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おままごとで伸ばすコトバの力

おはようございます。いわたコトバのそうだん室の岩田です。

今日は子供達の大好きな遊び「おままごと」についてです。
連携している小児施設さんにIKEAの子供キッチンがあるんですが、これが大人気!大抵の子供は部屋に入ってくると、とりあえずキッチン前にいって何かを作る真似をしています(大抵自分の好きなものを作っています笑)↓

これを読んでくれている方も、子供がおままごとをしている場面を見たことがあるのではないでしょうか?もちろんそのまま一人で遊んでも発達にプラスに働きます。

しかし今日は大人が関わってあげて「効果的に言葉を伸ばす方法」を紹介したいきます。

おままごとで伸ばせるもの

①動詞、形容詞、名詞を学べる

子供が「レストランごっこを」している場面を想像してみてください。
そこで出てくるであろう言葉を見てみると、

「動詞」・・混ぜる、切る、測る、潰す、入れる、流す、洗う、食べる、温める、焼く、煮る、炒める、盛る、残す、分ける などなど。

「形容詞」・・美味しい、甘い、大きい、すっぱい、丸い、しょっぱい、きれい、熱い、冷たい、柔らかい、硬い などなど

「名詞」・・鍋、フライパン、お皿、スプーン、フォーク、ナイフ、コンロ、グリル、オタマ、箸、カップ、蓋、 などなど。

レストランの場面だけでこんなにたくさんの言葉を引き出すことができます。
特に動詞や形容詞は目に見えないため、名詞に比べて学びにくい言葉となります。そういう言葉を自然な会話に近いような形で学んでいくことができます!

一緒に遊びながらたくさん声かけをしてあげてください!
場面に合った子供が知らなそうな言葉を積極的に使ってあげるといいと思いますよ♪

②場面に合った適切な表現方法(言葉)を学べる

年齢が上がっていくと場面や相手によって言葉の表現を変えて話す必要性が出てきます。
例えば、「友だちに話しかけるとき」と「校長先生に話しかけるとき」は声のかけ方が違う。というような感じです。

レストランの場面では「いらっしゃいませ」「ご注文は何になさいますか?」「かしこまりました」「注文お願いします」などなど、子供の生活場面ではなかなか使わない表現。

言い換えると場面や相手によって、言葉かけを変える力や表現の柔軟性が鍛えられます。

友だちに料理を聞く時は「食べるもの決まった?」。目上の人聞くときは「注文どうされますか?」などなど。大人になってくるにつれて必要になってくる力を学んでいけます。

③言葉を聞く力を学べる

言葉がある程度出てきた子供は、言葉を聞く力を学んだりもできます。
大人が「注文お願いします。ハンバーグとぶどうジュース、デザートにアイスをください」と言って子供に注文をします。
こうして一度に長めの言葉を言うことで、それらをしっかり覚えておく必要があり、聞いたことを覚えておく練習につながります。

幼稚園や学校場面では、こうした聞く力が求められることが多く、
「準備ができたら、A組の人は先生の前に、B組の人はピアノの前に並んでください」という声かけをする場面などでは
①「準備ができたら」
②「A組は先生の前に」
③「B組の人はピアノの前に」
④「並んでください」
という4つの指示を覚えておく必要があります。

集団生活を送る上での「言葉を聞く力」を鍛えておく大切さが分かったかと思われます。

まとめ

おままごと中で言葉をたくさん学んで、生活の中で活かせるようになってくれるといいですね!

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