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紙胎漆バッグ

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ちょっと読書をしにカフェへ。

おうちの中でも、お気に入りの本や手帳をこの中に入れ、自分だけの時間を。

お茶会などの和装の際に、おさいふや袱紗の小物を。

毎日の忙しい日々の中にもちょっと特別になる、そんなひとときを想像しながらこの作品を作りました。


手から出来る丸みのある柔らかい形を削り出し、元の型を作りました。

そこから3か月ほど掛けて、和紙の生地を漆で何度も固めて制作し、

こんこんと音が鳴るくらい硬くなっています。

表面には地の粉といわれる粉を蒔いて強度を高めつつ、

少しざらっとしたマットな表情と手触りに仕上がっています。


全て経年で変化する素材になっています。

お手入れをしていただきながら、少しづつ変化する味わいを楽しんでいただけましたら幸いです。


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型を取り、2つに割ってから外したところです。

この状態から和紙でくっつけ、漆で何度も固めながら作ります。


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猪革の取っ手は取り外し可能で、別売りで販売もしています。


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左がずっと使っている私物の試作品(少し短め)。

右が現在販売中の作品です。

猪革も漆も手の油で艶の出る素材です。

経年の変化もお楽しみいただければ嬉しいなと思っています。


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色は黒と白の2色展開です。

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形は大小があります。


昨年中止なった松本クラフト主催で開催したiichiの特設ショップ「craft days」でネット販売をさせていただきました。

BASE、iichiでも販売中です。

よろしければどうぞご覧ください。


展示情報や製作中のもの、日常のことなど、こちらでお知らせしています。


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