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大塚からまちの体温をあげていく

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大塚のまちに恩返ししたいと思い『ぼんご』移転を決めました~対談:右近由美子/『おにぎりぼんご』女将~

大塚のまちに恩返ししたいと思い『ぼんご』移転を決めました~対談:右近由美子/『おにぎりぼんご』女将~

価値ある新しいものを創るのであれば、ひとりより仲間と一緒に挑んだ方が、色んなアイデアやパワーが生まれる――。

僕はそう信じて、東京・大塚のまちを盛り上げようとするとき、様々なクリエイティブな方の力をお借りしながらプロジェクトに取り組んでいます。そんな僕の思いに共感してくれ、今回ご登場いただくのは、大塚で絶大なる人気を誇る、日本で一番有名なおにぎり店「おにぎりぼんご」の女将、右近由美子さんです。

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2022年をもって、<山口不動産>が終わります。~よりカラフルでユニークなまちをつくっていくために~

2022年をもって、<山口不動産>が終わります。~よりカラフルでユニークなまちをつくっていくために~

皆さま、師走のお忙しいなかお過ごしのことと思いますが、このnoteの場をお借りし、皆さまにご報告したいことがあります。

私が代表を務める山口不動産株式会社は、2023年1月より、社名を<株式会社 ironowa>(いろのわ)に変え、新たなスタートを切ることにしました。

この新社名<ironowa>には、「様々な個性やバックグラウンドを持つ人々がまちに集まり、互いに手を取り合い、各自が主体的

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2023年より、新社名<ironowa>(いろのわ)の幕開けです。

2023年より、新社名<ironowa>(いろのわ)の幕開けです。

2023年1月より、社名を<株式会社ironowa>(いろのわ)に変え、新たなスタートを切ることにしました。

この新社名<ironowa>には、
「様々な個性やバックグラウンドを持つ人々がまちに集まり、互いに手を取り合い、各自が主体的になって暮らせるまちをつくりたい」という想いを込めています。

ただ 「ironowaって・・・何?」という感じですよね。。。

はじまりは、大塚駅北口駅前広場の

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新しくなった大塚に、来てみませんか?

新しくなった大塚に、来てみませんか?

「『シムシティ(SimCity)』を、リアルにやってるみたいだね」

うちの会社が取り組んでいる大塚を変革するプロジェクトを、こう喩えてくれた友人がいました。

都市をデザインする人気ゲームに重ねて、自分の仕事を語るのはカッコつけすぎな気もしますが、「大塚のまちを変えたい!」と進めてきたことをある意味では言い得ているかもしれない。

でも。僕らがやろうとしていることは、首長がインフラを整えて、建物

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「祖母との約束」と「うつ」。“幸せそう”と思われる人生を歩んでいた

「祖母との約束」と「うつ」。“幸せそう”と思われる人生を歩んでいた

「大塚に住んでるの? スゲェじゃん!」

こう言われたいという僕の根源的願望からスタートしたのが、大塚のまちを変革するプロジェクト「ironowa ba project(いろのわ・ビーエー・プロジェクト)」です。

JR山手線の停車駅でありながら、お隣の駅である池袋や巣鴨に比べても圧倒的に印象が薄い、大塚というまち。

そんな大塚をイメージごと変えようと立ち上げたironowa ba projec

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「うつ」から社会復帰。居場所を求めて山口不動産へ

「うつ」から社会復帰。居場所を求めて山口不動産へ

世間で幸せとされる「正解」を出し続けていただけだった。

うまくいっている人生だったはずがうつを患い、当時勤めていた監査法人を休職。正解を追い求めて競争に勝ち続けているだけで、「自分はこうしたい・こうありたい」という自らの心に問うことをしてこなかったーー。
そんな、人生で初めて経験した挫折について前回書きました。

今回は、半年休職したあとに復職するも、会社に居場所がなく母方の家業である山口不動産

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「大塚」変革のキーパーソン・Kさんとの出会い~「まちのテーマ」が決まった~

「大塚」変革のキーパーソン・Kさんとの出会い~「まちのテーマ」が決まった~

マイナーな駅の、単なる不動産賃貸会社の1つに甘んじていたくない。

2011年、山口不動産の代表権が祖母から母へ移ったタイミングで取締役に昇格した僕は、そんな気持ちに突き動かされるように、次第に前向きに仕事に臨むようになっていきました(前回)。

そんな中、僕は縁あってブランディングディレクターのKさんと出会います。

この出会いによって「大塚をまちごと変えていこう」と視界が開けました。

今回は

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経営権をめぐる裁判勃発―「大塚」変革プロジェクトに急ブレーキ

経営権をめぐる裁判勃発―「大塚」変革プロジェクトに急ブレーキ

大塚を、まちごと変えていけるのではないかーー。

ブランディングディレクターKさんとの出会いによって、「ba」=「being & association(そこにいれば、つながりを感じる場へ)」というコンセプトが生まれたことは、大塚のまちを加速度的に変えていく契機となりました(前回)。

今回は、実はその裏で起きていた、山口不動産を大きく揺るがした事件について振り返ります。

会社の経営権を巡って親

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「大塚」は、僕の生きる道。起死回生のファイナンス交渉

「大塚」は、僕の生きる道。起死回生のファイナンス交渉

このまちを訪れたら、心がワクワクして、ぽかぽかと体温が上がる。

そんな大塚にするべく、僕たち山口不動産は、まちを変革するプロジェクト「ironowa ba project(いろのわ・ビーエー・プロジェクト)」を進めています。

前回は、僕が覚醒するきっかけとなった親族内訴訟について書きました。今回は、原告側の妨害行為によって引き起こされた、プロジェクトへの融資を巡るトラブルについてです。

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「まちづくり」というマジックワードへの違和感 ~僕が「大塚」で目指すべきもの~

「まちづくり」というマジックワードへの違和感 ~僕が「大塚」で目指すべきもの~

うつをきっかけに山口不動産に入社し、訴訟や融資を巡るトラブルという修羅場を乗り越えた経験が、「主体的に生きる」意味を教えてくれ、僕を目覚めさせてくれたーー。

そんな僕の挫折や変化を、前回(6話)までで書きました。読んでくださった方は、僕の人生と大塚が、深く結びついていることを知っていただけたかと思います。

戦前より大塚に根を張る小さな不動産会社が、想いを持って大塚を変えようとしていることが、少

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「まちづくり」は、ひとりより仲間と共に挑む方がいい。~対談:長谷川裕也/靴磨き職人(前編)~

「まちづくり」は、ひとりより仲間と共に挑む方がいい。~対談:長谷川裕也/靴磨き職人(前編)~

価値ある新しいものを創るのであれば、ひとりより仲間と共に挑んだ方が絶対にいい。仲間がいると思いがけないアイデアやパワーも生まれ、もっと「まちづくり」が面白くなるはず、と僕は信じています。

そんな僕の思いに共感してくれて、大塚のまちをともに盛り上げようと、一肌脱いでくれた仲間がいます。そのひとりを、今回この場を借りて紹介したいと思います。世界一の靴磨き職人・長谷川裕也さんです。

長谷川さんは、著

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「まちづくり」は、ひとりより仲間と共に挑む方がいい。
~対談:長谷川裕也/靴磨き職人(後編)~

「まちづくり」は、ひとりより仲間と共に挑む方がいい。 ~対談:長谷川裕也/靴磨き職人(後編)~

価値ある新しいものを創るのであれば、ひとりより仲間と共に挑んだ方が絶対にいい。仲間がいると思いがけないアイデアやパワーも生まれ、「まちづくり」がもっと面白くなるはず、と僕は信じています。

そんな僕の思いに共感してくれて、ともに大塚のまちの体温をあげようと、一肌脱いでくれた仲間がいます。そのひとりが、世界一の靴磨き職人・長谷川裕也さんです。

後編では、長谷川さんが今ハマっていることから、大塚の「

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絶賛、高騰中!?いま、豊島区に住むべき理由。
消滅可能性都市のピンチはチャンスだった!

絶賛、高騰中!?いま、豊島区に住むべき理由。 消滅可能性都市のピンチはチャンスだった!

山手線の停車駅でありながら、印象が薄いと言われ続けてきた大塚。そんなまちをイメージごと変えていこうと取り組んでいるのが、大塚を変革するプロジェクト「ironowa ba project(いろのわ・ビーエー・プロジェクト)」です。

前回は、このプロジェクトに共感してくれて、靴修理店「MAKE SENSE」を出店してくれている、世界一の靴磨き職人・長谷川裕也さんとお話しました(前編・後編)。変化する

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「先入観を裏切る」マンション経営で、大塚のまちを変える

「先入観を裏切る」マンション経営で、大塚のまちを変える

「コンパクトなまち」大塚だからこそ、互いに顔が見える、体温を感じられるコミュニケーションが生まれる仕組みを作れるのではないか―

前回は、豊島区、そして大塚を「住むまち」として捉えた時の魅力や不動産事情についてお伝えしました。

各駅にも個性と特長があり、面白いエリアとしてこれからより注目度が上がっていくであろう豊島区。そんな豊島区の中から大塚を、「暮らしたいまち」として選んでほしい。

なぜなら

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