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ブランディングとは_07 「消費者は自分の欲しいものを知らない」

かつて、iphoneが世に登場した時、
誰もがその超未来型携帯電話に
ショックを受け、
一瞬にして心を奪われました。

2007年に登場したiphoneは
誰もが想像していなかった画面操作、
話す、送るなどの通信にとどまらず

大人のエンターテイメントとなりました。
(今では子供までもが持つ時代!)

私も発売後、
即購入した一人です。

仮にiphoneが発明されていなかったとして、
これまでの携帯電話で
不平を言う人は出てくるでしょうか。

ないものは欲しがらない。
欲しがることすらしないでしょう。

ただ、漠然と
こうなったら良いな
という想いはあっても

私たちは自分の欲しいものが何なのか
分からないのです。

目の前に見せられるまでは。

お客様の望むものだけを聞いて、
それらが全て叶っている商品を
つくったとしても

本当にそれは消費者が
欲しいものなのでしょうか?

もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、
彼らは「もっと速い馬が欲しい」と
答えていただろう

by Henry Ford(ヘンリー・フォード)

フォードの創設者の話に例えて言うと、

遥か昔、
まだ自動車がなかった時代、

「もっと速く走る馬が欲しい」
とお客様からの声を聞いて、
企業は馬を早く走らせるにはどうするか
専念してしまうかもしれません。

でも、それって
お客様は
速く走る馬が欲しいわけではありません。

お客様の心にあるのは
「速く移動したい」と言う悩み。

そこにいきつけると
必然的に自動車を発明しようとなるのです。

自動車を発明して、
それをお客様に伝えてこそ
初めて、お客様が
「これが欲しかったんだ!」
と感じるわけです。


いくら素晴らしいものをつくっても、
伝えなければ、ないのと同じ

by Steve jobs (スティーブ・ジョブズ)

ティーブジョブズの言葉通り、
彼の商品は素晴らしい上に、
伝えることにもこだわりました。

Apple製品の新商品には
彼自らプレゼンし、
その魅力を伝えました。

素晴らしい企業の商品やサービス、
それをまだ知らない消費者に
どのように届けるか…

伝え方。

そう、伝え方。
(私の不得意とする部分…)

プレゼン力がある人って
尊敬します。

でも、自分が出来ないことは
できる人がやれば良いと思います。

無理してやろうとしても
それを得意とする人には
勝てないのだから。

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