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『おもてなし』は口に出さず心に秘めるもの
日本初、そして世界最小の月面着陸を目指していた無人探査機「OMOTENASHI」(オモテナシ)が、11月22日未明に月面着陸を断念したと発表されました。
宇宙好きとしても日本人としても非常に残念なニュースです。
原因は、”太陽電池パネルが光を受けられない向きのままでバッテリーが充電できず、月に向けた軌道修正などが行えないため”だそうです。
今後は、”探査機の状況を引き続き確認し、改善されれば、当初の計画で予定していた宇宙空間での被ばく線量の計測などを行うとのこと。
「OMOTENASHI」の開発を担当した橋本樹明氏の試算によれば着陸の成功確率は「30%程度」だったそうなのですが、着陸チャレンジすらできずに断念とは返す返すも残念でなりません。
どうして失敗してしまったのかはこれからの検証待ちではありますが、縁起という観点から私は名前がよくなかったと思います。
「Outstanding Moon exploration TEchnologiesdemonstrated by NAno Semi-Hard Impactor」略して「OMOTENASHI」。
この「おもてなし」という名前が不運を招いたのではないでしょうか?
「おもてなし」という言葉で思い出されるのはオリンピックを日本に招致するために行われたプレゼンテーション。
ジェスチャーを交えた「お・も・て・な・し」は決め手になったかどうかはわかりませんが、結果的に東京2020オリンピックをもたらしたパフォーマンスの一つでしょう。
そしてその東京2020オリンピックは史上最悪な開会式で全世界に日本の中抜き天国という恥を晒し国際的な評価を急落させただけでなく、今もなお次々と汚職の連鎖で恥をさらし続けています。
そもそも「おもてなし」とは、
客に対する心のこもった接遇、歓待、サービスなどを意味する表現。「もてなし」に丁寧の「お」をつけた言い方。もっぱら「お」を付した「おもてなし」の表現で用いられる。もてなす事そのものが丁寧さに満ちた行いである。
お客様が心地よく過ごせるように心を込めて準備し、最大限の歓迎の気持ちを持って応対すること。
大切なのは「心」であり「気持ち」。
口に出してアピールするものではない。
にもかかわらず軽々しく「おもてなし」という言葉使ったり名前にした結果が二度にわたる失敗なのかもしれません。
もしも何かの名前やキャッチフレーズに「おもてなし」という言葉が使われ失敗したら、二度あることは三度あると縁起の悪い言葉として認定されてしまいそうです。
日本の素晴らしい文化であり精神の「おもてなし」がそんな目にあわないよう、今後は安易に使用することは禁止にすべきでしょう。
科学的根拠のないオカルトチックな話になってしまいましたが、意外と言葉の力、言霊の力は侮れません。
信じるか信じないかはあなた方次第です。
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