Iwakami Sho

いわかみ中小企業診断士事務所代表 | 経営コンサルタント(中小企業診断士) | 栃木〜…

Iwakami Sho

いわかみ中小企業診断士事務所代表 | 経営コンサルタント(中小企業診断士) | 栃木〜全国 | 元総合コンサルファームのコンサルタント | 「生産性を軸とした経営の全体最適化」と「具体的に小さくはじめるDX支援」が得意です。

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中小企業DX事典をはじめる

経済産業省が公開しているDX支援ガイダンス。 読んでみると、DXについて「理解している」、「ある程度理解している」と回答した企業は約半数にとどまる。 現状、中堅・中小企業等のDXの理解は広く浸透していないとしている。 なぜ広く浸透していないのか? 中小企業の事業者や支援者と接する際に「DXってどう思います?」と多くの方に問いかけt、ひとつの答えにたどり着いた。 その答えは、 DXという言葉そのものは浸透しているが、定義が人によって違うから である。 ITベンダーがセー

    • noteの投稿数が一段落したので

      ご報告 中小企業で役立ちそうなDXに関連した記事が100を超えた。 よく読まれている記事 いいね数が多い記事を5つご紹介。 多くの方に読んでいただき、ありがたい。 また、noteがきっかけで一緒にお仕事する機会も生まれた。 すこしでも世のためになっていて嬉しい。 これから これからは、 もともとnoteで書いていた雑記、こちら と経営に関連した記事を不定期でnoteで公開していきます。 今後ともよろしくお願いします!!! なにとぞ。

      • 資料は蓄積してこそ価値がでてくる

        近年、Napkin AIのような生成AIの登場により、一瞬で図解資料の作成が可能になった。 しかし、以前X(旧Twitter)に投稿したように、 簡単な論理構造を図にするだけでは、読み手にとっては文章と大差ないのかもしれない。 資料の真の価値は、長年にわたって積み上げられた知見や経験を反映し、それらをもとにテンプレート化や再利用を繰り返すことでブラッシュアップされるところにある。 自分なりの深い理解を言葉や図に落とし込んでこそ、資料は輝きを放つ。これは外れ値であって、

        • 新しい技術に期待していいケース

          「今はまだ使い物にならないな」 そういう技術でも、技術進化によって将来的には使える技術になるケースがある。 生成AI、たとえばテキストを生成するAIや画像を生成するAI、音楽を作るAIなどがある。 でも今のところ、まだ完璧じゃないことも多い。 例えば、生成AIの課題は、 確率の問題 生成AIが作り出す内容はランダム性もあって、意図しない内容が出てくる。正しい情報を提供する確率が不確かだったり、ちょっとズレた画像が生成されることも。 速度の問題 生成するのに時間がかかるこ

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        • 中小企業DX事典
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        • なにとぞジャーナル
          227本

        記事

          エモい瞬間は唐突に訪れる 9/9-9/15

          サルバドール・ヱビ氏の セミナーのサブ講師として、同席させていただいた。 ワークショップのお手伝いと講師ワザを盗もう! という気持ちで同席していたのだが、 冒頭でサルバドール・ヱビ氏が私の紹介をしてくださった。 某企業で知りあい、 呑んで診断士を志し、 同じセミナーに同席していることを。 エモすぎて(感慨深すぎて)、 どういう顔をしたらいいのか 分からなかったが内心すごく感動していました! なにとぞ。

          エモい瞬間は唐突に訪れる 9/9-9/15

          「仕事の7分類」生産性向上と従業員満足度の両立

          仕事の捉え方 業務効率化や生産性向上は重要な目標ではある。 だが、闇雲に業務をデジタル化したり、効率化を追求しても、従業員のやる気を下げたり、かえって非効率になることももある。 企業は、DXを推進する上で「どのような仕事をどのように行うべきか」 という視点を持つ必要がある。 仕事の7分類:3つの要素から仕事を見つめ直す 「やるべきこと」「やりたいこと」「やれること」という3つの要素を組み合わせ、仕事を7つのカテゴリに分類している。 この分類は、DX推進における仕事の捉え

          「仕事の7分類」生産性向上と従業員満足度の両立

          やがて訪れる人材不足への対策

          熊本県菊陽町にあるラーメン店「天外天」が、TSMC進出による人材確保の困難を理由に閉店することになった。 このニュース、中小企業の課題を浮き彫りにしている。 人材不足が深刻化するなかで、事業をどのように設計し、成長戦略を描くべきか。 人材確保が困難 「天外天」の閉店は、中小企業が直面する人材確保の難しさがみえる。 大手企業が進出し、高待遇の求人が増える。すると、人材確保競争で不利な立場に立たされる。TSMC関連で高待遇のアルバイト求人が増加したため、最大時給1300円を

          やがて訪れる人材不足への対策

          動画生成に特化した生成AIを調べた【2024/9時点】

          動画生成AIは、テキストや画像から動画を自動生成する技術。Xでもよくバズっているが、近年(というか月単位で)急速に進化している。 調べてみて活用できそうなものをご紹介する。 ※情報の精度は導入前にしっかり確認いただくことを推奨。 「生成動画の品質」はデモ動画をみた主観です笑 主要な動画生成AIツールの比較 Runway Gen-3: 特徴: 高画質・高精細な動画を生成。特に「Gen-3 Alpha Turbo」バージョンでは生成スピードが大幅に向上。多様なスタイルの動

          動画生成に特化した生成AIを調べた【2024/9時点】

          江戸時代の算数「和算」:遊びから生まれた高度な数学

          和算の起源と発展:そろばんから天元術へ 和算は、14世紀頃に中国で発明されたそろばんの伝来をきっかけに、日本で独自の発展を遂げた数学体系である。 そろばんは、16世紀末に日本に伝わった。 その計算の速さと正確さから、商業や土木工事など、幅広い分野で活用された。 1627年に出版された『塵劫記』は、そろばんを使った計算方法などを解説した、江戸時代の数学の基礎を築いた書物である。 その後、中国の数学書『算学啓蒙』から「天元術」という代数方程式を解く技法が伝わり、和算はさらに

          江戸時代の算数「和算」:遊びから生まれた高度な数学

          贈り物で社会が変わり続けてきた

          文化人類学の研究によると、贈り物は単なるモノのやり取りではなく、贈る人と受け取る人の間に特別な関係を作る力があるらしい。 贈る人は名声を得て、受け取る人はお返しをする義務を負う。 このやり取りが繰り返されると、社会の構造が変化する。 研究では、贈り物の回数や、お返しの金額がどれくらいだと「適切」とされるかによって、社会の格差や構造が変わることがわかった。 最初は平等だった社会も、贈り物が増えると経済的な差が生まれて、それが社会的な地位の差に繋がる。最終的には、圧倒的な力

          贈り物で社会が変わり続けてきた

          小泉進次郎氏のWebサイトはSTUDIO製

          小泉進次郎氏のWebサイト。 小泉進次郎 | 自民党総裁選特設サイト (shinjiro.info) 背景の広大な青空からは、氏の政治活動における「勢い」や「未来への展望」を感じさせ、サイト全体を彩る青と白のカラーリングからは「爽やかさ」や「新しさ」が伝わってくる。 このWebサイト、ノーコードツール「STUDIO」で制作されている。 このWebサイトがSTUDIO製であることを見つけたのは「Wappalyzer」というWeb技術分析ツール。 Wappalyzerは、

          小泉進次郎氏のWebサイトはSTUDIO製

          人生は思い通りにしかならない 9/2-9/8

          夢というとおおげさだが、 自分はこうありたいというイメージをどれだけ具体的にもてるかで、人生が思い通りになる、変わってくる。 お金持ちになりたいといっても、 その程度やどんな状態がお金持ちなのか、具体的に話せる人は多くない。 自分のあり方を鮮明に描けると、毎日一瞬一瞬の言葉や行動が変わってくる。 想像したものに人生が近づいていくし、想像していなければ近づいていく人生は想像していないものになる。人生は思い通りにしかならない。 なにとぞ。

          人生は思い通りにしかならない 9/2-9/8

          補助金情報を一元化するシステムをデジタル庁がつくる

          タイトルがすべてだ笑 デジタル庁は、企業や自治体にとって煩雑だった国の補助金申請プロセスを大幅に簡素化するシステムの構築に乗り出している。現在、5000種類以上とされる国の補助金情報を一元化し、将来的にはAIを活用して利用者ごとに最適な補助金を提案する機能も検討中らしい。 この新システムは、各府省庁の補助金に関する情報を集約し、利用者が検索や一括申請を簡単にできることを目指している。 特に、予算編成などで様々な補助金を活用する自治体にとっては、事務負担軽減に大きく貢献でき

          補助金情報を一元化するシステムをデジタル庁がつくる

          図解に強い生成AIが便利なのか試してみた(Napkin AI)

          デジタル技術を活用した業務効率化が不可欠だが、 そのなかでも、資料作成は時間と手間のかかる作業の一つ。 Napkin AIという図解に特化した生成AIを見つけたので、資料作成の負担を軽減し、視覚的に訴求力のある資料を簡単に作成できるのか?を試す。 Napkin AI Napkin AI - The visual AI for business storytelling Napkin AIは、テキストを入力するだけで、AIが自動的に文章の内容に合わせたグラフや図解、フロー

          図解に強い生成AIが便利なのか試してみた(Napkin AI)

          物流2024年問題をチャンスに変えた企業

          2024年4月から施行されたトラックドライバーの労働時間規制は、物流業界に大きな影響を与えている。 特に、中小や零細の運送会社にとっては経営悪化の懸念も高まる。 こうした状況下で、 物流マッチングサービス「ハコベル」は、DXを駆使して物流業界全体の共存共栄を目指している。 ハコベルは、荷主が運送日時や場所を指定すると直接トラックドライバーに依頼できるサービス。 ドライバーは、帰り道に別の案件を引き受けることもできて効率的に配送ができる。 このサービスは、荷主とドライバ

          物流2024年問題をチャンスに変えた企業

          結果にコミットするRIZAPのマーケコンサル

          RIZAPといえば、パーソナルジムのイメージ。 だが、実は「マーケティングコンサル」事業も展開している。 しかも、初期費用不要、クリエイティブ制作/広告運用費はRIZAP負担という、まさに「結果にコミット」する成果報酬型のサービスだ。 自社で培ったノウハウを活かし、戦略立案からクリエイティブ制作、広告運用までが支援対象。 RIZAPのマーケティングコンサルは、特に中小企業にとって魅力的な選択肢となるだろう。 なぜなら、初期費用が不要、成果報酬型で運用代行も担ってくれる。

          結果にコミットするRIZAPのマーケコンサル