に華やかで盛

          2014.3.1 セレッソ大阪 vsサンフレッチェ広島

          2019.3.10 横浜Fマリノスvs川崎フロンターレ

          いよいよ明日は2023年Jリーグ開幕。 明日唯一の試合は昨年の一位二位の川崎vs横浜FM。 攻撃的な両チームだけに面白くなること必須ですが、 今日はその横浜Fマリノス(以後、横浜FM)vs川崎フロンターレの思い出の試合を振り返ります。 横浜2―2川崎 日産スタジアム(36,216人) 得点 3分 レアンドロ・ダミアン(川崎) 24分 マルコス・ジュニオール(横浜) 88分 レアンドロ・ダミアン(川崎) 90+5分 扇原貴宏(横浜) 前年度チャンピオンの川崎をホームに迎え

          2019.3.10 横浜Fマリノスvs川崎フロンターレ

          槙野智章選手の思い出のゴール①

          今日紹介するのは昨シーズンを最後に引退を決めた槙野智章の思い出のゴールです。 槙野は守備的なポジションながらも通算得点の多い選手ですが、 その中でも珍しい直接フリーキックでのゴールが印象に残っています。 2012年の浦和ホームの対名古屋戦。 相手GKは名手楢崎。 当時の浦和にはマルシオリシャルデス、柏木と左右のフリーキッカーがいましたが、 蹴ったのは槙野でした。 ゴールまでの距離はそこそこありましたがゴールに一線。 見ていて気持ちの良いゴールでした。 私が覚えている限

          槙野智章選手の思い出のゴール①

          2020.11.3 横浜Fマリノスvs鹿島アントラーズ

          今日振り返るのはマリノスが2点先制したものの鹿島がフォーメーション変更とともに息を吹き返し、 スーパーゴール3発で逆転勝利を収めた試合です。 横浜Fマリノス2-3鹿島アントラーズ 日産スタジアム(20,515人) 得点 17分 水沼(横浜FM) 27分 エリキ(横浜FM) 39分 上田(鹿島) 78分 エヴェラウド(鹿島) 84分 遠藤(鹿島) この日はリーグ終盤の好カード。 Jリーグクラシックと銘打った一戦。 残念ながらこの段階でリーグタイトルの可能性がなくなってい

          2020.11.3 横浜Fマリノスvs鹿島アントラーズ

          香川真司選手の思い出のゴール①

          いよいよ今週末2023年のJリーグ開幕です。 昨年はW杯の影響で早めにシーズンが終わった分いつもより長いオフシーズンだったので、 いつも以上にサッカーのある週末が待ち遠しかったです。 今シーズンはセレッソ大阪(以降、C大阪)に香川真司選手が12年半ぶりに復帰。 今日紹介するのは香川選手がC大阪を去る前最後の試合で見せた珍しいフリーキックでのゴールです。 2010年5月15日C大阪vs神戸。 この試合はドイツのドルトムントに移籍の決まった香川選手のC大阪でのラストゲーム。

          香川真司選手の思い出のゴール①

          上野良治選手の思い出のゴール①

          今日紹介するのはマリノスに長年所属した天才•上野良治選手の思い出のゴールです。 1998年のアウェイでの柏戦。 上野は左サイド深い位置からのアーリークロスをそのまま右足のアウトサイドでスライスするようなボレーシュート。 ゴールまでの距離はありましたがスライスしたことによりボールには強烈な縦回転がかかり、 キーパーを超える形でドライブがかかってそのままゴールイン。 左サイドからボールを入れた選手もおそらく相手の裏側で一回受けさせてぐらいの感覚で出したパスでしたが、 まさかそ

          上野良治選手の思い出のゴール①