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#192 現在日本に落ちているエロ本の数を求めなさい【一笑門 マガジン】

どうも!海先輩です!

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。

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海沿いを散歩するのって最高ですね。

夕方や夜の海も良いですが、僕は断然朝派で、特にやがて日が昇る時間帯が1日の始まり感があって好きなんですよね。

そして海沿いを歩くたびに誰しも考えるのが、

(テトラポッドの隙間にエロ本落ちてねーかなー)
だと思います。

小学生の頃はちょっと探せばすぐ出てきた記憶がありますが、今はどうなんでしょうか。

さくっと求めてみたいと思います。

おはようございます。海先輩です。

今日は、エロ本について、いや、数学についてのお話です。

学生時代数学が得意だったと自信を持って言える人は少ないと思います。

「微分積分なんて将来使わんやろー!」

と誰しも感じていた高校時代もありましたね。

僕たちが数学を勉強する理由は、計算ができるようになるためではなく、論理的思考を鍛えるためです。

数学でやった証明問題はまさに論理の真髄で、「A=B、B=C、故にC=Aとなる」のように、仮定や前提条件などを用いながら論理的に命題の真偽を導き出します。

当然社会人になって微分積分を使う人は少ないですが、この論理的思考は社会人にとってものすごく大事です。

なぜかというと、仕事の本質は「お客様のお悩み解決」なので、お悩みは何か、その原因は何か、何で解決できるのかなどを論理的に組み立てていく力が必要だからなんですね。

さて、ここまで読んでくださったあなたはこう思っているはずです。

「いや最初のエロ本の話はなんやったん!」

お待たせしました。

では論理的思考の例として、僕が気になってしょうがない「現在日本に落ちているエロ本の数」を求めたいと思います。

今回は、「フェルミ推定」と呼ばれる大雑把な情報や限られたデータを元に、物事の答えや数量を推定する方法を用いたいと思います。

ではまず年間でエロ本がどれだけ読まれているかを求めてみましょう。

そのためには年間何冊の本が売れているかを求める必要があります。

日本人は平均で月1冊の本を読むと聞いたことがあるので、年間だと12冊、これを人口で掛け算したいのですが、エロ本に関しては圧倒的に男性の需要が多いと仮定し、男性の人口で掛け算します。

日本の人口は約1億2000万人なので、その半分を男性とすると6000万人となります。

人口の10%は子どもと仮定し、6000万人×0.9=5400万人が大人の男性、つまり年間で成人男性が購入する本の数は、5400万人×12冊=6億4800万冊となります。

ただ最近は電子書籍も普及しているので、3人に1人は電子派とし、6億4800万冊×2/3=4億3200万冊が紙の本になります。

そのうち何割がエロ本なのかですが、書店に行くと一部アダルトコーナーがあったりします。

コーナーの面積的には全体の0.5割程度、さらにそこに入って購入するとなるとさらに1割程度だと仮定し、0.5%がエロ本の割合になります。

すると4億3200万冊×0.005=216万冊がエロ本の数です。

最後に本が捨てられる割合ですが、これは非常に低い数字になると思います。

学生時代に1学年300人のうち何人か教科書を紛失する人がいたので、仮に1学年に3人いたとして1%、この数字を使いましょう。

となると、216万冊×0.01=2万1600冊が購入者が意図せずにどこかに行ってしまうと。

盗難の可能性もあるので、ざっくり半分が盗難で別の誰かの手元にあるとしても、約1万冊のエロ本が日本には落ちていることになります。

このように、一見導き出せないような答えであっても、持っている情報を駆使してなんとなく概算の数字を求めることができます。

普段の仕事では、答えの決まっていない仕事が大半なので、自ら考え最適解を導き出す必要があります。

子どもに「なんで数学を勉強しないといけないの?」と聞かれたときに、ぜひ教えてあげてくださいね。(エロ本はNG)

ちなみに島根県松江市では、エロ本を有害図書としており、黄色いポスト(白いポスト)と呼ばれる専用のポストにエロ本を入れて回収する取り組みがあるようです。

島根県松江市には、エロ本は落ちていなさそうですね。

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