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学生の声を聞いてみた 学生対談その6

学生対談第6回目は、スポーツ文化専攻スポーツ・コーチング1年の西田佳穂さんと美術文化専攻書画工芸コースの高土居莉乃さんです!対談場所は、大学の敷地内で行ってみました!プロジェクトに関することから、あんなことまで、等身大の女子大生の思いや考えを聞き出してみました。是非最後までご覧ください!
取材・撮影・記事/岩松千紘

◇◇◇

――なぜ、ふたりとも岩見沢の教育大に?

高土居:北海道で国公立、かつ専門的に美術を学べるのがここだった。あとは、子どもと一緒に美術に触れられたらいいなと思ったから。子どもが好きなんです。何を一番学びたいかって言われたら、やっぱり美術だった。

西田:私は、まず国公立で体育を学べる学校を探してて。ずっと体育の先生になりたかったから。それで兄が北海道にいるから、香川県と北海道って離れているけどそんなに抵抗はなくて、北海道の大学を選んだって感じかな。

――入学してから半年が経って、後期が始まったけど、学校生活はどう?

高土居:私はまだ対面授業はなくて、あんまり前期と変わらないかな。でも、もう少しで体育の対面授業があるから、そこで色んな人に会えるのが楽しみ。

西田:私は実技が多いから、美術専攻の人と比べると多いんかな、と思う。でも前期は全然対面なかったから、今はこうやって身体を動かすことができて嬉しい。

高土居:全然大学生してるっていう実感は湧かない(笑)

西田:分かる(笑) 私はフットサルやってるけど、それでもまだまだ大学の人の中の繋がりが薄いかなって思ってる。

――どんなことに興味がある?何をするのが好き?

西田:楽しいことしたい!色んな人と関わりたいよね。

高土居:うん、分かるなあ。小さなテリトリーだけじゃなくて、色んな人を巻き込んで楽しいことをしたい。

(ふたりは昔から色んな人と関わるのが好きだったの?)

西田:いや!全然そんなことはない(笑)

高土居:私も(笑) むしろ人見知りでした(笑) 

西田:それでも高3の時くらいからボランティアとかやりたいって思うようになって。

高土居:そうなんだね。私の場合は生徒会入ってから、色んな人とコミュニケーション取るのが好きになったかも。

西田:え!生徒会入ってたの!?(笑)

高土居:うん、入ってた(笑) そんな意外!?(笑) 私の高校の生徒会は良い意味でそんなに役割分担が明確化されていなくて。もちろん会長、副会長は生徒会の中でも核になる存在ではあったけど、その他のメンバーの人達はみんなが同じ位置にいるというか。

――これまで小中高で部活含めてどんな活動をしてきたの?

西田:私はずっとサッカーやってて、女子サッカーのチームは学校としてのチームではなくて、地域のクラブ活動だったんだよね。だから地域に根付いていたチームだったと思う。小学生のサッカー大会のお手伝いをしたり、地元のスポーツ大会の運営スタッフをやっていたこともあった!そういう支える側になって、こういうのも楽しいなと。

高土居:私は幼稚園の時からバレエをやっていて、その頃からトールペイント(木製品に絵の具を塗る手芸、フォークアートと呼ばれる)をやってた。中学校に入ってからは美術部に所属しながらも、バレエ、トールペイントどちらも両立していて。それで、舞台芸術に興味が出てきたんです。

西田:へえ、すごいね。

高土居:それで、丁度高3の時に学校が合併したんですけど、その時に学校の校章をデザインするプロジェクトがあって。

西田:え、面白そう!!

高土居:うん、面白そうでしょ?それでそのプロジェクトに参加したり、色んなボランティアをしたり。なんか地域の人と関わりながらやっていくのが楽しいなって。 あとは一晩だけ市内の市電を無料で乗れるっていうボランティアに参加した!子どもたちは函館市内の博物館や美術館がタダになったりして。その各所にスタンプを設置して、スタンプラリーをやったなあ。あとは「街で作るならどんなことをしたい?」って学校で考えて実際にクリスマスの時期に合わせて街でフラッシュモブをやったり、ダンスをしたり。なんか何もかもが初めてのことで結構どきどきしてたんだけど、それがすごい楽しくて心に残ってる。そこから楽しいことなら色々やってみたいなって思うようになったんだよね。

――このねぶたプロジェクトに関わろうと思ったきっかけは?

西田:私のお姉ちゃんが京都造形大学に通ってて。実はそこもねぶたを作ってるんだけど。

高土居:え!そうなんだ!

西田:そう!それで造形大の学生が作ったねぶたを目にしたときに「すごい!」って思った。岩教でもねぶたが作られているっていうのを知って、面白そう!やってみよ!って思ったんだよね。

高土居:実は私の祖母が青森の弘前にいるんです。弘前は扇形のねぷたなんだけど、とにかく祭自体がすごい好きで!花火の音が聞こえたら、行きたい!ってなってパジャマでも飛び出していくレベル(笑)

西田:それはすごい(笑)

高土居:だから、毎年帰ってきたときに祭が楽しみでしょうがなかった。 最初入学して間もない時に、岩見沢でねぶたを制作してるって聞いて「あのねぶた!?作ってみたい!とりあえず入ってみよう!」って思った。今までずっと見る側だったから作れることに嬉しさを感じた!あまりこういう機会ってないと思うんです。

ーーふたりから見て代表の悠平さんはどんな人?

高土居:ねぶた愛!!!(笑)

西田:(笑)

高土居:だれよりもやっぱりねぶたの制作に関しては熱い思いを持ってると思う。ピリピリした人が上だとあまり馴染めないけど、悠平さんは優しくて(笑)

西田:悠平さんフレンドリーだから、間違ってため口で喋っちゃうもん(笑)

――今のプロジェクトメンバーについてどう思う?

西田:めっちゃ平和(笑) あとは和気あいあい!って感じかな。みんなほんとにいい子ばっかり。

高土居:うんうん。先輩も優しいしね。

――”祭”ってどういうものだと思う?

西田:楽しいもの。あとは、、、どんちゃん騒ぎ!(笑)

高土居:(笑)

西田:え?違う??(笑)

高土居:いや大事!(笑) 私が思う”祭”は、その土地の文化に触れる、その地域のことを知れるものだと思う。祭を通して地域の人の輪が広がっていくものなのかなって。

西田:あとは屋台の美味しいもの。。。

高土居:ね!!なんであんなに屋台の食べ物って魅力的なんだろう(笑)

――来年の祭に期待することは?

西田:本心を言うと、私はあんまり祭がどうなるのか想像がつかないんだよね。

高土居:そっか。ん~私の場合はなんだろうな。最近ネットで【岩見沢 ねぶた】で検索をかけたら一番にこのねぶたプロジェクトのことが出てきて。それがなんか嬉しかった。本場の青森のねぶたがありつつも、岩見沢でねぶたがあること、ねぶた祭が開催されることが多くの人に伝わったらいいなと思う。「岩見沢のねぶたって良いよね」って思われるくらい魅力的なものにしたいな。

――最後に一言!

西田:こんな世の中、ご時世だけど、頑張ってる学生がいることを知ってもらって少しでも明るい方になっていったらいいなと思う。今は何をするにしても制限がかかってしまうけど、もし状況が良くなったら思いっきりやりたい!

高土居:はじめてこんなに深く話せて、もっと喋りたい!!って思った!

――二人とも寒い中、対談ありがとうございました!なかなかこのメンバーで話すことはなかったので、とても良い機会になり、今まで知らなかった二人の一面を見ることができました。二人はスポーツと美術で異なる専攻分野ですが、「楽しそうだから、面白そうだからやってみたい」という根本的な思いは一緒でした。祭開催にあたって、運営するスタッフがこの気持ちがなければ成功しないのではないかと思いました!純粋な気持ち、大事にしていきたいですね。なんとプロジェクトメンバーの対談は三分の一が終わりました。今年までに全員の思いを皆さんにお伝えできたらいいなと思っています。是非、お楽しみに。(岩松)

プロフィール
左◆西田 佳穂(にしだ かほ)
専攻:スポーツ文化専攻スポーツコーチングコース1年
出身:香川県
趣味:料理、体を動かすこと
右◆高土居 莉乃(たかどい りの)
専攻:美術文化専攻書画工芸コース1年
出身:北海道函館市
趣味:寝ること(ちなみに3秒で寝れる)、食べること、絵を描くこと

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