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「主婦の大変さを知っている」なんて軽々しく言えない

「主婦の大変さを理解した」

なんて事は軽々しく言えない。
ちょっとやそっとやっただけでは本当の大変さは理解できないんだろうな。

▽”主婦”という言葉のイメージ

そもそも「主婦」って言葉自体が、どうなんだろうね。

主婦(しゅふ)とは
家事の管理にあたる女性。
生産的機能(家業)をまったく失った家族が一般化したことにより、家庭にとどまってもっぱら家事・育児に専念するいわゆる「家庭婦人」を広く生じた。 主婦の名称はこうした事態における家事専担者として明確な意義づけを与えられ、一つの社会層とみられる形を呈してもいる。

コトバンクより

家事は女性がやるものだと無意識にイメージしてしまう。
料理は母親が作るものとして、自分も育ってきたと思う。
当たり前として育ってきたから、考えた事もなかったけど、今の時代はきっとそれを当たり前にしてはいけないんだと思う。

共働きで自分の方が早く帰ってきても、何となく夕ご飯を作って待っていることはせず、妻が帰ってくるのを待ち、ご飯ができるのを待っている。

そんな男性は多いのではないだろうか。

当たり前にしすぎると、感謝も何もしなくなってしまう。

▽家事は予定の組めないマルチタスク

そもそも、「男は料理ができない」が多いのは何故なんだろう?
男は料理を覚える時間がない?そんな暇がない?
いや、それは女性だって同じ。

家事全般で考えても、男性が家事をやらない理由ってなんなんだろうか?(男性全員とは言わないが)

家事って決められた時間に毎回同じ事をしている訳でもないし、大体は何かをしながら別な何かをこなさなければいけない。

例えば、

  • 朝はみんなバラバラに起きてくる時間に合わせて朝食を出す

  • 弁当作りながら子どもを学校への送り出す準備とゴミ捨集め

  • 今夜の献立を考えながら会社で働き、帰りに食材の買い出し

  • 隙を作って子どもの習い事の送迎

  • 夕飯を作りながら、スマホに届いたメッセージに返信

  • 洗濯回している間に学校の宿題をみる

  • 食器も洗い終わってほっと一息ついたつもりで、学校からのお便りに目を通す

思い浮かべるだけで、男性は”恐ろしい”と思うのではないか。

たぶん男性は”予定通りにいかないマルチタスク”はできない。。
いや、やりたくないのだと思う。

そんな事を考える事があって、ミステリと言う勿れという漫画を思い出した。
そこでめちゃくちゃ刺さった整くんのセリフがある。

「ミステリと言う勿れ」より
「ミステリと言う勿れ」より

「女の幸せ」は都合が良いように男性が作り出した言葉である。

▽昨夜の夕飯は得意のカレー

私は先週の金曜日からしばらく妻が家に居なく、育児、家事ワンオペでした。

仕事をしながら家事をこなす大変さを実感し、何よりいつもできていた事ができない。

いや、いつもなら簡単にできる判断すらできない。
そんな事を思い知らされた出来事があった。

昨日の出来事。

仕事を終え、息子の習い事の送迎を済ませ、そのまま買い出しに行き、帰ってきてから料理を開始する。

娘は待ちきれないと、レンジで別なものを食べ始める。。
カレーは完成はしたけど、

  • 玉ねぎを入れ忘れる。
    食べるまで玉ねぎが入っていない事に気がついていない

  • 鶏肉の「もも肉」と「むね肉」を間違えて買ってしまっていた。
    これも食べるまで気がついていない。

普段はこんなミスしないのに、瞬時に正しい判断すらできなくなってしまう家事の魔力は恐ろしい。笑
ご飯を炊き忘れなかった自分を褒めてあげたい。

当然だけど、この日のカレーは美味しくない。
そもそもそんな魔力と戦いながら美味しいものを作ること自体凄いことなんじゃないか?とさえ思う。

たった数日家事やった位で、大威張りで「俺は家事をやっている」なんて言えたもんじゃないですね。笑


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