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ありがとう、2020年 Vol.1 「移住」

2020年、ありがとう。
わたしはそう言いたい。

こんにちは。石原侑美です。
わたしは日々「豊かで幸せな生き方」を描く文化を追究しています。

その一つが、フィンランドの生涯教育文化の研究。
一生涯学び続ける、
フィンランドの国全体で共有されている生きる哲学があり、
その中で育まれている教育制度や図書館、高等教育の発達などを研究し、日本で発信しています。

それだけではなく、フィンランドサウナ、サステイナブルマーケティング、ブランディング、サンタクロース、水、森、福祉など、
フィンランド文化のあらゆる切り口から教育をベースに「豊かで幸せな生き方」を紡ぐ文化もお伝えしていってます。

そんなわたしは、今年、間違いなく大きな人生の分岐点でした。

東京から岐阜・飛騨高山へ移住

緊急事態宣言が発令されたのは、2020年4月。
すでに懐かしいと思うのは、わたしだけではないはず!

混乱を極める東京では、スーパーマーケットが連日混雑。

東京・世田谷区のスーパーで朝一行列に並んでいると、
私たち夫婦の前に並んでいた90歳近いのおじいさんが、

「あ〜あ、こりゃ大東亜戦争以来の混乱だ」

と唸っていたほどの入り乱れようでした。

あなたが言うと、余計恐ろしくなるわ!!(笑)
と心の中でツッコミつつも、
全てリモートワークに切り替わったフリーランス夫婦は、完全ステイホーム2ヶ月を東京で過ごしていました。

緊急事態宣言が明け、生活も落ち着き始めた7月、
私たちは、ワーケーションがてら、飛騨高山へ。

飛騨高山は、わたしの夫の故郷。
結婚当初、夫からは、数年以内には飛騨高山に戻ると宣言されており、それを織り込み済みで結婚しました。

2年後に高山に移住しよう。

2020年6月、新緑の香りがする世田谷の羽根木公園で、
ピクニックシートを広げた芝生の上に寝転がりながら、
二人で人生を描いていました。

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飛騨の森の香りが人生を転換させた

7月、夫の実家の裏にある山のほとりを散歩する。
いつものことだ、田んぼの土の匂い、葉っぱや草の香り・・・

はあ、気持ちがいい。
はあ、心地がいい。
はあ、ご飯が美味しい。
あ、たくさん目ヤニが出てきた。
そうか、よく眠れたんだ。

お義父さんが笑ってる、
お義母さんが楽しそうにしている、

ワーケーション3日目、わたしは夫に言った。
「ねぇ、もうここに住んじゃおうか。」

覚えてる。
夫がムンクの叫びのように口をあけて驚きながらも、
目尻が垂れて、その後「ヤッタァー!」って叫んでた。

ものの3日で決めてしまった移住でした。

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移住には心の準備が全て

ある種勢いで決めたように見えますが、
全ては、わたしの心の準備がすでにできてたからだと思います。

1)数年前、初めてフィンランドに行って、森と湖とサウナの体験を通じて、体と心が自然を求めるスイッチになったこと
2)夫の実家に何度も足を運んで、飛騨に住むシミュレーションが脳内でできていたこと

後の懸念点は、飛騨にいながら今までと同じくらい、もしくはそれ以上に仕事ができるかどうか、
義両親と同居なのか、近距離別居にするのか決めあぐねていました。

仕事に関しては、この2020年のリモート化によってあっさり解決。

残りの暮らし方については、
正直決め手がありませんでした。

そう、そここそ勢いで決めましたよ。
わたしは義両親のことは大好きでしたが、お互い気を遣うんじゃないかと思って、いまいち同居という決断に踏み込めませんでした。

しかし、7月のワーケーションで勢いで決めた同居。
あまり考えすぎずに同居を始めた結果、私たちにとっても、義両親にとってもとても良かった。

義両親から見ると、ちょうど私たちが来る1週間前に、長女(私の義妹)が嫁ぐために家を出たばかりで、夫婦二人で暮らすことに不安だったそうな。
そこに、突然長男夫婦が帰ってくることになり、賑やかになって良かったと安堵していた。

私たちにとっても良かった。お互い仕事大好き人間で仕事に集中していると、どうしても家のことが疎かになりがち。
今は、お義父さんとお義母さんに家事をお任せして、(週3くらいは私が夕食作る)

まさにwin-win状態。

当初考えてたより最高の生活になったのです。結果。

9月に東京の家を完全撤退させ、正式に岐阜県高山市民となりました。

雪のある生活

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雪のある生活は、やっぱり乗り越えなければならないことが多い。フィンランドでもちょっとは経験したが、日本の積雪は世界でもトップクラス。雪道の運転は本当に怖いし、それをしないと買い物ができないので、冬の寒さの厳しさは、目を見張るものがあります。

冬を乗り越えた来年の3月、私はどんな気持ちなのか。
またここに記します。

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石原侑美が主宰する「豊かで幸せな生き方」を描く文化を広げるプロジェクト
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