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リラックス効果

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リラックス効果のある化学物質を含むフードを紹介しています。
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低アルコール飲料(2); 主なメリット

低アルコール飲料(2); 主なメリット

低アルコール飲料はアルコールによる肝臓など身体へのダメージがないことが良い点ですが、それ以外にもいくつかメリットがあります。

1 低カロリーでダイエットによい

例えば、ノンアルコールビール100gあたりのカロリーは5kcal、炭水化物は1.2gです。
1缶350mlを飲んだとすると、18kcal、炭水化物4.2gとなり、普通のビールに比べるとカロリーは約8分の1、炭水化物は半分以下に抑えられ

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リラックス効果−日本酒に含まれる化学物質(1)−

うつ状態対策としては、やはりストレスを解消する事が最も重要だと思います。

セロトニン*(興奮を鎮める神経伝達物質)の前駆体・トリプトファンという化学物質が、日本酒には豊富に含まれています。そのため、ストレスを受けても脳の興奮が鎮められ、イライラした気分から解放されやすくなると考えられています。

ちなみに、トリプトファンという化学物質は、必須アミノ酸の1つです。必須アミノ酸というのは、体内で合成

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リラックス効果−日本酒に含まれる化学物質(2)−

リラックス効果−日本酒に含まれる化学物質(2)−

日本酒の中で大吟醸酒や吟醸酒は果実のような香り(吟醸香)が楽しめるために、日本酒ファンに特に人気があります。ファンでなくとも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

吟醸香の主要な成分としては、リンゴのような華やかな香りのカプロン酸エチルという化学物質と、バナナのような芳醇な香りの酢酸イソアミルという化学物質が知られています。

最近、これら吟醸香の成分を嗅ぐことでヒトにもたらされる効果が検

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リラックス効果−お茶に含まれる化学物質(1)−

日本酒にはリラックス効果のある化学物質が含まれているのでストレス解消に有効なのですが、1つだけ問題があります。それは未成年者だけでなく、アルコールを飲めない方にも不向きだということです。
裏技として日本酒を料理に使うという手はあります。アルコールは沸点が水より低いので、高温で煮たり焼いたりする課程で容易に空気中へ飛んでいくからです。

実は、ノンアルコール飲料にもリラックス効果のあるものはいくつか

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リラックス効果−お茶に含まれる化学物質(2)−

リラックス効果−お茶に含まれる化学物質(2)−

お茶に含まれるテアニンという化学物質は、緑茶の旨味を醸し出すアミノ酸の一種です。

ヒトを対象にした実験で、テアニンを摂取した後に、脳内にα派(安定時に見られる脳波で心のリラックス状態を示す)が増加したという結果が複数報告されています。また、テアニンには副交感神経(気分を落ち着ける神経)を活性化する作用もあります。したがって、テアニンを豊富に含む緑茶(玉露、上級煎茶、抹茶)にはリラックス効果が期待

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リラックス効果−お茶に含まれる化学物質(3)−

リラックス効果−お茶に含まれる化学物質(3)−

緑茶にはリラックス効果がありますが、他のお茶にも少し触れておきます。

特に注目したいのは、最近人気のほうじ茶です。ほうじ茶は緑色ではなく褐色ですが、実は緑茶の仲間です。なぜなら、ほうじ茶は緑茶を焙煎して作られるからです。緑茶を煎ることで、ほうじ茶は褐色になっているわけです。

その加熱の工程によって、残念ながら、緑茶に豊富なテアニンはかなり失われてしまいます。しかし、同時にカフェインも大きく減り

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リラックス効果-アミノ酸含有量から見た日本酒

リラックス効果-アミノ酸含有量から見た日本酒

セロトニン*(興奮を鎮める神経伝達物質)の前駆体・トリプトファンという化学物質が、日本酒には豊富に含まれています。トリプトファンはアミノ酸の一つですから、アミノ酸をできるだけ多く含む日本酒ほどリラックス効果が、より期待できます。

日本酒の種類は本醸造酒タイプと純米酒タイプに大きく2つに分かれます。醸造用アルコール(サトウキビなどを原料にした蒸留酒)を添加しているのが本醸造タイプ、添加していないの

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