心が豊かに育つ子どもの散歩
我が家は昨年の3月末に引っ越しをしました。以前のアパートよりも広い場所を借り、娘の幼稚園にも近くなったので満足しています。(最近散らかってるけど笑)
娘も今のアパートには満足していて、自分の部屋もできて「わーい」なのですが、ひとつ納得がいかないことがあるようで、いつだったか「前のおうちがよかったなー」とぽつり。話を聞いてみると「前のおうちはすぐ近くに公園があったし、お散歩もできたから」ということでした。
以前のアパート周辺には、ほとんど車の通りがなく、2、3分も歩けば海岸沿いの道が遊歩道として続いている場所があるんです。そこが娘とわたしのお散歩コースで、毎週休みの日にはそこで散歩をしていました。車がこないので1歳2歳の子どもに自由に歩かせてあげることができます。娘はそこでの散歩がとても好きだったんですね。
子どもと戸外に遊びに行こうと思ったとき、いちばん先に思いつくのは公園かもしれませんが、わたしは散歩も公園で遊ぶことと同じかそれ以上の良さがあると思っています。
調べてみたら予想以上のメリットがあって驚いていますが、散歩って歩きながら周りを見渡していると、いろいろな発見をすることができることが、いちばんの良さかなと思います。
春は桜や菜の花、たんぽぽ、シロツメクサ、テントウムシやだんごむし。
夏はセミの抜け殻を見つけ、セミの鳴く煩さや木陰の気持ちよさ。
秋はどんぐりやまつぼっくりを拾い、落ち葉の感触を楽しめますし、冬は寒いけれど、その風の冷たさを感じられます。
詳しい散歩のメリットは下記のサイトに記載されていたので割愛しますが、メリット抜きにしても、そういう季節の移り変わりを我が子と一緒に感じられる時間って子育てにおける親子の貴重な時間ではないでしょうか。
そもそもわたしがなぜ娘と散歩をたくさんしようと思ったのかという話ですが、わたしが幼少期に喘息を頻繁に起こしていたことにあります。喘息のほかにも、幼稚園時代は、まーーー!風邪で休むことが多くって。単純に体力がなかったんですよね。きっと。なので娘にはそれなりに体力をつけてあげたいなーと思ったのがきっかけでした。
今となってはわたしは家の中でのごっこ遊びやブロック遊びよりも、娘とのーんびりお散歩するほうが好きなので、時間があれば外へ散歩へ行っています。平日のバタバタした感じとは違うゆったりした時間は、わたしの気持ちもリフレッシュさせてくれている感覚があります。
結果的にサイトに書いてあるような散歩の効果はあったのでしょうか。「散歩ができたから前のおうちがよかった」と娘が言うくらいですからね。娘にとっても、散歩は心の安定をはかるためによいものだったのだと思いますし、自然の変化によく気づく様子が見られます。
自然が大好きな娘。心穏やかに成長してくれている姿の要因のひとつは散歩にあったと思っているし、お出かけをして「疲れた。もう歩けない」と言われないだけ、娘の歩く力がついているんだなぁと感じています。
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