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WBS作成で見落としがちなポイント


はじめに

WBSの書き方についてPM経験のある方から教えてもらう機会がありました。
特に印象に残った2つについて今回はnoteに残します。本に書いている内容だけではなく、実際にいろんなプロジェクトをこなしてきたからこそ意識されているポイントをちょうど勉強しているこの期間に知れて良かったです。

1、タスクは担当者が見て作業できるものにする

例えば、「カレーを家で作る」というプロジェクトに対してWBSを作成するとき
「材料を購入する」「ルーを作る」「米を炊く」・・・のようにまずは大きな分類でそのプロジェクトに紐づく動作に分解します。「米を炊く」の場合、「米を計量する」「米を研ぐ」のようにさらに小さいタスクに分解できると思うのですが、普段自炊している人からするとそんな細かく書いてもらわなくても、「米を炊く」と見ただけでその動作はできますよね。逆に一度も米を炊いたことがないお子さんに対しては小さいタスクに分解しないと何から始めたらいいのかわからないと思います。

このようにそのタスクを担当する人に応じてタスクの粒度を変える必要があるということです。「当たり前だろ」って思われるかも知れないですが、いざ本を読んだり調べなから作るとその粒度の基準が人それぞれなので、難しかったです。

実際作る際はプロジェクトチームが同じ人と一緒に作っていく必要があると思うのですが、それでもWBSを最終的に作る人がプロジェクトの全体感やそのタスクの難易度・何をするのかをわかっていないと「担当者が見てわかるタスク」の粒度にできず、いくつかプロジェクト経験を積むしかないんだなと実感しました。

2、プロジェクトの分け方はその内容に合わせる

先ほどの「カレーを家で作る」というプロジェクトでまた考えてみると、純粋に一人で家でカレーを作るだけだったら先ほどの分け方でいいかも知れません。
でも親戚一同集まる誕生日会でカレーを家で作るだったら?5歳くらいの子供も大人もいるような会だったら、甘口カレーも辛口カレーも用意しないといけないかも知れません。
逆に女子会のホームパーティー用のカレーを家で作るだったら?インドカレーとか普段食べないような種類のカレーをカルディなどで買って作る必要があるかも知れません。

このようにプロジェクトの条件や制約によってタスクの分け方を変える必要があるということです。動作単位で分けることもあれば、期日単位で分けることもあるかも知れません。これも言われたらわかるけど、きっとプロジェクトが終わって初めて「こういう分け方をしてWBSで管理した方がうまくいったかも知れないなー」と気づくものなのかも。

さいごに

言われてみれば、「それはそうだろう」と思う2つのポイント。でもこれはきっとプロジェクトを経験するからこそ見える観点なのかなとnoteに書きながら改めて感じました。

WBSを作るようなポジションではないのですが、プロジェクト遅延が最近多くなっているのが気になっているし、自分自身も「もっとこういう風にこの時立ち回れば良かったな」と気づきを得ることで次に繋げていけられるように経験値を高めていきたいので、そう思えるようになるためにもWBSを都度見返しつつ今回のポイントを改めて意識しようと思えました。

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