見出し画像

移住をきっかけに生活を見直して気づいたこと。

今回お話を伺ったのは、鹿児島県出水郡長島町で暮らしているしんみはるなさん。
7月15日に公開したイワシとわたしの物語vol.15「私のための朝を過ごす」のモデルとして協力していただきました。

イワシとわたし モデルvol.15 しんみはるな

ライターとして活躍されていたしんみさん。
2020年8月に東京から移住した後は、鹿児島県出水郡長島町(以下:長島)の地域おこし協力隊として活動されています。
長島に移住した移住者の目線から、町内での体験や、出会った人々とのエピソードをSNSで発信しています。

ブリの養殖が日本一の長島。ブリのワクチン接種に参加するべく講習会を受けたり、船舶免許を取ったりと長島らしいチャレンジも積極的です。

規則正しい生活を

しんみさんが普段大切にしていることに「規則正しい生活」があるといいます。
規則正しい生活を大切にするきっかけは何だったのか、詳しく聞いてみました。

きっかけは、病気をしたこと。

「5年前、まだ東京で暮らしていたときに受けた検診で、癌になる可能性があるウイルスが見つかったんです。状態としては『規則正しい生活を送って無茶しなければ、自然治癒します』とお医者さんに言われて。そこから規則正しい生活を心がけなきゃって意識し始めました。

でも、生活費を稼ぐために寝る間も惜しんで働いていた東京での暮らしでは、生活を正す余裕もなくて。結局病気が見つかってからも、不規則な生活がやめられなかったんです。
その中で、ゆっくり暮らせるところに引っ越して病気を治すことに専念した方がいいんじゃないかと考え始めて、ご縁があって長島に引っ越してきました。

でも、引っ越してから鹿児島の病院で定期検診を受けたら、病気が悪化していることが分かって。2021年4月に手術を受けました。
手術を機に改めて健康の大切さを実感して、やっぱり規則正しい生活を心がけようと強く思いました」

―現在の生活のルーティンは?

「6時頃に起きて、ストレッチと身支度をして、朝ご飯を作って食べます。8時から17時は仕事の時間。17時から19時の間に夜ご飯を作って食べて、19時から21時が本を読んだり映画を観たりインプットする時間。21時頃にお風呂に入る。お風呂から出たらストレッチを45分間。そのあと、ちょっとゆっくりして23時頃に寝る。これが基本のルーティンです」

―ストレッチにとても時間をかけているように思うのですが、その理由は?

「私、凄く落ち込みやすいんですよ。ちょっと嫌なことがあると、めちゃくちゃ気にするし、がくんと落ち込む。だから自律神経を整えるセルフケアに時間をかけたほうがいいと思って、ストレッチを長めにやってます。
ストレッチを日課にしていると、嫌なことがあった日でも、体を動かしている間に心が整っていく感じがします。スッキリしてよく眠れるようになるし、単純に肩こりとか解消されるし、オススメですよ」

規則正しい生活をルーティンにするために

「規則正しい生活をするためにルーティンを作ったとは言っても、そのとおりに行かない日もあります。仕事がたて込んだり、体調を崩したりして。でも、そのときに自分を責めないようにします。完璧にやろうとすると、挫折しやすくなりますからね。だから、『今日はできなかったけど、明日はがんばろう!』くらいのゆるさが、やりたいことを習慣化するために大事だと思います」

―規則正しい生活をして変わったことは?

「後ろめたいことをしなくなりました。不規則な生活をしていた頃は、本当にだらしなかったんですよ。簡単に約束を破ったりとか。ひどかったんです。そんな私が、長島に移住して生活習慣を正していくうちに、人間性もちょっとずつ変化してきました。

この変化は、長島町からもらったギフトです。都会にいた頃では考えられないほど、町の方々が私のことを気にしてくださるんですよ。どんな話もすぐに広まっちゃうくらい、人と人の距離が近いです。そこに、いつも誰かに見られている緊張感といつも誰かが見てくれている安心感があります。

いつも見守ってくれる人がいるから安心して生活を送ることができているし、お世話になっている方々を『裏切りたくない』と思うから、いい意味で緊張感を持って、誠実であろうとする自分になった。そんな変化のある2年間でした」

これからのこと

―地域おこし協力隊、任期終了後の暮らしは?

「任期満了まであと1年なんですよ。だからそろそろ考えないとと思っています。
正直に言うと、移住当初は、協力隊の活動期間が終わったら東京に戻るんだろうなって思ってました。
だけど、暮らしていくうちに長島への愛着がどんどん強くなって、鹿児島全体でみてもいいところだなと思って、好きになっちゃって。だから、このまま暮らし続けるかもしれない。でも、今はまだ何とも言えないです。

ただ、暮らし方については、健康第一の規則正しい生活をどこに行っても変わらず続けていきたいです」

―地域おこし協力隊残り1年はどう過ごす?

「この2年間、生活を整えて健康を取り戻すことが何よりも最優先だったこともあって、『仕事を凄くがんばった!』という思い出がないんです。だから、最後の1年、規則正しい生活を送りながら、仕事を頑張りたい。まだ手をつけられていない企画がたくさんあるので、残りの任期の間に、一つずつ叶えていきたいです。あと、長島でお世話になっている方々には、もの凄く甘えさせていただいて、よくしてもらってばかりなので、私からも何か返せるようになっていけたらと思います」


体の不調をきっかけに自身の心と体と向き合う。それと同時に暮らし方やものの捉え方とも向き合い始めて、自発的に気づいたり見えてきたりした物事。ネガティブな部分もポジティブな部分もしっかり掬って、理想だけでなく今も大切にして自分を認めている。そんなしんみさんだからこそ、長島での日々の発信も書き上げる記事も温かさやきゅっと胸を締め付ける優しい心地を感じるのだと思いました。
これからもしんみさんの活躍が楽しみです。

しんみはるな's SNS

しんみはるなさんの活躍は、Twitterから。


撮影地:イワシビル

今回の舞台は、イワシビル1Fのカフェスペース。

…ともう一つ、3Fのホステル。
目覚めてから、出掛けに行くまでの流れを取るべく、上に下にと撮影をしました。

オフショット 撮影後記

イワシとわたしの物語vol.15「私のための朝を過ごす」ができるまでの撮影の裏側。
”ここだけの話”をちょこっとだけご紹介します。

衣装を選んで、イワシビルに着いたらすぐに食べていただきました。この朝食、実はちゃんと完食し終わるまで撮影が続きました。

ずっと見られっぱなしの撮影中。食べきったしんみさんと撮影しきったこじょうかえでさんに感謝しかありません。

撮影中、会話に花咲かせてます。
キラキラした目で話を聞いてくれるので、どんどんしゃべりたくなってしまいました。

指先でほっぺたをついた可愛いポーズをしたあと、恥ずかしくなってくしゃっと笑うしんみさん。左手はその名残。

ふぅっとほうじ茶を飲みながら休憩。
ご飯をかきこむタイムアタック的な朝じゃなくて、こんな朝を過ごしたい。

食べかけを撮るこじょうかえでさん。この一口分のご飯をどのタイミングで食べるか。このお題で話すと意外と盛り上がりそう。

誰でも憧れたことはないでしょうか?
好きな人に「あーん」されるシチュエーション。笑顔が眩しい。

「上目遣いであざとくいこう」のカメラマンの声によるショット。
あざとーい!と盛り上がりました。

焼ウルメイワシの丸干し。思ったより固くて手でガジガジ。
こちらの丸干しはお箸より手で食べるのが似合うのです。

ほら、この滲むわんぱく感。

とってもいい笑顔で食べてくれるのが、すっごく嬉しかったです。

この笑顔で「ごちそうさま!」なんて言われたら、いくらでもご飯出しちゃう。

3Fホステルでの撮影。寝たふりをしてもらいました。
布団をちょこんと持って寝る人だ…!と勝手に和んでいました。

ついつい笑っちゃった人。寝たふりバレた女の子みたいです。

真っ白なシーツに真っ白な足。
「赤ちゃんみたい」とこちらも激写。

朝が似合う爽やかな笑顔。

朝の時間を切り取るということで、洗面台で身支度っぽく。
実はカメラマンが写り込まないように角度を調整し撮ったもの。案外これが難しい…!

今回の撮影はコーディネートを2種類用意してもらいました。
もちろんいつもとお馴染みLIZEさんです。
ゆったりめの服にきらりと光るイヤリングが可愛い。

口紅を塗る女性の横顔って魅力的じゃないですか?
ついつい見てしまいます。塗っている側はびっくりしちゃうけども。

「リップを顔の横に持ってきて『よし!』って顔して」の図。
口紅の広告ビジュのよう。

白Tシャツに爽やかなイエローのワンピース。スリットからちらりと覗くドットのボトム。
イワシビルのドアともぴったりの色合い。

これはちょうど向かい側の歩道で猫を発見した瞬間。
「猫ちゃん!」とこの嬉々とした混じりけのない表情!

イワシビルの外でも撮るなら。イワシの看板も!と。
やはり、青と黄色の組み合わせは爽やかです。
そしてこのとき姿勢はめちゃくちゃ中腰です。

以上、オフショットでした!


noteに載せきれなかった写真は、イワシとわたしのInstagramに毎日掲載していきますので、チェックしてみてくださいね。

しんみさんがモデルを務めた物語はこちらから読めます。

物語に登場した朝食はイワシビルのホステル宿泊のオプション。

宿泊者だけの特権です。


この記事が参加している募集

習慣にしていること

この街がすき

最後まで読んでくれてありがとうございます! サポートももちろん嬉しいですが、アナタのスキが励みになります♡ これからも、イワシとわたしをよろしくお願いします!