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今求められる経営について

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会社を経営していて、日々感じること、意識していることを綴ります。
運営しているクリエイター

#ブランド戦略

プレイングマネージャーからマネージャーへ

去年募集をした営業も無事に採用となり新しい体制がスタートしています。とても可能性を秘めたキャリア社員が入社したことにより営業体制はより強化できると思っています。

2023年6月に社長交代を行う予定ですが、それに先立ちこの1年でしっかりと組織と個人の能力を上げていくことが今年の私の課題です。

今までは、私が現場レベルでプレーヤーとして最前線にいましたが、今後は二人の頼りれる営業の更なる育成をしな

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ブランド育成は子育てと同じ

タイトルの事を常に思います。

ブランドでよく見かけるのは、ローンチまで商品作りやブランドのビジュアル、コンセプトを作りをやるものの、その後は新商品や新色を作るばかり。

それではブランドコンセプトから少しずつずれていきブランドらしさを失います。

ブランド育成は子育てと全く同じです。そのブランドの持つ個性、長所、短所を理解して、正しく導いていくことがブランド育成です。

ブランド育成をしないのは

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ATON。というブランドとの出会い

今日は、MaG.合同展示会の3日目。緊急事態延長の影響で地方のバイヤーの来場はほぼないものの、関東のバイヤーを中心に思いのほか良い商談ができた。

NISHIGUCHI KUTSUSHITAはより、雑誌掲載されるし、hakneは素敵な個店さんに出会うことができた。

そんな中、仕事で関わることになったATONというブランドのブランドディレクターの久崎さんと取引先のテキスタイルメーカーが訪ねてくれた

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海外に販路を拡大した理由

海外に販路を拡大した理由

今日は、私たちがなぜ海外展開をするに至ったかを書いてみます。

2017年にNISHIGUCHI KUTSUSHITAを発売して2019年から本格的に海外展開に舵を切りました。

その理由は以下です。

①国内での過剰な取り扱いを避けてブランド価値を維持する。

②海外に販路を拡大することで、長期的な事業のビジョンを描ける。

③自分たちの価値観が世界に通じるか面白い。

①については、国内だけを

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零細企業のあるべき多角化

零細企業のあるべき多角化

私も一、零細企業のプレーヤーなのでえらそうな事は言えませんが、今体験してることを書いてみます。

弊社は西口靴下、hakne、memeriという靴下ブランドを運営する靴下工場です。

2月にmemeriをリリースし、4月末には西口靴下の店舗を始める予定です。

今回は、零細企業が押さえるべき多角化のポイントじゃないかな?と感じることを書きます。

まず、多角化のメリットとデメリット。
メリットは全

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準備と直観を駆使することの重要性。

準備と直観を駆使することの重要性。

昨日、ハドソン川の軌跡という映画を観た。観た人はご存知の通り、離陸後すぐに両エンジンがバードストライクにより飛行不能となり、ハドソン川に奇跡の着水するという話。

映画の最後にサリー機長本人のインタビューがありとても感銘を受けた。

本人は、才能があるというよりは誰よりも飛行機や過去の事故のことを分析し、フライトの際はありとあらゆる事象を想定するそうです。
それが奇跡の入水に繋がったと。

また、

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2053年までの見通し

2053年までの見通し

経営者として重要な資質の一つが、先を見通す能力だと思っています。それは必ずしも正しい必要はなく、今の時点で見えてる未来の解像度を上げていくことです。この習慣をつけていると、1年先は、より明確に解像度が上がったり、新たに起こった変化に対して見通しを修正することができます。

私は、稼業に入ってからいつも口癖のように

「3年後は楽になれる」

と言ってきました。結果的に毎年言ってます(笑)それは、市

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消費者を神格化しても信者化してもいけない。

今日は、ブランドと消費者のあるべき関係性について私なりに感じていることを書きたいと思います。

物がなかった時代は製品力や機能をベースに新製品が大量に投入され便利な世の中になりました。

そして次に来たのはマーケティングの時代。消費者志向という名の下、フォーカスグループインタビュー、デプスインタビュー、浸透調査などを駆使し、消費者をお客様としてお客様が欲しいものをインタラクティブな関係の下届けてい

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