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変化する営業活動

デジタル化とコンサルティング化

コロナ禍で対面営業が制限され、営業活動は大きく変化した。Webサイトや展示会での集客、メールや電話での応対、そしてリモート会議ツールでの商談が主流となった。

従来の「足で稼ぐ」営業から、「Webコンテンツ」や「デジタルマーケティング」を活用した集客へとシフトし、営業担当者は顧客の意思決定を支援するコンサルタントのような役割を担うようになった。

「販売不要の世界」の到来

ピーター・ドラッカーはかつて、「マーケティングの理想は、販売を不要にすること」と述べた。顧客を深く理解し、製品やサービスを顧客に合わせることで、自然に売れるようにすることがマーケティングの目標である。

コロナ禍は、この「販売不要の世界」を現実のものとするきっかけとなった。デジタル化が進み、顧客との接点がオンラインに移行することで、企業はこれまで以上に顧客データを収集・分析し、ニーズを把握できるようになった。

顧客にとっても働く人にとっても良い変化

「販売からマーケティング重視へ」という流れは、顧客にとっても働く人にとってもプラスに働く。

顧客は、押し売りされることなく、自分に合った製品やサービスを見つけやすくなる。一方、営業担当者は、単純な販売活動から解放され、より専門的な知識やスキルを活かせるようになる。

顧客理解を深めるための新たな方法

WebサイトやSNS、MAツールなどを活用することで、顧客の行動履歴や興味関心を把握し、パーソナライズされた情報提供が可能になる。これにより、企業は顧客とのエンゲージメントを高め、長期的な関係を構築できる。


中小企業DX事典|Iwakami Sho|note
「DXが浸透しないのは言葉の定義が曖昧だからでは?」という仮説をもとに「デジタル活用=DX」という広い定義を設定しました。具体的なデジタル活用に役立つノウハウをまとめます。スキマ時間でサクッと読める内容を目指しています。

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