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【Xで注目3万インプ】より理解を深める! 体液電解質異常と輸液 改訂3版


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より理解を深める! 体液電解質異常と輸液 改訂3版



概要

水電解質異常の基本的な理論をわかりやすく解説したテキスト.内容を全面的に見直して改訂し,透析患者の水電解質異常と輸液の章を新設した.


目次

第 1 章 体液恒常性維持のメカニズム
  A.腎臓の構造と尿生成
  B.腎臓と体液恒常性維持(人はどの位水を飲むことができる?)
  C.体液の組成と分布
   1.体液の体内分布
   2.年齢・性別・肥満度による体液量の変化
   3.体液を構成する溶質とその量・濃度の関係
  D.体液恒常性維持のメカニズム

第 2 章 水代謝・ナトリウム代謝異常の診断と治療
  A.水・ナトリウム代謝と体液の生理
   1.体液移動の原則
   2.浸透圧(osmolality)と張度(tonicity=有効浸透圧 effective osmolality)の違い
   3.血漿浸透圧・張度と膠質浸透圧の違い
   4.自由水(free water/electrolyte-free water)とは何か?
   5.尿における張度と自由水の概念
   6.細胞外液量・細胞内液量とナトリウム・水の関係
  B.ナトリウムバランス調節系(細胞外液量調節系)の生理
  C.ナトリウムバランス調節系(細胞外液量調節系)の異常
   1.ナトリウム過剰(浮腫性疾患)の病態生理
   2.浮腫形成の仕組み
   3.浮腫・胸腹水の治療
   4.利尿薬の使い方
   5.ナトリウム欠乏(脱水症)
  D.水バランス調節系の生理
   1.尿の希釈・濃縮機構
   2.尿希釈の仕組み
   3.尿濃縮の仕組み
  E.水バランス調節系の異常(低ナトリウム血症,高ナトリウム血症)
   1.溶質と水の関係(血清ナトリウム濃度は張度を反映する)
   2.低ナトリウム血症
   3.SIADH(Syndrome of Inappropriate Secretion of ADH:不適切 ADH 分泌症候群)
   4.高ナトリウム血症
   5.多尿性疾患

第 3 章 カリウム代謝異常の診断と治療
  A.カリウム代謝の生理
   1.カリウムの分布
   2.カリウムの代謝のオーバービュー
   3.細胞内外のカリウム濃度調節(カリウムの急性調節機構)
   4.腎におけるカリウム排泄の調節(カリウムの慢性調節機構)
   5.カリウム代謝の検査
   6.カリウム代謝異常における症状・所見
  B.カリウム代謝の異常
   1.高カリウム血症
   2.低カリウム血症

第 4 章 酸塩基平衡異常の診断と治療
  A.酸塩基平衡の生理
   1.酸塩基とは
   2.酸の産生
   3.緩衝系(バッファー)とは何か?
   4.腎での酸排泄の仕組み
   5.腎における酸排泄調節機構
  B.血液ガスの読み方
   1.血液ガスの基礎知識
   2.血液ガスの用語の定義
   3.血液ガスの読み方の実際
  C.酸塩基平衡異常の原因
   1.代謝性アシドーシス
   2.代謝性アルカローシス
   3.呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
  D.代謝性酸塩基平衡異常の治療(一般論)
   1.代謝性アシドーシスの治療
   2.代謝性アルカローシスの治療

第 5 章 カルシウム・リン・マグネシウム代謝異常の診断と治療
  A.カルシウム代謝の生理
   1.カルシウムの出納
   2.腸管でのカルシウム吸収機構
   3.腎でのカルシウム排泄機構
   4.イオン化カルシウム
   5.血清カルシウム濃度の調節機構
  B.高カルシウム血症
   1.高カルシウム血症の原因疾患
   2.高カルシウム血症の診断
   3.高カルシウム血症の症状
   4.高カルシウム血症の治療
  C.低カルシウム血症
   1.低カルシウム血症の原因疾患
   2.低カルシウム血症の診断
   3.低カルシウム血症の症状
   4.低カルシウム血症の治療
  D.リン代謝の生理
   1.リンの出納
   2.腸管でのリン吸収機構
   3.腎でのリン排泄機構
   4.血清リン濃度の調節機構
  E.高リン血症
   1.高リン血症の発現機序と原因疾患
   2.高リン血症の診断
   3.高リン血症の症状
   4.高リン血症の治療
  F.低リン血症
   1.低リン血症の発現機序と原因疾患
   2.低リン血症の診断
   3.低リン血症の症状
   4.低リン血症の治療
  G.マグネシウム代謝の生理
   1.マグネシウムの出納
   2.血清マグネシウム濃度の調節機構
  H.高マグネシウム血症
   1.高マグネシウム血症の症状・所見
   2.高マグネシウム血症の原因
   3.高マグネシウム血症の治療
  I.低マグネシウム血症
   1.低マグネシウム血症の症状・所見
   2.低マグネシウム血症の診断
   3.低マグネシウム血症の治療

第 6 章 輸液(水電解質輸液)の基本
  A.輸液を理解するための基礎知識の復習
   1.体液の体内分布
   2.張度差による体液の移動
   3.生理食塩水と 5%ブドウ糖液の体内分布
   4.全ての輸液製剤は生理食塩水と 5%ブドウ糖液の混合したものと考えられる
  B.維持輸液: 体液バランスの維持のための輸液
  C.是正輸液: 体液バランスの回復のための輸液
   1.どこに(WHERE)足りないのか?
   2.何が(WHAT)足りないのか?
   3.どれ位(HOW MUCH)足りないのか?
   4.是正輸液の実際: 脱水症の治療
  D.輸液処方の基本
  E.輸液製剤の種類と特徴
   1.等張液(細胞外液補充液)
   2.1 号液(3/5 等張液: 開始液)
   3.2 号液(2/3 等張液: 細胞内液補充液)
   4.3 号液(1/3 等張液: 維持液)
   5.4 号液(1/5 等張液: 術後回復液)
   6.5%ブドウ糖液
   7.カリウム補充液
   8.Ca,P,Mg 補充液
  F.高齢者への輸液の注意点
   1.加齢による腎機能・水電解質バランス調節機構の変化
   2.高齢者における安全な輸液とは(Talbot の安全輸液理論)
  G.周術期の輸液管理の注意点
   1.サードスペース(3rd space)
   2.血管拡張
   3.ドレーン・チューブ
  H.輸液管理の難しい疾患への対応の基本
   1.腎不全
   2.浮腫性疾患(心不全,ネフローゼ,肝硬変)
   3.高血糖(糖尿病性ケトアシドーシス,非ケトン性高浸透圧性昏睡)
  I.外来での輸液の適応とその注意点
   1.脱水症(水,ナトリウムの補充)
   2.低カリウム血症(カリウムの補充)
   J.栄養輸液の必要最低限の知識
   1.栄養輸液とは
   2.栄養輸液の適応
   3.必要カロリー量
   4.投与ルート
   5.3 大栄養素の割合
   6.糖質製剤
   7.アミノ酸製剤
   8.脂肪製剤
   9.ビタミン剤,微量元素,電解質
   10.栄養輸液のモニタリング

第 7 章 透析患者の体液電解質代謝異常と輸液
  A.透析患者における体液電解質異常: 総論
  B.透析患者における体液電解質異常: 各論
   1.体液量(ナトリウム・水の量)の異常
   2.浸透圧(ナトリウムと水の比)の異常
   3.カリウムの異常
   4.酸塩基平衡の異常
  C.透析患者への輸液
   1.透析患者での水電解質補充の基本
   2.透析患者での輸液メニューの基本


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