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巡礼路を歩き終えて、



サンティアゴデコンポステーラにゴールした時、
ふと思ったのが、


『みんなの喜び方が違うという事』

もちろん、国民性、
歩いてきた時間や距離も違うので一概には言えないんですが、

いろんな道から
同じ目的地を目指して
それぞれの時間を過ごして歩いてきた人達を見ていると、


歓喜する人、笑顔に溢れて仲間と抱き合う人、感動して大聖堂を眺める人、なんとなく写真を撮って終わる人、座ったり寝そべったりして空気を味わう人、そんなに楽しくなさそうな人などなど色んな人がいました。

それぞれ喜びの度合いや充実感が違うように見えました。


なぜそのような事が起きるのか?


僕自身が感じたのは
『自分がその道に納得した方法で歩き切れた人は、
良い顔をしてるんじゃないかなー』と思いました。



大切な事は、
自分に嘘をつかず良いと思った事をして、
自分自身から出る言葉や思いに素直に、
毎日歩み続ける事が喜びにつながるのでは?
と思いました。


こんな事を考えていたら、
人生に置き換えても面白いなぁって思いました。


人のゴールを
死だとして、

これが人として生まれて共通のゴールであるとした時、

そのゴールまでの行き方(生き方)は千差万別です。

良いゴールを目指すために、
きっとみんな一生懸命に歩くはずです。

でも、別に早くいく必要性もないし、
すごい事をする必要性もない、
大事な事はそれまでの道を楽しんでいたかという事。

ゴールをすることよりも
ゴールをするまでの過程がとても重要で大切だという事、

それに、
ゴールまでの道は一つではなく
選べるという事。

日々、道を選択し、自分にとっての喜びを探し、
喜びと共に生きる。


自分は今までそういう生き方ができていただろうか?


スペイン人の方と接していると
そんな生き方をしてそうだなって人に多く出逢いました。


いい事に旅を通して気づけた気がします。


あとどれだけ、
ゴールまでの道があるか分からないけれど

自分が最後の場所に立った時


『あぁ、歩いてきて良かったなぁ』


って思える生き方ができたら最高だなぁと
感じた夜でした。


#santiagodecompostela
#いしこのスペイン巡礼旅

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