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エヴァは美しかった(76/365)

昨日「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を見てきた。

やはり理解しきれなかったが、これで良かったと思う。

でも、もっと理解したいので考察を見ようとも思うが、その前の感想としては「美しかった」。

これまた言葉に表すのは難しいのだが、僕はそう思った。

 

上映時間155分なんてトイレに行きたくならないか心配だったけど、そんな事も忘れるくらい時間の経過を早く感じた。

作品内容としては、新たな単語や設定に頭が追いつかなかった。

それでも、エンドロールでは、宇多田ヒカルさんの曲を聞きながら充実感とも喪失感とも取れる、なんとも言い難い感情が沸き起こってきた。

 

孤独なのは主人公碇シンジ君だと思っていたけど、もっと孤独だったのは父碇ゲンドウだったのか。

そして一番孤独だったのは庵野さんだったのかもしれない。

これまで見る者を打ちのめしてきたが、庵野さん自身が一番苦しく、エヴァを終わらせたかったのかもしれない。

並の人間には到底理解出来ないであろうスッキリはさせてくれない曖昧で、孤独も伝わってくる作品。

エヴァンゲリオン。

だから「美しい」と感じたのかもしれない。

 

ちなみにこんな事を言っているが、僕はエヴァを初めて見たのはつい最近だ。

ここ2ヶ月でアニメを見て、旧劇を見て、新劇を見て、考察を見て、初めて劇場で見た。

そんなたった2ヶ月の人間でもエヴァンゲリオンという作品に尊さを感じた。

26年間待ち続けた人々は何を感じるのだろう。

想像もつかない。

 

とはいえ、これで一つの時代が終わりを告げ、エヴァンゲリオンはまさに神話になったのではないだろうか。

 

 

 

考察を見た上で、あと1回は見に行こう。

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