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ハンカチは自己肯定感を上げる必需品だった

今ハマっているドラマがあります。
若き女性CEOが自分の夢を追いかける「ユニコーンに乗って」というドラマにハマっていて、ざっくりとしたあらすじは、
若き女性CEOが率いいる「ドリームポニー」という会社は社員がほぼ20代のZ世代中心のスタートアップ企業。
その会社に40代後半の元銀行員がジョインしてきて世代間ギャップがある中、若い価値観と40代の価値観がうまく融合していき、さまざまな困難を乗り越えていくっていう感じです。

今日はこのドラマのストーリーに似ているアメリカで製作されたヒューマンドラマ映画「マイ・インターン」を観たので、その感想を伝えたいと思いました。

ます、この映画のあらすじは

人気ファッションサイトを運営する企業の社長を務めるジュールズ(アン・ハサウェイ)。まだ若いながらも経営者として高く評価され、そのうえ結婚もして子供もいる、という現代女性が羨むような生活を送っていた。

そんな彼女の部下として現れたのは、シニアインターンプログラムの一環として配属された70歳の新人・ベン(ロバート=デ・ニーロ)。「ビジネスでは時間が何よりも大切!」という社風にそむくかのように、丁寧に時間をかけて仕事をこなしていくベン。

初めの内は、そんな彼にイラつくジュールズだが、ベンは長年のキャリアを生かし、彼女に的確なアドバイスを投げかける。次第に互いを信頼しあい、周りの若い社員からも受け入れられるベン。そんな中、ジュールズには思いもよらない人生の変化が訪れるのだった。

映画ひとっとびより

「ユニコーンに乗って」と大枠のストーリーは似ていて若者中心のIT社会の中で人生経験豊な大人の男性像が描かれています。
ドラマの中での大人の男性像は”誠実””穏やかな人柄””細やかな仕事ぶり”によって、周囲の信頼を得ていく。
結局は”仕事ぶりや優れた能力”より、人生経験で培った人格が人の心を動かしていくという物語は40代のおじさんには刺さるドラマだなぁと思いました。

そして、このドラマでロバート・デニーロが演じる70歳で人生経験が豊かなベンがちょいちょい名言を残してくれるのです。

なんで海外の映画やドラマってこんな名言が多いのだろう。サラッと言えちゃう姿がカッコいいんだよなぁ。見習いたい笑

ちなみに数々の名言の中でも好きなシーンがあります。

ベンは常にハンカチを持ち歩き、涙を流した女性従業員にハンカチを渡すシーンがありました。
そしてストーリーの中盤で年下の同僚デイビスとの会話でベンはこんな事を言っていました。

デイビス「ハンカチって意味ある?わからない」

ベン「必需品だ。知らないのは罪だぞ。ハンカチは貸すためにある。女性が泣いた時のため。紳士のたしなみだ」

マイ・インターンより

なんとなくハンカチを持ち歩く機会が減っていたので、私はこのセリフに心を打たれました。(衛生上持ち歩かないといけないけど)
なるべくバッグを持ち歩きたくないし、ポケットにも物を詰め込みたくない、そんな理由からハンカチを普段持ち歩かなくなってしまいました。

だってハンカチを持ち歩かなくたって不便を感じないですよね。
職場にはペーパータオルが設置しているし、出かけた時にはアルコールが至る所に設置してあって、お店に入る時などはアルコール消毒をする文化になりつつある気がします。
アルコールでシュッと手に吹きかけた後にハンカチで拭き取るような事はしないで、アルコールを手に染み込ませるように擦って乾かす。
こんな動作が身についてしまっています。

けど、ハンカチは自分の為じゃなくて誰かに貸すために持つ。
この発想は今までの自分にはなかったので、私の中でのハンカチに対する見方がガラリと変わりました。

「よし、今日からハンカチは持ち歩くことにしよう」

ハンカチは持ちたいモノになっていて、今日はハンカチを持ってイオンモールにウォーキングがてら一人でお出かけをしました。

トイレに入った後にハンカチで自分の手を拭く。
今日のハンカチの出番はこれだけだったけど何となく気持ちが上がりました。笑

映画のような女性にハンカチを差し出す的なシチュエーションは現実世界ではほぼない事に気がついたけど、なんか少し自己肯定感が上がった気がします。

「誰かのために持つ」
この発想はハンカチに限らず、思考の一つで頭の中に入れておきたい。
自分の為じゃなく誰かのためは私の思考のベースでもあります。


この映画、本当に良かった。
効率化が様々な場面で求められる中、企業にとって本当に評価される人材は仕事が凄いデキル人ではなく、特殊な能力を持っている人でもなく、優れた人格の持ち主だと思いました。

ベンの名言は他にもたくさんいるので良かったら見てみてください。

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