IsamuKatsuyama

生活化学アドバイザー。博士(化学専攻)。趣味は旨いもの探索。特に鉄道沿線で日本酒、麺類…

IsamuKatsuyama

生活化学アドバイザー。博士(化学専攻)。趣味は旨いもの探索。特に鉄道沿線で日本酒、麺類、あんこ菓子などを味わうのがお気に入り。 主に医食に関わる化学物質を通じて、日常生活における化学の存在を紹介します。長年の化学研究経験に基づいて、健康ライフを楽しむことを目指しています。

マガジン

  • 低アルコール飲料

    低アルコール飲料の種類、メリット、デメリットなどを紹介します。

  • キャッシュレス&投資

  • ウイルス感染症対策

    風邪やコロナなどのウイルス感染症にかかった時に有効な対策を紹介します。

  • リラックス効果

    リラックス効果のある化学物質を含むフードを紹介しています。

  • 苦味の少ないビール

    苦味の少なくて飲みやすい、クラフトビールの選び方を紹介します。 また、安価な一般ビールを使った、飲みやすいビールベースのカクテルを紹介します。

最近の記事

おいしいノンアルコールビール

以前に述べたように、ノンアルコール飲料のデメリットの一つはおいしくないことです。 そこで、ここでは麦芽などの原料にこだわり本物のビールに近い味わいを再現したノンアルコールビールで、実際に飲んでみておいしかった銘柄を紹介します。 【キリン 零ICHI(ゼロイチ)】 キリン独自の「一番搾り(R)製法」を生かし、麦のおいしさをていねいに引き出すことで、ビールに近いコクのある味わいを追求したノンアルコールビールです。原材料比率を一から見直し、ビールならではのすっきりとした後味と飲

    • NISAブームについて(2): 投資まつわる誤解&化学との共通問題

      投資に関して少しだけ補足しておきます。個人的に勉強して得た結論としては「低コストの投資信託に長期分散積立投資するのが王道」という事になります。 投資信託というのは色々な株の詰合せパッケージ商品で、食べ物に例えると色々なおかずの詰合せの幕の内弁当みたいなものです。仮におかずの一つが不味くてもダメージは小さく食事に影響ありません。これに対して個別株は、食べ物に例えると単品おかずの弁当みたいなもので、このおかずが不味いとダメージが大きく食事できない事になります。 多くの日本人が

      • NISAブームについて(1): 投資にまつわる誤解

        新NISAについてですが、政府が盛んに勧めており連日マスコミが報道しているためか、今年になってからNISA&投資ブームみたいになっています。テレビ、雑誌、ネットニュースだけでなく各地でセミナーもいろいろ開催されているようで驚きです。 不運もあって以前に貧困状態になったことをきっかけに、節約、キャッシュレス決済、そして投資の勉強に取り組み、数年前からNISA&投資をはじめている者にとっては、危ういものを感じるので少し雑感を書いてみようと思います。 昔の自分もそうでしたが、一

        • 低アルコール飲料(3); 主なデメリット

          おいしくない 一般のスーパーやコンビニで購入したノンアルコールビールなどの一番のデメリットはおいしくない事ですね。これは、海外と日本での製造方法の違いが深く関係しています。 海外で主流な製造方法は、いわゆる”脱アルコール製法”です。 これは通常通りビールを製造した後に、アルコールのみを抜く方法です。この製造方法であれば、ビール本来の味や香りを残しながらノンアルコールビールを作ることができます。  一方、日本で主流な製造方法は、”最初からアルコールを生成させない製法

        おいしいノンアルコールビール

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        記事

          低アルコール飲料(2); 主なメリット

          低アルコール飲料はアルコールによる肝臓など身体へのダメージがないことが良い点ですが、それ以外にもいくつかメリットがあります。 1 低カロリーでダイエットによい 例えば、ノンアルコールビール100gあたりのカロリーは5kcal、炭水化物は1.2gです。 1缶350mlを飲んだとすると、18kcal、炭水化物4.2gとなり、普通のビールに比べるとカロリーは約8分の1、炭水化物は半分以下に抑えられます。 2 尿酸値が上がらず痛風を避けられる 激痛が走ることで有名な「痛風

          低アルコール飲料(2); 主なメリット

          低アルコール飲料(1); 主な分類と特徴

          近年の健康志向の高まりなどから、低アルコール飲料の人気が上がってきています。例えば、このジャンルの令和4年の市場規模は10年前より4割ほど拡大しているという調査結果があるそうです。参考記事はこちら。 そこで、低アルコール飲料の主な分類と特徴を中心に、一度まとめてみることにしました。 低アルコール飲料の定義は以前はアルコール度数10%未満のお酒を意味していたのですが、最近はアルコール度数1%未満のお酒を意味することが増えてきています。これには主に2つあり、 ①特に0.3~

          低アルコール飲料(1); 主な分類と特徴

          酒カクテル (9); ビール×コーラ

          無印良品でクラフトコーラのシロップを見つけました。シナモンやカルダモンなど9種類のスパイスで作ったみたいです。このコーラの参考記事はこちら クラフトコーラというのは以前にも紹介しましたが、職人の手作り感のあるコーラで、ハーブやスパイス、柑橘類が入っているのが一般のコーラとは違うところです。最近注目を浴びているみたいですが周辺の店で入手が難しいのとやや高価なのが難点です。その点、無印コーラシロップは790円で安価と言えます。 無印コーラのラベルには炭酸水で4倍に希釈して飲む

          酒カクテル (9); ビール×コーラ

          酒カクテル (8); 日本酒×梅ジュース

          梅酒は、一般的には焼酎などで漬けたものが多いですが、最近では日本酒の蔵元から発売されている日本酒ベースのものも一部で市販されています。 日本酒と梅との相性は特によくて、まろやかな味わいをたのしめると評判を呼んでいますが、やや高価でどこでも購入できるというわけではない感じです。 一方、自作するには、日本酒に梅と氷砂糖を漬け込んで数ヵ月間熟成させる必要があるので手間がかかります。 しかし、日本酒と梅ジュースがあれば、簡単に日本酒ベースの梅酒をたのしむことができることがわかりま

          酒カクテル (8); 日本酒×梅ジュース

          酒カクテル (7); ビール×梅酒ドリンク

          甘いカルピスをビールで割ったお酒「ダブルカルチャード」が予想以上に美味しかったので、他の甘いドリンクをビールで割っても美味しいかもしれないと考えました。 甘いドリンクで個人的に好きなのは梅酒なので、これをビールで割ってみたらどうなるのかな?と思いつきました。 一応調べてみると、梅酒のビール割りというのがありました。梅酒:ビール=1:1くらいで混ぜるみたいです。参考記事は⇛こちら しかし、梅酒は意外とアルコール度数が高く(10-15%)、かなり甘いので、このままだと少し飲み

          酒カクテル (7); ビール×梅酒ドリンク

          酒カクテル(6); ビール×ジンジャーエール

          以前に日本酒とジンジャーエールでカクテルを作った時、 ビールとジンジャーエールで作る有名なカクテル「シャンディガフ」というものがあることがわかりました。 「シャンディガフ」は名前の由来は不明ですが、古くからイギリスのパブで親しまれてきたお酒で、ときには短縮して「シャンディ」と呼ばれることもあるみたいです。 「シャンディガフ」のアルコール度数は3~4%ほどで、ビールが苦手な人でもおいしく飲めます。また、使用するジンジャーエールの種類次第で味わいに変化を加えられるのも、魅力

          酒カクテル(6); ビール×ジンジャーエール

          酒カクテル (5); ビール×カルピス

          日本酒とカルピスを混ぜた"カルピシュ(カルピ酒)"及び、これを炭酸水でアレンジしたものが美味しいことがわかりましたので、日本酒の代わりにビールを使ってみたらどうなるのかな?と興味を持ちました。 調べてみると、カルピスをビールで割ったお酒のことは「ダブルカルチャード」という名前で存在していました。2011年にカルピス社員が考案したみたいです。 ちなみに、カルチャード(cultured)とは、「培養」や「養殖」といった意味を表す単語で、酵母発酵のビールと乳酸菌発酵のカルピス、2

          酒カクテル (5); ビール×カルピス

          酒カクテル (4); 日本酒×カルピス

          先に述べたように、日本酒をコーラで割った「サケコークハイ」などが意外と美味しいことがわかりました。それならば、他のソフトドリンクを使ってもいいのではないかと考え、カルピスで割ってみることを思いつきました。 スーパーなどでカルピスは原液で売っているのが多いので、どうやって割るかを一応調べてみることにしました。すると、 日本酒:カルピス原液=4:1ほどで混ぜるのが一般的みたいで、これは通称、"カルピシュ(カルピ酒)"というカクテルらしいです。 参考記事は⇛こちら 甘くて美味

          酒カクテル (4); 日本酒×カルピス

          酒カクテル (3); 日本酒×フローズンコーラ

          以前に日本酒をコーラで割った「サケコークハイ」が美味しいと紹介しましたが、今回はこれのコーラをフローズンコーラに変えてみました。冷たくて夏にぴったりなので紹介します。 フローズンコーラの作り方は、ペットボトルのコーラを冷凍庫に入れて3−4時間たったら取り出してコップに注ぐだけです。 時間が短いとうまく凍らなくて失敗することが多いですが、時間が長すぎるとペットボトルが破裂する危険があるので注意が必要です。 冷凍庫に入れっぱなしで忘れる可能性もあるので、安全のため買ったペット

          酒カクテル (3); 日本酒×フローズンコーラ

          酒カクテル(2); 日本酒×ジンジャーエール

          以前に、日本酒をコーラで割ってみると美味しかったので、「サケ・コークハイ」として紹介しました。 コーラの代わりに、同じ炭酸ドリンクのジンジャエールを使ってみたらどうなるのかと、ふと思い立ったので試してみました。 これも作り方は簡単で、日本酒:ジンジャーエール=1:1ほどで混ぜるだけです。 調べたら、ビールとジンジャーエールで作る有名なカクテル「シャンディガフ」というものがあることがわかりました。ちなみに、ビールとジンジャーエールで作るのだから「ジンジャービア」というので

          酒カクテル(2); 日本酒×ジンジャーエール

          「クラフトコーラのお酒」に含まれるスパイス

          先に紹介した「クラフトコーラのお酒」には六種類のスパイスが含まれています。 しかし、ラベルには内容表示がなく、それらが何なのか気になったので、調べてみました。 その結果、シナモン、ジンジャー、クローブ、カルダモン、コリアンダー、ナツメグの六つだとわかりました。 シナモン 最も有名なスパイスの一つでしょう。甘くエキゾチックな香りのスパイスです。 ジンジャー これも有名なスパイスの一つで、生姜のことです。体を温める効果や消化促進効果などがあります。 クローブ 生薬「丁子(

          「クラフトコーラのお酒」に含まれるスパイス

          「クラフトコーラのお酒」

          「クラフトコーラ」というのを知っているでしょうか。クラフトコーラとは、職人が作る手作りのコーラという意味です。 有名なコカ・コーラなどの画一的なコーラとは違い、つくり手ごとに個性が出てなかなか面白いコーラだと思います。 主な材料はハーブやスパイス、柑橘類で、これらが入っているのが画一的なコーラとは違うところです。 調べてみると、美味しくて健康によいドリンクとして、最近注目を浴びているみたいです。 ネット注文よりも先に、とりあえず近くのスーパーや酒量販店を探してみたものの

          「クラフトコーラのお酒」