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【10分師匠】「人は生きてきたように死んでいく」〜柏木哲夫〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は柏木哲夫さん。
柏木さんは精神科医としてご活躍された方です。

アメリカへの留学経験もあり、帰国後は淀川キリスト教病院で精神神経科を設立し、20年以上およそ2,500名の患者さんを看取ってきたそうです。

今回は、たくさんの患者さんを看取ってきた中で感じた、人生についてのお話です。お話を読んでみて、たまには自分の最期について考えてみることも大事だなと思いました。

柏木さんのお話の結論は、以下です。

人は生きてきたように死んでいく。
良き死を迎えるためには、良き生を生きなければならない。
良き生とは、前向きな人生であり、そして周りの人に感謝する人生である。

これは長きにわたり数多くの患者さんを診てきた柏木さんだからこそ言えることですよね。説得力もあります。

ここで話している「良き生」は、以下の2つに集約されます。

①前向きな人生であること
②周りに感謝できる人生であること

物事には必ずプラスの側面とマイナスの側面があります。物事のプラスの側面を見ようとしてきた方は、前向きで良き人生となります。

そして「感謝」はとても重要なキーワードです。

自分が最期を迎えるとき、周りの人に「ありがとう」と伝え、そして自分も周りからありがとうと言ってもらえるような人生を全うできることが、良き人生と言えるでしょう。

このお話から、自分の最期を考えるということは、自分の今の生を見直すことにもなり、結果として今をより良くすることができると感じました。

ビジネス界の聖書と言っても過言ではない「7つの習慣」という本がありますが、この本にも「自分の通夜で弔辞を読まれるとき、何と言ってほしいか」を考えることで、今どう生きるべきかが見えてくると書かれています。

「将来どうなりたいか」を考える機会は、学生時代のキャリア学習や就職活動、大人になると結婚や出産のタイミングであると思います。

しかしそのとき、さらにその先の自分の最期まで考えることってなかなか無いですよね。人生の本当の終着点である「死」についても考えることで、今をさらに良くできそうです。

以前別番組で、似たような話の「来世ポイント制度」について話したことがあります。こちらもぜひ読んでみてくださいね。

今日は残りの人生の最初の1日ですね。
どうせならハッピーにしてしまいましょう!

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