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#94 書評「『キャリア未来地図』の描き方」【一笑門 マガジン】

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。

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もはや、二者択一のキャリアの時代ではありません。
これからの時代、僕らからの提案は「AND」で行こうよ、です。
ライスワークの一本道ではなく、ライフワークを持って、
両方やるキャリア。
それが僕らの目指す「AND」キャリアです。

原尻淳一 千葉智之(2013年1月)「『キャリア未来地図』の描き方」より

おはようございます。伊志嶺海です。

今日は書評回で、「『キャリア未来地図』の描き方」という本を読んだ感想について語っていきたいと思います。

本書が2013年に発行されたので、今からちょうど10年前の書籍になるのですが、令和時代でもとても参考になる内容でした。

本書のメッセージを端的に伝えると、

「キャリアは"一本道"ではなく、ライスワークとライフワークの2軸で考えよう!」

です。

まずキーワードとなるライスワークとライフワークの違いをChatGPTさんに聞いてみました。

ライスワーク(Rice Work):「ライスワーク」という言葉は、仕事やキャリアに関連するものを指します。具体的には、給与を得るために行う職業や仕事を指します。
ライスワークは、生計を立て、日々の生活費や生活必需品を賄うために重要です。多くの人にとって、ライスワークは生計を支える手段として不可欠であり、安定した収入を得ることが目的とされます。

ライフワーク(Life Work):「ライフワーク」という言葉は、個人の人生における価値観や情熱に基づいた活動やプロジェクトを指します。これは、仕事以外の時間や活動を指すことが一般的です。
ライフワークは、個人の充実感や幸福感を追求し、個人の趣味、関心事、価値観に合致した活動を含みます。これには趣味、アート、ボランティア、家族、友人、健康など、仕事以外の側面が含まれます。
ライフワークは、ライスワークとのバランスを取ることで、充実感や生活満足度を高めるのに役立ちます。多くの人にとって、ライフワークはライスワークの収入を通じてサポートされ、仕事の外での目標を達成するための手段となります。

ChatGPTさんより

多くの方が社会人になると企業に就職すると思いますが、会社限定の一本道にキャリアが制限されてしまうと、「会社で出世するためにはどうすればいいか」や「大過なく過ごすためにはどうすれば」という発想になってしまいます。

逆に、「自分は会社に縛られず、自由に生きていくんだ!」と言いながら、思い切って脱サラする人もいたりしますよね。

「好きなことで生きていく」という言葉がYouTube業界でも有名になっていました。

好きだけど稼ぎにくいことをするか、あまり好きじゃないけど収入が良い仕事に就くか、といった悩みを抱える方も多いでしょう。

しかし、人生は必ずしも「OR」ではなく、「AND」にシフトすることができるんです。

人生を複線化していくことで、様々な経験やスキルがシナジー効果を生み、人生のリスクを回避したり、より充実した生き方を歩むことができるようになるわけです。

その2軸がライスワークとライフワークです。

まずは、ライスワーク。

人は働くことで金銭的報酬をもらい、生活をしていかなければなりません。

ただ、淡々とお金を稼ぐだけのライスワークではなく、会社の利益になる仕事を創造できる人材になることで、大いなるやりがいやビジネススキルを得ることができます。

そしてライフワークは、自分自身が生涯に渡って追い求めるものです。

生涯に渡ってというと壮大ですが、「生きがい」を感じるための行動がライフワークです。

僕は本で学んだ知識や知見を、Podcastやブログなどで発信することが生きがいになっています。

普段は会社員として営業マンをしているので、

ライスワーク→営業マン
ライフワーク→ブロガー、ポッドキャスター

となります。

本書では、ライスワークとライフワークのシナジー効果が大事だと言っているのですが、僕自身この考えはキャリアを2軸で考える上でポイントになると思いました。

ライスワークとライフワークで全く別のこと(例えば、大工さんとミュージシャンなど)をするのも、もちろん良いですよね。

しかし僕の場合は、それぞれ独立した活動ではなく、ライフワークの糧やヒントになるライスワークをすることを大事にしています。

僕は研修トレーナーとして起業を目指していて、そのために営業スキルやマネジメントスキル、リーダーシップなどを学ぶために、ライスワークで営業マンとして仕事をしています。

また、営業には成果次第でマージンがつくので、起業資金を貯めやすい点も、僕の目指している生き方にフィットしています。

とはいえ、「ライフワークと呼べることなんて、特にしてないよ」という方もいらっしゃると思います。

そこで、大事なのは徹底的な自己分析です。

すると、意外ともう既にやっていることがライフワークだったりします。

そしてライフワークとか、生涯に渡ってとか、生きがいというと大きな夢や活動をしないといけないと思うかもしれませんが、初めは小さな小さなスケールから始めるものです。

僕も最初にnoteを更新し始めたときは、noteのつぶやき機能でちょっとしたメッセージを投稿するところからでした。

そこからマガジンに進化し、stand.fmも始めるなど広がっていきました。

ライスワークと別にライフワークの活動を持っていると、人生の充実度がかなり増します。

本書は、キャリアに悩める若手の社会人や、転職を考え始めた20代後半の方、就職活動中の学生さんにも参考になります。

文章も語り口調でサクサク読めるので、ぜひ手に取ってみてください!

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