東京スタッフの札幌事務所出社|やってみた編(特別版)
東京スタッフの札幌事務所出社については、以下の理念編、やってみた編をご覧ください。
札幌事務所のおもてなし。特別ゲストが2人も!?
実は、「北海道らしいことを体験してくれたら」ということで、特別ゲストをお二人も準備してくださったのです。前日に知らされて、とてもびっくりしました。
特別ゲストの一人目は、、、石塚計画デザイン事務所顧問、石塚雅明さんでした!
宮崎駿監督を想像していたら、まさかのサングラスのワイルド系で登場されてちょっとびっくり。
駅まで迎えに来てくださりご自宅まで車で移動。
最初は住宅街だったものの、どんどん森の中へ、、、。突如とても可愛らしい平屋の石塚邸が登場。
車から降りると、石塚さんのとても広い庭が広がっていました。
お庭の手入れには機械を使わず、全て手作業。手作業の方が、植物の様子を丁寧に観察できるからだそう。
面白かったのが、植えてある植物はほとんど勝手に生えてきたものばかり。さらに、お庭のあちこちには、石塚先生の作品が散らばっていて、その作品の材料も、庭の木の枝など。
基本的に、何か新しいものはなく、そこにあるもので楽しむのが石塚さんスタイル。
お庭紹介が終わり、荷物が置いてある外のテーブルに戻ると、石塚さんの奥さんが、シソジュースを用意してくださいました。飲み終わる頃に、庭で育てたミントを添えたバニラアイスが出てきて、寒くなったら温かいお茶。番組のロケみたいに段取りが良く、驚きました。
その後、これまでの活動や、石デのことなど、たくさんお話ししてくださいました。
まず、なぜあの3人の代表を選んだのか。それは「千葉のパッション、野渕の冷静さ、この2人のギャップを中和する安富」このバランスが良いと思ったなど、後継者を選ぶ際の裏話を教えて頂きました。
お話しをされる中で、まちづくりをする上では「何かに特化した専門はない方が良い。その方が幅広い視点で物事を見ることができるから」と。普段私が抱えていた「得意なことが何もない」という就活する上での悩みにも繋がるお話を聞くこともできました。
そして石塚さんは65歳になってからできたことがたくさんあるとおしゃっていました。
・人の名前は覚えられないけど、鳥や木の名前は覚えられる。
・季節で時間がわかるようになった。
・地域ぐるみの自給自足 など
他にも、毎日食べたものをノートに全て記録していたり、料理のレシピをカテゴリーごとまとめていたり。歳をとっても、新しいことに挑戦し続け、そして、まちづくりおじいちゃんがMac bookを華麗に使いこなす姿はとてもかっこよかったです。
エリアマネジメントは「運営する」だけではない。「空間設計」までも。
そしてお二人目は、石デの元スタッフで、現在は札幌駅前通まちづくり株式会社で働く内川さんでした!
札幌駅前通まちづくり株式会社は、札幌駅前通りや札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)といったエリアマネジメントをしている会社で、設立の際から石デもお手伝いしているらしく、今も色々と連携されているらしいです。
内川さんには、実際にまちを歩きながらエリアマネジメントの説明をして頂きました。
初めに、多くの市民が日常で利用する憩いの場であるアカプラ。
またマルシェや芸術祭なども開催されています。他にも、地面を花で一つの大きな絵を作り上げる「フラワーカーペット」などがあります。制作には市民ボランティアも参加でき、産学連携の一環で大学生も制作に参加しています。床に大きな絵が広がるため、周りのビルからでも楽しむことができるといった、市民だけでなく、周りの会社のことも考えられている点に驚きました。
次にチ・カ・ホを案内して頂きました。
とても興味深かったのが、チ・カ・ホは様々なビルの連絡口という役割を担っています。その入り口の見分け方がとても工夫されていました。ビルごとに、使用する木材やデザインを変えることで、ビルの入り口の目標になっていました。入り口の前に椅子なども設置されており、そこにさらに木の温もりが加わることで居心地の良い空間を創出していました。
市民だけでなく、周りのビルで働くビジネスパーソンのことも考慮し、空間を設計するといった建築的な要素もあることを知り、エリアマネジメントの仕事の幅の広さを知りました。
最後に
このように、会社の仕事だけでなく、学生の学びに繋がる体験まで準備してくださいました。普段知ることのできない石デの深い部分も知ることができ、今後スタッフの意図を理解する手かがりになると思いました。
札幌事務所のスタッフさんも含め、札幌には学生を快く受け入れてくださる方々がたくさんいます。
学生のみなさんには、「札幌行ってみ!」ではなく、ぜひ「札幌の人達に会ってほしい!!」とオススメしたいです。
石デ・オープン社内報 #10
石塚計画デザイン事務所(石デ)のオープン社内報。
社内の日常、プロジェクト、仕組みなどを「社内砲」からドカンと発信します。
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