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私の強み

長い物には巻かれない

最近「あなたの強みはなんですか?」と問われたことがありました。
私は「どこでも、いつでも自分らしく振る舞うこと」と答えました。
ただ、これには少し不足していることがあります。
「そんなふうにできることを目標にしている」という意味合いが抜けている点です。
「わがまま」とは全く違います。「長い物には巻かれない」という意味です。
しかも周囲に迷惑や嫌味を与えることなく。
このことは日頃の言動やタイミングが大事。いきなり自分を通しても不自然にしかうつりません。周囲が「らしいね」と納得してくれなければ意味がない。

苦い体験

もうずいぶん前のことです。私は女性ばかりの職場にいました。
私はたくさんあるカタログが選びやすいようにシールで見出しをつけました。
でも、新人の私が「出過ぎたこと」をしたようで、先輩達にはあまり受け入れてもらえませんでした。それでも私は「この方が便利だから」と思うことは次々にしたのですが、やはり全然喜んではもらえず、返って先輩たちの反感を買ってしまう結果に。

何故でしょうか?それは方法が間違っていたからです。
まず、こんなに次々してしまうと今までの先輩達のやり方を否定したことになります。
また、誰にも相談せずにしたのと時期尚早だった点です。

人間万事塞翁が馬

良かれと思ってしたことも方法や時期を誤ると、不快に感じさせてしまいます。
特に同性の場合は厳しい。私は思いもよらない先輩達の仕掛けに落ちて
結局半年後にはその職場を辞めました。
ただ、その3ヶ月後には仕事内容も仲間や先輩にも恵まれた職場に転職できたので、何が幸いするかわかりませんね。

心掛け一つで天国か地獄

この天国のような職場を失いたくなくて、私は地獄のような経験を生かそうと決めていました。「出過ぎたこと」はしない。「良けれと思ってすることも必ず相談してから実行する」。
そして私が新人でなくなったころ、改革したいと思うことを相談しながら行いました。思った通りとても快適な環境の中で仕事ができ、残業の毎日でも全く心の疲れは感じることなく、勤められました。(前の仕事は残業0でも心はズタズタ)

「余分なことは言わない」ことも大事。「でも」が多いと反感を買いやすくなるので、御用心。私はついこの一言を言ってしまいがちでした。意識すればこの接続詞を使わなくても、言いたいことが言えるようになります。
「こんな方法もありますよね。」から始めてみる。するとすんなり聞いてもらえます。ちょっとした工夫でまるで印象が変わり、(思っていたことが言えない)ストレスや自己嫌悪に陥らなくて済みます。

尊敬か敬遠か

そして最後に誰にも迎合しないことも私の信条です。
一目も二目も置いている先輩には、なんでもハイハイと言ってしまいがちですよね。でもそれはその先輩にとってとても寂しいことだと思います。
ご機嫌を取られて浮かれているのは政治家や能力のない2代目社長くらいなもんです。
尊敬と敬遠とは違います。失礼にならない冗談なら全然構いません。
その先輩も心を開いてくれるでしょう。
これは年下でも同じです。若い子に好かれようと思ってはだめ!
きちんと叱ってあげる大人であることが、何より大事です。
彼らも意外と人を見てます。ご機嫌を取ってる大人のことは信用しません。

人生の課題

職場とは有難いもので、サラリーをもらいながらいろんなことを教えてくれます。結局人間関係が全てと言っても過言ではありませんね。
「自分らしさをどう表現するか」それが人生の課題ではないでしょうか?


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