見出し画像

WebマーケのプロだけどWeb集客でYouTubeとブログはおすすめしない

ーー Webマーケティングをわかりやすく。
Webマーケや事業開発支援をやっている、いしやすです。

売り上げ目的のWeb集客の相談をされたときに、ブログ(SEO,コンテンツマーケ)、YouTubeを1から始めて集客は基本おすすめしません。
理由は、売り上げから遠いからです。
これは、法人でも、個人の副業でも。

ブログはまだオワコンじゃない。
YouTubeはまだまだ見る人が増える。
それは私もそう思っています。

ではなぜブログとYouTubeをすすめないのか、詳しく理由を解説します。

YouTubeとブログ集客をおすすめしない理由

どちらも、集客力が得られるまで時間と労力がかかりすぎます。
それを言ったらSNSも間接施策なので勧めないのですが。(認知拡大など目的が違えばいいですよ)

ブログについては、この先SEO(検索エンジン対策)が今より簡単になる事が考えにくいです。

検索結果1ページ目の表示件数は決まっています。
ようやく世の、Webの広告費の市場が既存メディアを超えた、というところです。この先、世の中のWebサイトが減る要素があるでしょうか?どちらかというとまだ増えるでしょう。
ということは、同じ枠を取り合う人は増えるという事です。

検索エンジンに記事の質なども重要視されようになって久しいです。
掲載サイトや書いている人の権威性が重視されるようになりました。

大手の企業が毎月何十記事とお金を払ってライターに書かせて育ててきたメディアを、やめるというのが起こっています。
続々消える「オウンドメディア」 人気記事もあるのに...閉鎖する理由は?
そのような企業でもやめる状況という事です。
理由は、利益に結びつかないから。

検索エンジンはユーザーに役に立つ情報を上位表示させようとしているため、もし、洗剤の会社だったとしたら、ユーザー目線で洗剤選びで役に立つのは、自社の洗剤だけを宣伝するページ(公式情報を探している人除く)より、中立に紹介しているサイトでしょうし、
洗剤の企業ができるのは家事のお役立ち情報のサイトで間接的に好感を持ってもらう等になります。
間接的なので自社の商品を直接買ってもらうのは難しいのです。

今からあなたがブログをはじめて、企業がプロにお金を払って大量に記事をかいてもらっているところに、自分の商品を宣伝し、質・量・権威性etcで勝って上位表示し、買ってもらう事ができるでしょうか?

特に、お金(クレジットカード、ローンなど含む)や健康(ダイエットなどコンプレックス商品含む)にかかわる分野については評価が厳しくなっています。(副業で稼ぐ系のブログを書こうとしている方は要注意)

また、頑張ってせっかく集客できるようになったとしても、今まで何百万稼いでいたブログがいきなり圏外になる、という事がたびたび起こります。
Googleアルゴリズムを変えると、サイトは対策して上位表示を目指し、またGoogleがアルゴリズムを変える。
このいたちごっこは終わる事がありません。
誰でも上に表示させたいので、対策が判明したらみんな後に続き、検索エンジンはは恣意的に表示させようというサイトではなくユーザーにとっていいサイトを上に出すため、またアルゴリズムを変えないといけないのです。

YouTubeを勧めない理由

YouTubeも、最初の1000人を獲得するハードルが高いです。

集客目的で、100動画を作ってようやく登録1000人…。
そこから獲得率が0.1%だったとして、いくらの売り上げになりますか?(視聴回数と登録者数はかなり乖離があるとは思いますが例を簡単にするため)
100動画コンテンツ作ってその結果だったら、他の施策ができそうですよね。

また、副業などで広告収益目的でYouTubeをやる場合、宿命としてプラットフォームのYouTubeに広告収入の価格変更権があります。
過去、YouTubeは「好きなことで生きていく」、と広告を打って登録者を激増させながら、直後に広告のレートを下げました。直近では子供向けチャンネルが収益対象から外れる規約変更がありました。

コンテンツを作る人がどんどん流入している状態ですから、今後レートがまた一段下がる事も考えられます。

しかし、それはビジネスとして当然の事です。
最初は高額でも認知拡大を広めるため広告費をかけます。
単価を下げても使われるくらい普及したら、高額を払い続ける理由がありません。
YouTubeだけではありません。過去にはAmazonのマーケットプレイス、ヤフオクの手数料、UverEatsしかり。プラットフォームに乗っかっているものの宿命です。

副業でブログをやる、という場合、最初は収益を得る方法はアフィリエイトなどでしょう。
YouTube広告もアフィリエイトも他人の商品の広告を貼る広告モデルなので、利益率が低いのです。

少し前、以前ブロガーと呼ばれた方たちがYouTubeに参入してきました。
ブログのところで伝えたように、SEOのブログは、何年もかけて育てた数百万稼ぐサイトがある日吹っ飛んで収入0円になりますので、伸びているYouTubeに参入は選択肢として理解できます。

彼らが今やっていることは、自分の商品を作ってYouTubeで紹介しています。アフィリエイトの広告モデルの収益性に自分で利益率や価格をコントロールできる商品を直接販売することどちらが収益性が高いか気づいたり、アフィリエイトの不安定さ、収益の低さに辟易したのかもしれません。

(アフィリエイトもまた、認知が低い商材をアフィリエイターに広めてもらい、認知が広まったら広告主が広告単価を下げるというのはよくあることです。)

YouTubeの広告収入が主目的ではないので惜しげもなく情報を出せます。
そういう人たちとコンテンツの質を争い、ユーザーの視聴時間を取り合い、自分たちの商品に誘導して買ってもらう。とても難易度が高いと思います。

ではなにがおすすめ?

ゼロから集客メディアを作ろうとせず、集客力のある所に自分の商品を置くことをおすすめします。

企業で売りたい商品がある場合、ブログ100記事書いてアクセス殆どないです、YouTube100動画つくって(以下略…)なんてやるより、顕在層の、比較検討段階の媒体に商品を載せる。

これについてはまた、詳しくかけたらと思います。

既定の媒体では載せる情報が限られる、発信したい、などでおすすめするとしたら、ブログではなくせめてNOTEです。
NOTE自体がSEOなど強いからです。(でもその前に獲得施策やってからって言うよ)

企業でなく、副業などで収入を得たいという場合も、デジタルコンテンツの販売機能も揃っているので。

企業さんにも、Wordpressサイトを作るだけで100万など軽くかかってしまうので、サイトは作らず、NOTEproでサイト作成費用を記事作成費用に突っ込んだ方がいいよ、とお勧めしています。

言いたいことは、ブログがどう、YouTubeがどうと単体の手法うんぬんより、売り上げという目標があって、どういうメディアはどういう層がいて、目標からいくとどこでどう刺すのが早い?それはYouTubeやブログじゃないね、って考えるべきです。


この記事が参加している募集

スキしてみて

noteの書き方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?