14.エピローグ 「やあ、来ていたの」 JR新橋駅近くのいつもの居酒屋に到着した石和…
13.時は動く 「いよいよ明日が本番ですな」 背が高くがっちりした体格の男が背後から…
12.発想 「内容の詳細と予算、それからスケジュールと実施体制、これで貴社の企画書は完…
11.糸口 JR新橋駅からやや離れた場所の路地裏にある、いつもの小さな居酒屋である。 …
10.心の世界 「石和さん・・・・・・」 背後から優しくかけられた女の声で、石和は我に返っ…
9.過去世界 「おじさん、邪魔ばい」 「そうや、邪魔ばい、邪魔ばい」 「ん?」 子…
8.未来世界 「誰?」 背後で女の声がした。と同時に首筋に冷たい感触があった。身体が…
7.上陸 目の前に島が見えていた。船はどんどん島に近づいている。四十年ぶりに見る生ま…
6.準備 (1) 「はぁ~、やっぱり難しいかな」 東京都大田区大森にある自宅マンシ…
5.誘い 「おい、メールを見たか?」 浜松町のオフィスの一室、原澤が血相を変えて石和…
4.過去 「昨日は思いもよらない展開になっちゃったなぁ」 翌朝、少し遅めに目覚めた文…
3.未来 「しかし石和さんが、軍艦島に対してあんな思いだったとは思わなかったな。案外…
2.出会い (1) JR浜松町駅の小さな北改札口を出て左手、目の前の大通りに居並ぶビ…
今は廃墟の聖地である長崎県の孤島で生まれた石和久は、子供の頃の思い出を廃墟マニア達に聞…
10.カメラ目線の猫 ~第三夜~ 三回目の集会、店も座敷も変わらない。前回と違うのは…
7.お風呂は楽しい ~第二夜~ 文木: 「乾ぱ~い。久し振り~」 原澤: 「大袈裟だなぁ…