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夢の一発逆転ホームランは、打てるのか

書式の試験は、不動産登記、商業登記の各1問づつしか出題されず、しかも、択一とは別個に基準点が設けられている。

そのため、仮に択一で満点近い点数をたたき出したとしても、書式の問題のうち1問でもできなければ、合格という結果を出すためには、致命傷になりかねない。
逆に、択一がギリギリであったとしても、書式の問題が2問ともそこそこできたとすれば、合格という結果がでる可能性は高まる。
その意味で、ギャンブル性が高い試験科目が書式の試験なのである。

直前期の勉強の目的は、知識やスキルの量は少なくとも、正確性を高めることにある。
これは、書式の勉強を理想的に進めることができた方だけでなく、書式の勉強が十分に進まなかった方にも共通の目的である。

そのため、対象となる知識とスキルを、出題予想論点を軸に大胆に絞り、メリハリを付けて書式の勉強を仕上げることになる。
とすれば、今まで書式の勉強が十分にできなかったとして忸怩たる思いにかられている方であっても、勉強対象を予想論点に絞る限り、それをこなせる可能性が出てくることになる。
ただ、やるからには覚悟を決めて徹底しなければならず、中途半端では、ダメなのである。
中途半端こそが曖昧な知識やスキルに繋がり、本試験での迷いを一層、増幅させるからである。

そのため、本試験までに実際にやれる分量に勉強対象を絞り込むことが必要となる。
『うかる!記述式「合格への直前予想編」』の演習が、不動産登記3問、商業登記3問の計6問に過ぎないのは、そのための配慮なのである。

出題予想は極めて難しく(簡単であるのなら誰も苦労していない)、ギャンブルと言っても過言ではないものである。
しかし、だからと言って、もはや理想の勉強をする時間は残っていないのである。

さあ、一発逆転ホームランを狙うのか、座してむざむざと敗戦を迎えるのか、それを決めるのは、あなた自身である。
ただ、講座に参加するのであれば、必ず徹底してこれをやりきることを誓って頂きたい。一発逆転のホームランは、中途半端な「魂」では、打てないからである。

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