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子供のころからマラソンは苦手でした。だからトライアスロンを続ける4つの理由

子供のころからマラソンは苦手でした。

毎日のようにサッカーで走り回っているのに、マラソンになると文化部の人に置いていかれるぐらい、もともと苦手です。その他の運動は特に大きな苦手意識もなくできましたが、持久系スポーツは、子供ながらに認めざるを得なかった「才能がない」ということの、ひとつでした。

そんな私が、なぜトライアスロンのように代表的な持久系のスポーツに手を出しているのか?

年齢相応に「基礎体力の維持や向上が目的」ということ、それ以上の理由があると思っています。

Beat Yesterdayなスポーツ

一つには、自分を諦めたくなかったからです。苦手意識の克服。才能がなくても努力で補って克服できる。今までの自分や自分の人生に対するネガティブな部分の印象を変える。などなど、いわゆる、Beat Yesterday*、昨日の自分を倒せ、の精神からです。

学生の頃は、私のようには苦手ではない人が周りにいっぱいいて、周りからできなさを見られていることで、つらい気持ちにもなった気がします。今は練習でうまくいかなくても一人きりですし、周りの目を気にする必要はありません。

アプリを通じて他の人にも記録が共有されますが、学生の頃のようなつらい気持ちには全然なりません。なぜならトライアスロンのいいところは、順位を争うようなレベルの方は別かもしれませんが、私のような趣味でやっている者には、自分だけが競争相手だからです。他の選手は健闘を称え合う仲間という精神が、トライアスロンにはあります。だからこそ、バイク(水泳のあとの自転車パート)種目で、誰かのすぐ後ろで走ることで空気抵抗を減らすドラフティングという走り方は、禁止されています。順位を上げて誰かに競り勝つことではなく、自分ひとりが競争相手との精神に基づいているから、だそうです。

*ちなみに、Beat Yesterdayは、私が付けている運動などを記録してくれる電子時計のメーカー、Garminが謳っている標語です。

全身をバランスよく鍛えられるスポーツ

二点目には、トライアスロンは全身をバランスよく鍛えられるからだと思います。

スイムが750メートル、バイクが20キロ、ランが5キロのスプリントディスタンス(スイムが1500メートル、バイクが40キロ、ランが10キロの一番標準的なオリンピックディスタンスの半分の長さ)でも、1時間半くらいは動き続けているわけですから、まずは心肺能力をしっかりと鍛える必要があります。心肺能力や持久力は、年齢を重ねても無理せずに鍛えていくことができます。

また、長丁場を乗り切るためには、最後のランを終えるまで、両足がもたなければいけないので、途中もなるべく足にばかり負荷がかからないように、体幹(腕や足以外の胴体部分)を鍛える必要もあります。体幹は、歩く、座る、立ち上がるなど、スポーツ以外の日常生活での体の動きでも大事な部分です。

加えてトライアスロンでは、スイムでは主に上半身、バイクでは主に下半身を、練習で鍛えることになります。

ボディビルのような大きな筋肉をつける必要はないので、食費がかさまないこともいい点ですね(自転車関連の初期費用はけっこうかさみますが)。

充実した毎日につながるスポーツ

三点目には、トライアスロンで大会に出れるように準備するためには、1週間7日、1日24時間を、日中に仕事をしながら、どのように身体能力の維持や向上に使うかを考える必要があります。効率的で実施可能な計画を練る力や、計画を実施していく気力や体力も、トライアスロンを通じて鍛えることができます。

いろいろな能力を、限られた時間を使って鍛えていくことで、自分の身体や時間だけでなく、心もうまくコントロールする力を、共に鍛えていくことができます。ヤル気を出すことだけでなく、日常のストレスレベルをコントロールする力です。トライアスロンを続けると、日々の充実度は上がっていく気がします。

人や自然との出会いがあるスポーツ

四点目をあげるならば、練習や大会本番で、人と知り合ったり、初めて行く場所の自然と触れ合ったりと、トライアスロンを通じてさまざまな出会いがあるからだと思います。

ビジネスでのドライなものの考え方や人間関係では生まれにくい、相互の尊敬や信頼、恩情が生まれやすい時間が、トライアスロンを通じてつながった方々との間には流れる気がします。これは、ありがたいです。

恰好をつけるならば、一点目であげたように、知らない自分との出会いもたくさんありますね!

ちなみに見出しの画像は、仕事で米国のサンディエゴに行ったときに撮った、ビーチの写真です。トライアスロンを続けていれば、いつか、こんな海外の海を泳いだり、海辺の町を走ったりできるのかなと思い、見出しに使ってみました。

以上、なんだか知ったような書き方をしてしまいましたが、私はまだ大会に出たこともない(2020年6月にエントリーしていた大会は、コロナの影響で、中止になってしまいました)、競技歴が半年程度の駆け出しです。すいません。

いまはプールが使えずに、家の周りを走ったり、家でヴァーチャル自転車を漕いだりしてるだけの軟弱者ですが、こつこつと計画的に努力を積み重ねて、来年の夏の大会では、初出場にして余裕を持ったパフォーマンスを発揮できるように頑張っていきたいです。

ここまで読んでいただいた、とてもありがたい皆さん、もしよろしければついでに応援を、どうぞよろしくお願いします!

頑張ります!

(了)




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