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「仕事の7分類」生産性向上と従業員満足度の両立

仕事の捉え方

業務効率化や生産性向上は重要な目標ではある。
だが、闇雲に業務をデジタル化したり、効率化を追求しても、従業員のやる気を下げたり、かえって非効率になることももある。 企業は、DXを推進する上で「どのような仕事をどのように行うべきか」 という視点を持つ必要がある。

仕事の7分類:3つの要素から仕事を見つめ直す

「やるべきこと」「やりたいこと」「やれること」という3つの要素を組み合わせ、仕事を7つのカテゴリに分類している。 この分類は、DX推進における仕事の捉え方にも役立つ示唆をくれる。

時間最短化、成果最大化の法則
  1. 最高の仕事: やるべきで、やりたいことで、かつやれること。 これは、個人の能力を最大限に発揮でき、やりがいを感じられる仕事であり、企業にとっても最も価値のある仕事といえる。従業員をこの「最高の仕事」に集中できる環境を整備することが経営者に求められる。

  2. 楽しい仕事: やるべきで、やりたいことだが、必ずしも自分がやる必要はない仕事。 このタイプの仕事は、従業員のモチベーション向上に繋がるが、必ずしも企業にとって優先度の高い仕事ではないかもしれない。DX推進においては、これらの仕事を効率化・自動化することで、従業員がより多くの時間を「最高の仕事」に充てられるようにすることが重要となる。

  3. 自己満足の仕事: やりたいことで、やれることだが、やる必要のない仕事。 これは、個人の趣味や興味に関連する仕事であり、必ずしも企業の利益に直結するわけではない。 DX推進においては、これらの仕事を明確に認識し、業務時間とのバランスを考慮する必要がある。

  4. ただの趣味: やりたいことで、やれることだが、やるべきではない仕事。 これは、純粋な趣味であり、業務時間内に行うべきではない。

  5. 無駄な仕事: やれることだが、やるべきでもやりたいことでもない仕事。 これは、企業にとっても個人にとっても無駄な作業であり、早急に改善すべきである。DX推進においては、これらの無駄な仕事を特定し、デジタル技術を活用して効率化・自動化することが求められる。

  6. 楽な仕事: やるべきで、やれることだが、やりたくない仕事。 このタイプの仕事は、ルーティンワークや単純作業などが該当する。DX推進においては、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などを活用し、これらの仕事を自動化することで、従業員の負担を軽減し、より創造的な仕事に集中できる環境をつくる。

  7. 一人勝ちできる仕事: やるべきことだが、誰もやりたがらない仕事。 このタイプの仕事は、難易度が高かったり、責任が重かったりするが、やり遂げることで大きな成果に繋がる可能性がある。DX推進においては、これらの仕事を積極的に担える人材を育成し、適切な評価と報酬を与えることが重要となる。

「仕事の棚卸し」から

自社の業務プロセスを分析し、「仕事の7分類」に基づいて仕事を棚卸しすると発見がある。 「無駄な仕事」を削減し、「楽な仕事」を自動化することで、従業員が「最高の仕事」に集中できる環境を整備していく。

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中小企業DX事典|Iwakami Sho|note

参考記事:
時間最短化、成果最大化の法則 ── 1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム | 木下 勝寿 |本 | 通販 | Amazon

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