【不登校リカバリーCPC】娘の発達課題回復記録⑧《生活編》脳科学が教えてくれるメディア管理の必要性!
自己紹介
トラウマの癒しを提供するハートエデュケーションセンター代表、川村法子(イーシャ)です。
私は、娘の発達課題や不登校、適応障害をぶり返しなく克服させてきた母であり、トラウマ回復専門のセラピストです。
私自身が、子ども時代からずっと生きづらく、うつやパニックを始め、自律神経失調症のオンパレードと言えるような、体の不調を抱えてきました。
ですが、20年間セラピーと瞑想に取り組み続け、アラフィフの今、それらの症状はすべてありません。
今、世界的に大きなムーブメントになっている、トラウマの科学を伝える第一人者、カナダ人医師、ガボール・マテのこの書籍を読めば、トラウマがどれほど病気に関係しているかがわかります。
トラウマの癒しは、心と体はもちろん、人生の質まで健康にしてくれます。
もう少し踏み込んだ、私のストーリーは、以下からどうぞ。
はじめに
さて、前回の記事では、娘が不登校だった時代に、アニメを見るのをやめた結果、過剰にドーパミンを求める衝動がなくなり、娘の体調が良くなった話をしました。
今すぐ記事の中身を知りたい方のために、上の記事をまとめると・・・
となります。
今回は、実際、我が家やっている現在進行形の取り組みを書いていきます。
子どもの使うメディアを管理しよう
我が家は、夫がエンタメ系に近いところで仕事をしているため、むしろアニメや各種メディアの使い方は、徹底管理しています。
正直、管理することは、良いことはあっても、悪いことはありません。
子どもが不満を言うから管理できないと思うかもしれませんが、それは悪いことではなくて“都合の悪いこと”です。
急に全ての制限をかけると、ドーパミンが奪われて、子どもは暴れたり、泣き喚いたりします。
そんな状況になっているとしたら、専門家の力を借りるのもおすすめです。
アニメ、ゲーム、映画などR指定は全部しっかり守る
意外に無視しがちだと思うのですが、コンテンツの年齢制限を守ることは、とても大切なことです。
大人気の日本のアニメも、元は深夜番組のホラー枠で放映されていたものがたくさんあります。
子どもに発達課題があってもなくても、そういうものを子どもが見るのは、心と体の発達に影響を与えます。
ある専門家が「過激でも、ストーリーが素晴らしいのだから、ちゃんと説明すれば子どもに見せてもいい」という記事を書いていました。
トラウマを扱う立場としては、非常に驚きました。
ストーリーがいいかどうかの話ではないのです。
トラウマの科学においては、柔らかい子どもの心と脳を、そのような暴力性と刺激に晒すのは、とても危険だと言えます。
その影響の深刻さがわかっていないのだとしたら、おそらく大人自身が刺激中毒になっていて、感覚が麻痺してしまっているのだと思います。
まずは、家の中から、無駄な暴力や刺激をなくしていきましょう。
発達課題のある子の子育てをしているなら、なおのこと大事です。
YouTubeは徹底管理する
前回の記事にも書きましたが、YouTubeは広告収益を上げるために、次から次に関連動画を表示し、ドーパミンを煽ることで、動画視聴がやめにくい仕組みになっています。
確かにYouTubeには有益な情報もたくさんあって、クリエイティブで、今となっては多くの人に支持されています。
同時に、使い方を間違えば、危険なものにもなります。
まずは、その危険性を認識して、利用法について、お子さんと取り決めをしてみてください。
我が家は正直いうと、YouTubeは管理どころか、子どもには見せてもいません。
学校から指定されたものと、時々親と一緒に見るコンテンツ以外、子どもがYouTubeを1人で見る機会はありません。
パスワードをかけているので、テレビでは、表示できなくなっています。
ちなみにこの決まりは、今のところ中学生までで、高校生になったら本人の状況に合わせて、規則を変えています。
ゲームは週末1時間ずつの計2時間
我が家は、このタイトル通りの決まりでやっているのですが、それをいうと「厳しすぎる!」と、子どもたちからの反論があります(笑)。
ちなみに、家の外で遊ぶ時は、もちろんOKしているので、これは家の中のルールです。
そして、正直、今は、下の2人の子どもたちは、それぞれ受験の年を迎えているので、家の中でのゲームは禁止です。
子どもたちも、今は、我が家のルールに納得しています。
我が家は、夫がゲームを含めたエンタメ系に近いところで仕事をしているので、ゲームの楽しさも危険性も、むしろよくわかっています。
わかっているからこそ、このような規則を作っている夫の判断を、私は尊重していますし、前回の記事で書いたように、心理学的にも、脳科学的にも、実際に、それは正しいのです。
子どもが中毒していたらどうする?
我が家は、子どもたちが小さい頃から、このルールでやってきました。
ですので、子どもたちが、過剰なドーパミンを追い求めることなく、別のこと(読書・運動・友達と遊ぶ)で、1日を充実して過ごせています。
だけど、もし、子どもが小さい時から、ドーパミンを煽る刺激にさらされてきていたとしたら、すぐにこの方法をやめるのは、難しいはずです。
環境の変化はチャンス
成長とともに、少しずつ子どもたちの世界は変わります。
学校に行ったり、外での活動に関わることでも、子どもたちの興味は、ドーパミンを煽るメディアの刺激から離れていきます。
そういった環境の変化の時期はチャンスです。
そのタイミングで、子どもたちと話し合い、なるべく、過剰なドーパミンを出すメディアとの付き合い方を、整えていってください。
もちろん、今すぐにでも、取り決めができそうなら、なるべく使わない方向に整えていきましょう。
善は急げです!
専門家の力を借りる
上にも書いたように、ドーパミン快楽を覚えているものを、子どもから急に取り上げると、子どもは暴れたり怒ったりして、抵抗します。
これは、発達課題があってもなくても生じます。
明確なのは、それだけその子が、ドーパミン快楽を必要としているということです。
つまり、それをやっている時以外は、退屈だったり、辛かったり、不安だったり、自分らしくいらないからこそ、脳内の快楽物質に依存していると言えます。
そんな時、彼らの心が、YouTubeやゲーム、アニメを必要としているのではなくて、脳が本能的に必要としています。
ですから、親からすれば、ただのYouTubeやゲームであったとしても、子どもにとっては、生存を脅かされるくらい、なくなると困る大事なものになります。
そんな時は、じっくり取り組むことが大切です。
つまり、YouTubeやゲーム、アニメの過剰な刺激を減らして、子どもの健康を守るためには、ただそれらを取り上げるのではなく、それ以外のことの変化も含めて、改善していく必要があります。
子どもの脳が、必要以上にそれらを求めなくても、安心して、満足して、自分でいられること。
それがとても大切なことなんです。
ハートエデュケーションセンターのセラピストは、まさに、自分自身がそれに本気で取り組んできました。
子育てに悩む皆さんにも、お子さんご本人にも、じっくり寄り添い、お手伝いしてきますので、ぜひ公式サイトでチェックしてみてくださいね。
子育ては親の本気が問われます
発達課題の話ではなく、子どもが受験に取り組んでいて、なかなか成績が上がらないという親御さんの悩みを聞きます。
それで子どもを厳しく叱ってしまって罪悪感・・・などなど。
だけど、よくよく聞くと、YouTubeは見せっぱなしだというのです。
いや、締めるところ締めてから、取り組むべきことに取り組まないと、それは、水をザルに注いでいるようなものです。
とにかくメディアの管理は、今の時代、超重要。
ロスジェネ世代、バブル世代が思っている昔のゲーム機器とは、全く状況が違うのです。
子育てリテラシーは、大きく変わってきています。
子どもの心と体に大きく関わってくることですから、知らなかった、わからないかったでは、済まされません。
以下の2冊は、子育て世代にも、超おすすめです。
子どもの脳は柔らかく、可塑性も高いです。
脳科学で、子育てをリスタートしましょう!
不登校リカバリーCPC
不登校リカバリーCPCでは、発達課題のあるお子さんの子育てに、役立つ記事を発信していきます。
他2名のチームメンバー、臨床心理士のかちゆみこさんとアロマインナーチャイルドワークの東海林智子さんは、子どもの不登校と発達課題を乗り越えてきた仲間です。
まだ一般には知られていない家族学のこと、トラウマのこと、心と体のつながりについて、体験談を交えながらお伝えしていきます。
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