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現役女子大生が語るフィリピン留学が教えてくれた大切なこと

今回お話を聞いたのは、鹿児島大学三年生の櫻井咲綺さん。
新年一発目のイワシとわたしのモデルをしていただきました。

自身のInstagramでエシカルについて発信されています。

大学休学時期にフィリピン留学を経験した櫻井さんは、その経験から普段大切にしたいことを見つけました。
櫻井さんが見つけたものとは何か、お話を伺いました。

イワシとわたし モデルvol.11 櫻井咲綺

櫻井咲綺さくらいさきです。鹿児島大学理学部地球環境科学科三年生です。」

―大学ではどんなことをしているんですか?

「私がやっているところは、生物と化学。実験もするけど、どちらかというと観察の方が多い。植物系に行ってるから。これが何の種類かっていうのを、葉っぱの分かれ方とか葉っぱの付き方を見て…」

―今、植物系をしているってことは、そういうのからエシカルに興味を持ったんですか?

「環境問題には中学校くらいから興味を持ち始めて、大学を決める時に、将来の夢を決めた方が手っ取り早いなと思って。それで、環境アセスメントっていうやつがいいと思って。」

―環境アセスメント?

「新しく工場を建てる時に、工場をつくることによってどれだけ周りに影響を及ぼすかっていう、水質汚染だったり、大気汚染とかを先に数値を出して、なるべく最小限に抑えられるように提示するみたいな仕事があって。それがいいと思って。それに地球環境科学科はめちゃくちゃ合ってる。」

環境と自分が人をつくる

今回の裏テーマは「環境と自分が人をつくる」。櫻井さんが普段大切にしていることの一つです。
櫻井さんがなぜ「環境と自分が人をつくる」ということを大切にしているのかお話を伺いました。

―どうして、普段「環境と自分が人をつくる」を大切にしているんですか?

「自分を変えたいと思っていた頃に、フィリピン留学をやってみて、環境をガラッと変えたのに、結局変えれなかった。
何が足りなかったかというと自分なんだなって。抽象的ではあるんだけど、それが一番しっくりくるなって思って。」

「あと、その本質の方を見ているようにしたいと思っていて。これはなんでもそうで。たとえば、この人の言葉選び凄い素敵だなって思ったら、きっとその人が凄いっていうかその人の生活がつくりだしている言葉だと思うから。」

櫻井さんが環境と自分が人をつくるを大切にし始めたのは、フィリピン留学がきっかけでした。
留学先のフィリピンで何を感じたのか――。

「フィリピンでボランティア団体のインターンをやってたのね、三カ月間。その時に、ゴミ山で暮らしているスカベンジャーっていう売れるものを拾って、売って、生計を立てている学校にも行けていないような人たちを見てきて、生まれた場所が違うだけでこんなにも生活が違うのが、凄い悲しいことだなって思って。」

「でも、だからといって、全ての人が同じ環境にいるのは違うし……。
子供たちが正直犯罪も多かったりするわけよね、すりとか。子供たちが盗むっていう。……でも、わかんない。親がやらしてる可能性も全然あるんだけど。
そういうのを考えたときに、貧困の子供たちだからではなくて、その子たちがどういうところに暮らしてるのかっていうのをちゃんと見てきて問題解決に向かっていきたいなあっていうのを感じた。」


フィリピン留学で実際に見て感じたからこそ、普段大切にしたいという思いが強くなった「環境と自分が人をつくる」ということ。
自分の心がしんどくなったときに経験したことが今の考え方に繋がっていました。

エシカルを考える

エシカルについて発信している櫻井さんですが、エシカルについて、「正義の反対は別の正義」という考え方を大切にしていると言います。

「社会問題って言われるものって、なんで社会問題になっちゃってるかっていうと、責めるものがない。責められるものがない。だから、ちょうどいいバランスをみんなで見つけていかないといけない
考えたときに、こっちの案にそっちの案を丸め込むっていうのはやっちゃいけないこと。だから、そう考えたら、あっちの考えにも意味があるんだって考えながらやっていかないといけない。いろいろ決めないといけないなっていう。それが(社会問題の)一番難しいこと。」

「例えば、服が一種類の素材だったら、ポリエステルだけとかならリサイクルしやすいっていうのはもちろんいい案ではあるんだけど、一方で、洋服って洗濯するとどうしても細かい毛が出ちゃうのね。それがマイクロファイバーとなって海を汚してるのよ。…って考えたら、なるべく自然素材がいいかもしれないし。いろんな見方があるから」

―「同じものでつくるべき」と思っても、別の見方をすればそれも完璧ではない、と。

「完璧はマジで無理。綿も綿で水を結構使っちゃう。だから、何が一番いいって、もう、あるもので済ませること。買わないってこと」

―もう生産しない?

「そう。もう生産をやめるっていう。究極なんだけどね。でも、絶対的に文化は大切だと思ってるから。考えることたくさんだよね。
だから、何が大事かというと、たぶん自分の芯をしっかりさせることだよね。何を大切にするかってことをちゃんと持つこと。いろんな情報を見たうえでね。」

―自分の芯を持つこと…。咲綺さんの中で、自分の芯を持つことってどういうことだと捉えていますか?

何かを何に対しても、結局繋がってるっていう感覚
自分がなんでこれが好きなんだろうって思ったときに、私はこれを大切にしているからだなっていうのが自分の芯を持つこと。」

―最近、自分を持ちたいけど持ててない葛藤を抱えている人が多いなって感じるんですが、咲綺さんは、どうやったら、芯を持てると思いますか?

「芯を持てるっていうか、自分のやりたいことを見つけるには、今これがいいかもって思ったことを、やってる人に直接会いに行って色々話すっていうのを私はやった。」


多角的に物事を捉えたうえで、自分の考えを確立し、発信している櫻井さん。やわらかくも芯のある語り口が印象的でした。

エシカルについて発信している櫻井さんのInstagramはこちら!
是非覗いてみてくださいね。


撮影地:番所丘公園 ちびっ子広場

今回の撮影地は番所丘公園のちびっ子広場。
皆さん、見覚えありませんか?
イワシとわたしvol.6「彼女の伝えたかった5文字」と同じ場所です。

夏に撮影したあの番所丘公園で、今回は遊具に上りまくりました。
上の写真の遊具はなんだかDNAの二重らせん構造に見えると言って横になった櫻井さん。

ちびっ子広場の隣にはゴーカードがあり、遊具に上っていると、ゴーカートが回るコースから楽しんでいる人の頭がひょっこり見えます。
乗りたくなること間違いなし。

遊具も多く、全力で走り回れる空間もあって、のびのびと遊べる番所丘公園のちびっ子広場。
是非行ってみてくださいね。

番所丘公園ホームページ
http://www5.synapse.ne.jp/ban-park/sp/

オフショット 撮影後記

物語に載せきれなかった素敵な写真と共に、撮影の裏側をこそっとお話します。

撮影した12月。この日は、びっくりするくらい雲一つない快晴!
晴れ率低めのイワシとわたしメンバーはテンション爆上がりの日となりました。

くしゃっとした笑顔が素敵な櫻井さん。撮影中は基本笑顔。

しかしながら、かっこいい表情も。アップでの撮影もお手のもの。

本当にいろんな表情をしてくれて、カメラマンのシャッターを切る手が止まらなかったです。

今回も、衣装はLIZEチョイス。黒のニットは、胸元のボタンがポイント。気分によって、前後逆で着てみても、コーディネートの幅が広がるとか。
キルティングダウンの丈感もいい感じ。
一見ジーンズにも見える別珍のボトムは合わせやすさ抜群!

花と女の子ってなんでこんなに相性がいいんでしょうか。
カメラマンのこじょうかえでさん、仰向けに寝そべり腹筋を鍛えながらカメラを向けていました。ぶれないのが凄い。カメラマン根性!

乗れるものがあるならまたがる。
雰囲気ある感じにキメてもらいました。

青空も相まって、白との相性もいい日。
手前には旅する丸干しがぽつねんと写っていること、お気づきでしょうか。

二重らせん構造だ!!!と迷いなく、横になった櫻井さん。
誰が横になろうと思いつくでしょうか。ポーズレパートリーが凄い。

さて、問題です。この黄色い物体はなんでしょうか。

正解はカメでした。ファンキーな配色。

この視線にドキッとしたのは、私だけじゃないはず。

「手を使っていい感じのポーズ」というアバウトなお願いにもサッと答える櫻井さん。経験者の凄さ。

イワシとわたし恒例、頭の上ポーズも忘れません。

「いいこと思いついたかも」と言わんばかりの表情。
悪戯を考える少女を想わせます。

気持ちいほどの全力笑顔!
見ているこちらもなんだか晴れやかな気分になります。

シュールな一枚。
櫻井さんは頑張って頭の上の旅する丸干しのバランスを取っています。
それでいて、ちゃんと顔もいい感じにつくる。

青空だけを切り取ったこちら。快晴の特権!!!
次回もどうか晴れますようにと願いながら…

以上!オフショットでした。

noteに載せきれなかった写真は、イワシとわたしのInstagramに毎日掲載していきますので、チェックしてみてくださいね!

写真に隠された物語も是非、読んでみてください!


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