見出し画像

【アプリ広告】入札額の決め方教えます:Google編(UAC)

どうも古田です。

本日は、Google社が提供しているUAC(ユニバーサルアプリキャンペーン)の広告運用においてよく質問いただくことを書こうと思います。

初投稿というところで簡単に自己紹介から。

現在、株式会社issekiで働いておりまして
前職ではデジタル広告のコンサルタントをやっておりました。

扱える媒体は、Google、Twitter、Facebook
あとYahooとLINEを少々というような形でございます。

では、本題に戻りましょう。

今回は、上述のUACの入札方法についてお伝えします。

■ UACってそもそもどういう広告?

広告主がクリエイティブの入稿を行うと、データやユーザーインサイトを基に、機械学習の技術を使用、自動でコンバージョン獲得に向けた広告配信を行う、アプリ広告主向けの広告メニューになります。

■なぜ入札の話?

UAC(ユニバーサルアプリキャンペーン、以下UAC)の運用において大事なものは以下の3つになります。

・入札
・構造(最適化/配信対象)
・クリエイティブ

クリエイティブに関しては、たくさんの変数がありますが
入札と構造に関しては、誰しもが平等に扱うことのできるものかと思い、今回は入札の話を書かさせていただくことにしました。(構造の話は別でします)

■適正な入札とは

今回書く適正な入札とは
「設定日予算内で広告効果を最大化できる入札金額(UAC)」になります。

「Winning rateを100%にしたい」
「潤沢な予算があるため配信を出せるだけ出したい」

などの場合は、当てはまりませんのでご注意ください。

適切な入札といっても扱う商材、サービスによって入札額は様々なため
入札が強すぎるのを見極める方法」と「入札が弱すぎるのを見極める方法」の2つのパターンで解説していきましょう。

■入札が強すぎるのを見極める方法

上の画像をご覧ください。

画像は、時間帯別に見たときのUACキャンペーン画面になります。
赤枠のところに注目して欲しいのですが、16時〜23時の配信金額が¥0になっています。

これは入札が強く15時までに広告予算を使ってしまっている状態になりますので、入札を下げた方が良いです。

「入札を下げるとUACに必要なコンバージョン母数を担保できなくなる!」
等の可能性が考えられますが、上の画像の場合は、設定している日予算に対して明らかに強い入札を設定している状態のため、入札は下げても学習への影響はありませんのでご安心ください。

むしろ16時〜23時の時間帯学習がされていない状態のため、入札を下げ16時以降の配信を行った方がより良い学習になります。

■入札が弱すぎるのを見極める方法

いたってシンプルです。

設定している日予算を消化できていない場合です。

※注意※
前回の配信から予算を上げたばかりの場合は、学習中のため例外になります。
ご注意くださいませ。

■入札額はどれくらいを目安に変更すれば良いの?

ケースバイケースですが、私は「10%」を目安に変更するようにしています。

〈例〉
現状の設定入札が「¥1,000」で設定されている場合は、「¥900〜¥1,100」までの間が1日あたりに変更する目安です。

上記以上変更してしまうと配信面(GDN,Search,YouTube)の割合が大きく変わる可能性があり、学習に大きな影響が及ぶ傾向にあるためです。

あくまで目安ですので、例えば「現状より大幅に配信を伸ばしたい!」「配信を大きく絞りたい」などの場合は思い切って20%〜30%程度変更してもらって構いません。

■最後に

今回は、誰でもわかるような書き方をしましたので、上記のような形でおまとめしています。ただ、実際はKPIやその時の状況によって入札は変わってくるかと思いますのでご参考程度にしていただけますと幸いです。

その他ご質問、記載してほしい情報等ありましたら、お気軽にコメントくださいませ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?