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年末年始の過ごし方

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

今回は,多くの受験生にとってまとまった学習時間をとるチャンスである年末年始の学習方法についてお話していきます。


【1】年内にやるべきことを年明けに持ち越さない

年末年始となると,あれもやろうこれもやろうと学習スケジュールを詰めてしまいがちですが,まずは「年内にやるべきことを年明けに持ち越さないこと」に絞って計画を組み立てるとよいでしょう。

というのも,年明けには本格的な答練が開講し,それに時間を掛ける必要があるだけでなく,知識のブラッシュアップ,そして弱点となっている苦手科目の強化など,やることがたくさんあります。

そのため,年内に終わらせるはずだった学習工程を年末年始の後に持ち越してしまうと,年明けの学習する内容が十分に消化できないおそれがあるのです。

【2】特にインプット学習を優先する

特に年末年始までに終わらせておきたいのが「インプット学習」です。まだ受講を終えていない講義がある方は,その視聴を優先しましょう。また,講義に合わせてテキストを1回読んだきりで,まだ2回目の読み込みができていない方は,年末年始を活用してテキストに目を通しておくことをお勧めします(可処分時間の中でテキストの全体を読むのが難しければ,頻出分野に絞る,マーキングした箇所に絞るなどの工夫をしましょう)。

※もちろん,年明け以降もインプット学習を引き続き行う必要がありますが,年内にテキストを2回程度繰り返し読んでおくことをお勧めします。

【3】年明け以降の学習プランを立てる

年明けになってから年明け以降の学習プランを組み立てるのでは遅く、新年早々勉強以外の時間を要してしまうことになり、学習のリズムが悪くなります。

そのため、年末年始には,本試験日というゴールから逆算して,直前期,そして年明けにどのような学習をするのか,大雑把でいいので見通しを立てておきましょう。

【4】正月ボケを防ぐために

正月に勉強をお休みしたのをきっかけに正月ボケになり、答練が開講するまで勉強が身に入らないことは、意外と受験生によく見られる現象です。

年始の区切りを利用すれば、今までの学習でうまくいかないことがあっても、いい意味でリセットすることができるため、年始からスタートダッシュをかけるのが、受験生のメンタルとして有利となります。

そのため、正月ボケを防ぐために、大晦日など正月前にまとまった休みを取り、リフレッシュした上で、正月からがっつり勉強するのもありです。他の受験生が休んでいるときに自分は勉強してリードしているという謎の優越感もあり、意外とモチベーションが上がります。

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