『維新と興亜』
道義国家日本を再建する言論誌。
『維新と興亜』は既存の保守言論誌と一線を画し、①反グローバリズム、②真の主権回復、③我が国本来の姿の回復──を基軸として本物の保守言論を展開します。
公式HPからの購読申込もお待ちしております。
http://ishintokoua.com/
最近の記事
- 固定された記事
山崎行太郎「藤田東湖と西郷南洲⑧ 人を殺す思想こそ本物だ テロリズムの現象学」(『維新と興亜』第15号、令和4年10月28日発売)
《存在の深淵》という世界 山上徹也が、安倍元首相を銃撃・銃殺して以来、テロやテロリスト、テロリズムというような言葉が、私の脳裏を離れない。私の若い頃は、テロの時代だった。浅沼稲次郎を刺殺した山口二矢事件、ケネディ暗殺事件、永山則夫の連続射殺魔事件、連合赤軍事件、浅間山荘事件。テルアビブ・ロッド空港銃乱射事件……。テロリスト(犯人)たちは、ほぼ同世代だった。私の思想形成には、《テロやテロリスト、テロリズム》は、重要な思想的意味を持っている。たとえば、その頃、メルロ・ポンテイ