見出し画像

雨の日。子どもだからこそ(1)

皆様こんにちは。
 
梅雨明け宣言が待ち遠しい昨今ですが、みなさま、お健やかにお過ごしでしょうか。雨の日ばかりだと、ヤル気がでにくいし、なかなか調子があがらない…洗濯ものだって乾きにくい!梅雨って嫌いだな~って思われる方、多いと思います。「いえいえ、お気に入りのレイングッズが使えるから、私は雨の日が大好き!」という方もいらっしゃるかも。
 
とってもステキですね。私もそうありたいのですが、家から舗装道路や駐車場に行くまでが砂地で長靴がどろどろになってしまいますし、傘はすぐに無くしてしまうタイプですので、素敵なレイングッズが買えません(苦笑)。
でも、雨の日だって嫌いじゃないのです。
 
だって、朝読タイム(小学校・中学校で読み聞かせボランティアをしています)で、大好きな『ぼく、あめふりお』(作:大森裕子、出版元:教育画劇)が読めるから。それはそれで嬉しく思いながら読んでいます。
 


 
さて、こちらの「あめふりお」くん。私の中では、クラシック映画「カサブランカ」のリック(演:ハンフリー・ボガード)に匹敵するくらいの”ハードボイルド”さ。見た目はかわいい”てるてる坊主”なのですが、憂いを秘めつつ愛する女性の幸せを願ってそっと身を引く「男の美学」を持っているのですよね~そういう「男の美学」を、嬉しそうに聞き入ってくれている小学生たちに伝えられないのは残念なのですが(苦笑)。
 
この絵本の中に出てくる女の子は”雨の日を楽しむ天才”!雨の中、いろんなキラキラを発見し、全身で楽しんでいます。感性が豊かなのでしょね。でも、子どもって誰もが森羅万象を楽しむ才能を持っているはず。水たまりがあれば、思いっきりバシャンって入りたくなるし、雨が激しくなれば、傘をくるくるまわしながら水滴を巻き散らせたくなる……。これは子どもの性(さが)でしょう。
 
私たちだって子どもの頃はしていたはずなのに、いつの間にか「やめなさい」って言う立場になっているのだから、大人ってつまらないですね(でも、ついつい周りの人や洋服メンテナンスのことを考えてしまって…)。

次回の記事はこちら