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「Waapoo(ワープー)」女性が使いやすいシェアオフィスを作った理由。

こんにちは
Next Newman Networks 株式会社のIsobeです。

先日、はじめてのnoteを書きました。
読んでいただいた方はありがとうございました!

前回のお話はこちら

今回は、わたしたちのプロジェクト拠点としてOPENした「女性が使いやすいシェアオフィス」のお話をさせてください。

オフィスOPENの目的に、少しでもご賛同を頂けたら嬉しいです。


1.まずはじめたこと

社会課題に取り組みました

取り組んだ課題は、「女性の働く環境」に対する様々な問題です。

この課題は、長く政策主体で取組が行われてきましたが、政策内容と実情の乖離が大きく、制度のみ変えても社会的観念が変わらなければ解決しないというわかりやすい例でもあります。

また、生産年齢人口減少が確実な日本は、女性とシニア世代の労働市場への参加が絶対的に必要となります。

待ったなしの状況もあり、以下を目標に取り組みました。

女性の労働環境を再構築する

【実現したいこと】
・ 労働機会を損なわず、継続的に働ける女性の労働環境の仕組みを作る
・以下を実現の柱に設定

 (1) 女性の働き方の再構築・新提案、社会への問いかけ
 (2) 継続雇用先の増加・労働機会の創出
 (3) 年収の壁の撤廃

わたしたちは、シェアオフィス活用を解決の糸口にすることとしました

なぜシェアオフィスが、女性の労働環境改善につながるのか

女性の働く環境は多くの問題が存在します。

  • 育児や出産による労働機会の損失

  • 離職率の高さ

  • 望まない非正規雇用の女性割合の高さ

  • 106万円や130万円を超えると手取りが減少する「社会保険の壁」

これらの課題は、過去の第二次安倍政権から、未だ解決策が見えないまま、人口減少や少子高齢化といった静かなる有事につながっています。

その他、

  • 新型コロナで浮き彫りとなった就業女性の立場の弱さ

  • 最低水準のジェンダー指数

  • テレワークで逆に増えた女性の家事

などもあります。

わたしたちは、以下の実現目的を定めてシェアオフィスを作りました。

 (1) 時間があるときいつでも利用できるフレキシブルに働く環境
 (2) お仕事の提供
 (3) それら労働を可能とする様々な付帯サービスを提供
 (4) 課題や問いかけを発信する拠点
 (5) ロビー的な活動やコミュニケーションが生まれる場所になること

課題すべてが解決するわけではありませんが、女性が働くために強いられる負担は、生活環境に近い場所に、働ける環境とお仕事、それを叶えるサービスがあることで、ある程度は解消できると考えました。

男女共同参画などの考え方は素晴らしいですが、多様性という言葉には、「働き方も」という、いろいろな働きがあるという解釈も必要です。
働く環境における悩みや課題は男女同じわけがないので、家庭でのお仕事を都合よく担わされてしまう女性を助ける、というシンプルな考えです。

また”オフィス”という言い方をしていますが、理想はオフィスの範疇を超えた、女性の労働環境を救うラストワンマイル(エンドユーザー(生活者)にへの最後の接点)的なオリジナリティを出していきたいと考えています。

そして・・こんなオフィスが完成しました。

2.女性が使いやすいシェアオフィス

Waapoo(ワープー)と命名しました

それぞれの頭文字からWaapooと名付けました
OPEN直後のオフィスです

【名称由来】
 ・ Women and amazing power無限大(∞)をoo = Waapoo(ワープー)
 ・ (意味)女性の驚くべき力は無限です。

【施設】
超集中エリア・集中エリア・リラックスエリアの3エリア構成
・その時の気分でシームレスにエリア移動できる
・利用席 23席 すべて身体への負担がないよう設計されたCOFOチェア
飲食自由(持ち込み可)
リラクゼーショングッズ完備
フリーWi-Fi

など、です。
更に詳しくはHPをご覧ください。

【顧客範囲】
 1. 一般会員様向けのオフィス利用
 2. 法人会員様向けのサテライトオフィス利用
 3. 個別カスタムプラン(ご利用時間が限られる方向けに個別にカスタム)
※ すべてのプランで、女性の同伴であれば男性の利用が可能


女性が使いやすい、という点は強みですが、それ以外は他のフレキシブルオフィスの類を出たものではありません。

おかげさまで多くの会員様にご利用頂いていますが、まだまだ発展途上なので、足りないものもたくさんあります。

今後、検証を重ね、女性がお仕事をするために必要なサービスをたくさん提供していきたいと考えております!

どんな人に使ってもらいたいか

女性はもちろん、男性にも存在を知ってもらいたいです。

なぜ作る必要があったのか、思いを巡らせてほしいです。
何もかもジェンダーレスが最良の道ではありません。身体的特徴の差や体力も、一般的には男性の方がはるかに強いはずです。

また、困っている女性に来てほしいです。
何をどのように改善すればよいか、オープンデータではわからない声を聞かせてください

一人ひとりの課題解決から、さらに良いサービスを提供するきっかけにしたいと思っています。

リラックスエリア
半個室:超集中エリア
オープン席:超集中エリア
集中エリア

3.目的に対するスタンス

わたしたちの解決手法の考え方は、P/A(パブリックアフェアーズ)を基本としています。

この考え方は、味方も競業他社も、すべてをステークホルダーと捉え、社会市民を取り巻く環境そのものを変えることを目的とします。

ゆえに、誰か任せではなく、わたしたち自身が将来の方向性を明示し、あるべき社会を実現するために環境改善の努力をすべきで、新しいアイデアでどんどん環境を変える、というスタンスです。

ルールに対して政策提言者任せではなく、真に関わるスタンスを明確にし、課題を解決し世の中を変える「チェンジメーカー」になることを重視しています。

その覚悟があってこそ、社会市民のみなさんに「協力してください」と伝えることができます。

課題の取組途中の感想

まだ道半ばではありますが、本課題への取り組みは、鶏か卵かですと、鶏はNext Newman Networks の事業そのもので「卵を”たくさん孵化させる”」ことが目的なのに、卵から始めてしまったというところです笑。

ただ実際、プロジェクト進行過程では、知見の収集や手法の再定義、仲間作りになっており、概念だけでは社会は変えられないので、実地で社会課題に取り組むことは非常に意義があると感じています。

今後は、課題の進展についてお届けできたらと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

Next Newman Networks 株式会社
H.Isobe


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